ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第99巻-2バスを待つ人々

2007-10-03 23:43:01 | 第096巻~第100巻

■バスを待つ人々(第334話) 発表1991年11月

評価   ★★

依頼人  ドン(シャーリーの父親)

ターゲット シャーリー殺害犯の特定

報酬    不明

今回弾丸発射数       0/ 通算弾丸発射数 1,836

今回殺害人数         0/ 通算殺害人数   4,007

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数    95

<ストーリー>
田舎町のバス停留所。バスを待つ人々が口々にレイプ殺人犯について語る・・・

<この一言>
わかった・・・その犯人の”あぶり出し”は、俺が引き受けよう・・・仕事の話はそれから、という事でどうだ、ドン・・・?

<解説>
田舎町で発生したレイプ殺人事件。被害者「シャーリー」にまつわる面々が、バスを待ちながら、犯人についての推理を語り合う。シャーリーの友人「ハンナ」、容疑者と目される「スタンリー」、スタンリーを追求する新聞記者、東部なまりの男。居合わせたゴルゴは、黙って各々の発言を聞く。

東部なまりの男がレイプ犯であることを告白しようとした刹那、ハンナがシャーリー殺しを告白する。令嬢として扱われるシャーリーと比較され続けたハンナは嫉妬のあまりシャーリーを殺めたのであった。

新聞記者も東部なまりの男もゴルゴが雇った三文役者であった。ゴルゴはシャーリーの父親「ドン」に”仕事”の協力を依頼したが、シャーリーを殺されたばかりのドンは仕事に手がつかない。ドンに動いてもらうため、ゴルゴが犯人の割り出しを買ってでたのである。

ゴルゴが探偵まがいのことをする極めてレアな内容。自身の仕事の遂行のため、一肌脱いだゴルゴ。ドンに語りかけるゴルゴのセリフは、優しさと温かさに溢れており、懐の深さを感じさせる。

ズキューン

ゴルゴ13 (99)巻掲載
ゴルゴ13 (146)巻(最新刊)
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