■フラッシュ・バック(第230話) 発表1985年3月
評価 ★★★★
依頼人 ニューヨーク・ブルックリン64分署ガービー刑事
ターゲット キューバ政府内務省コルテス/ペドロ・ロメロ/ルイス
報酬 不明
今回弾丸発射数 2/ 通算弾丸発射数 1,330
今回殺害人数 8/ 通算殺害人数 1,439
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 79
<ストーリー>
キューバ内務省が黒幕となりアメリカへコカインを輸出。コカインの引き渡し現場で逮捕された「マリオ」の替え玉として「ガービー刑事」が証言した後、マリオの家族が惨殺される・・・
<この一言>
どけ!・・・
<解説>
コカインの売買現場で捕らえられたキューバからの亡命者「マリオ」は、コカイン密売の黒幕がキューバ政府内務省の「コルテス」であることを白状する。64分署「ガービー刑事」は、マリオに委員会での証言を依頼するが、組織の報復を恐れマリオは難色を示す。委員会開催の直前、マリオはコカイン中毒の後遺症により痴呆状態に陥り、ガービーが代わりに証言。マスクを被っているため証言者の身元は判明しないはずが、証言内容から組織はマリオが自白したと考え、マリオの家族を惨殺する。
自身が身代わり証言をしたためにマリオの家族が殺されたと自責の念に駆られたガービーは、押収物のコカインを横流しして依頼金を作り、ゴルゴにコカイン密輸の黒幕コルテスとマリオの家族殺害犯の始末を依頼する。
ゴルゴが仕事を終えたことを確認し、マリオに仇を討ったことを報告に行ったガービーは、コカイン中毒による「フラッシュ・バック」で錯乱状態のマリオにより刺殺されてしまう。
キューバ出身のガービーとマリオを軸とした展開の短編であるが、もの哀しいラストが非常に印象的な作品。ゴルゴが地下鉄構内で三人のキューバ人に絡まれるシーンで、キューバ人の一人が「神風」と記された特攻服を着ているのが可笑しい・・・
ズキューン
ゴルゴ13 (67) 巻掲載
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