■弾道(第240話) 発表1986年1月
評価 ★★
依頼人 なし
ターゲット キャドマス・ケッタリング社長
報酬 なし
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,352
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 1,454
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 82
<ストーリー>
時速70マイル(約112キロ)で走行中の車が400メートル離れた地点から狙撃され、ドライバーが死亡した。ロス市警はゴルゴを容疑者として拘束するが・・・
<この一言>
どうしても俺が殺ったことにしたいのか・・・
<解説>
ロサンゼルスで走行中の車が狙撃されドライバーが死亡した。被害者は会社経営者「キャドマス・ケッタリング」の妻「リンダ」。しかし、ケッタリング夫妻は離婚の調停中であることから、ロス市警はケッタリング氏に疑いを向ける。現場検証の結果、リンダは『時速70マイルで走行中に、400メートル離れた地点から狙撃』されたことが判明する。プロの狙撃手の犯行と睨んだロス市警は、ケッタリングがゴルゴに殺害依頼をしたと読み、ゴルゴを拘束する。3日間完全黙秘を続け、手錠をかけられたまま現場検証に連れて行かれたゴルゴは「どうしても俺が殺ったことにしたいのか・・・」とつぶやき、事件解決のヒントを残して逃走する。ロス市警は、ゴルゴのセリフからケッタリングの偽装工作に気づき、ゴルゴはシロであるとの結論を下す。全てはケッタリングがゴルゴの犯行に見せかけておこなったトリック殺人であったのだが、ゴルゴがケッタリングを許すはずもなく、ケッタリングが眉間を撃ち抜かれてエンディングを迎える。
謎解きの要素は面白いのだが、ゴルゴはあくまで脇役のサイドストーリー。ホテルの部屋に一人でいるときも、スーツを着こなしているゴルゴのダンディズムが渋い・・・
ズキューン
ゴルゴ13 (69) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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