■ズドロナス・マリヨ(第187話) 発表1981年12月
評価 ★★★★
依頼人 フリーメーソン ヤコブ・マイヤー
ターゲット ローマ法王の拉致者
報酬 $2,000,000
今回弾丸発射数 12/ 通算弾丸発射数 1,188
今回殺害人数 11/ 通算殺害人数 1,301
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 77
<ストーリー>
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が拉致された?民衆の前に現れる法王は替え玉なのか?ゴルゴへの依頼は、法王の拉致者を探し出し抹殺することであった・・・
<この一言>
今後、二度と俺の複製品を創ったら・・・製造者も必ず・・・抹殺する・・・!!
<解説>
ローマ法王ヨハネ・パウロ2世が拉致され軟禁されているとの疑惑を抱いたフリーメーソンは、ゴルゴにパウロ2世の救出と拉致者の殺害を依頼する。民衆の前に姿を現す法王は精巧な整形手術を受けた偽物だという。フリーメーソンはバチカン公会議にゴルゴが出席できるよう5年の歳月をかけ工作した。整形手術により作り上げたゴルゴと瓜二つの神父をバチカンに送り込んでいたのだ。自分とそっくりの神父を見たゴルゴは、激怒、神父を即座に射殺する。
ゴルゴはバチカン公会議に潜入、ローマ法王が提唱する世界宗教大連合構想を妨害せんとするKGBが法王を軟禁していることを突き止める。世界宗教大連合構想が公会議で可決された場合は賛美歌15番を、否決された場合は賛美歌13番をミサで流すことになっていたが、ミサで流れたのは賛美歌13番であった。
本作の見どころは、ゴルゴが自分と瓜二つの「複製品」を殺害するシーン。ゴルゴのセリフは
「今後、二度と俺の複製品を創ったら・・・製造者も必ず・・・抹殺する・・・!!」
と冷静を装っているものの、いつも以上に眉をつり上げ三白眼の度合いが増していることから、ゴルゴが激怒しているのが確認できる。
また、殺害ターゲットをゴルゴに調査してもらうため、報酬を相場の10倍の$2,000,000に設定しているところも面白い。これ以上の報酬が明示されたのは、 第38巻-1『鬼畜の宴』 の$3,000,000だけである。
さらに興味深いのは、ゴルゴの髪型。依頼を受けるシーンでは通常通りの「角刈り」なのだが、神父に扮しているゴルゴの髪にはパーマがかかっている。美容院に行ったのだろうか・・・
ズキューン
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