極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

花ぞ昔の香に匂ひける

2018年03月29日 | デジタル革命渦論

 

     
                                       

5 兵 勢

十の力を持つ者をただ十人集めただけでは百の力にしかならないが、これに「いきおいをつ
ければ、二百にも三百にもなるであろう。静を勣に、「形」を「勢」に転化させるに
はどう
すればよいか?

正攻法と奇策の組合せ

たくさんの兵士を、小人数のようによく管理するには、いくつかの部隊に分けることだ。
くさんの兵士を、小人数のように一体となって戦わせるには、指揮系統を確立することだ。
さらに、全軍が敵の出方に対応して絶対不敗の優位を保つのは、変幻自在の戦術あればこそ
である。
石で卵を砕くように、戦えばかならず勝つという戦闘の要諦は、「実」すなわち充
実した戦力をもっ
て「血」すなわち手薄な敵を撃つことに尽きる。

実をもって庖に勝つのが、戦争の常道(正)である。そしてこの常道は、個々の場面に応じ
た縦横の
戦術(奇)となってあらわれなければならぬ。このような変幻自在の戦術は、天地
のように終わりがなく、大河の流れのようにつきることがない。日月のように況してはまた
あらわれ、四季のように去ってはまた訪れる。

音階の基本は、宮・商・角・徴・羽の五つにすぎないが、これをいろいろに組み合わせれば
、数えきれぬ変化が生ずるではないか。色彩の基本は、青・赤・黄・白・黒の五つにすぎな
いが、これをさまざまに組み合わせれば、数えきれぬ変化が生ずるではないか。味の基本は、
辛・酸・(かん)・甘・苦の五つにすぎないが、これをとりどりに組み合わせれば、数え
きれぬ変化が生ずるではないか。同様に、勝敗の帰趨を決定する要囚は「正と「奇」の両者
があるだけだが、その変化は無限である。「正」は「奇」を生み、「奇」はまた「正」とな
り、円環さながらに巡なってつきないのが、奇正の変化なのである。

奇正の変 基本の応用による無限の変化という考え方は、創造の本質をついているといっ
     よかろう。
 


【下の句トレッキング:花ぞ昔の香に匂ひける】

人はいさ 心も知らずふるさとは花ぞ昔の 香(か)ににほひける   紀貫之

あなたは、さあ、心変わりしておられるかどうか分かりませんが、昔なじみのこの里では梅の花が昔
と変わらずによい香りを漂わせて咲いていることだ。

You may have changed your mind for all I know, but the plum blossoms of this village are
blooming with that same heavenly scent of long ago.



       
 なぜ、かまぼこ屋がエネルギーのことを考えたのか  No.26   
     

 ● 対談6 新しい現実をつくる   

『地域の再生エネルギー資源を活かし、地に足のついた経済力を育む』   

  加藤憲一小田原市長 

1964年神奈川県小田原市生まれ。京都大学法学部卒業。経営戦略コンサルティング会社
民間教育団体、農業、漁業、商業ビル企画管理、地域シンクタンク代表などを経て、200
8年5月より小田原市長。小田原の「恵まれた資源を活かし、地に足のついた経済力を育み
たい」とし、市民と事業者と
の意見交換会を行ない、お互いの理解を深めながら、さまざま
な再生可能エネルギーの導入促進事業の立ち上げを目的とし、取り組み全体を小田原市がバ
ックアップする官民協働の組織団体である「小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会」
を立ち上げた。

もっと節電できる

加藤 普通に考えたら明らかですけれどね。ですから、たとえば、ここの空調にしても、電
力を使って劾かすいろんなメカニズムにしても、少なくとも20年ぐらい前まではなかったも
のです。それを思えば、節電の効率とかは格段に上がってますよね。原始時代に戻るとかと
んでもないことがいわれてますけど、2割、3割くらい電力を使わない状況であっても十分
にやっていける。ちょっと我慢すればよいだけです。その代わり生活の工夫をしていく、そ
れも楽しみながらやっていくというなかでクリアできると私は思っています

鈴木 この間、目本の電気の需給の数字を時系列的に見ていたんですね。そうすると、いま
から20年ほど前、1991年か、92年くらいの、バブルがはじけるころですね、あのときか
ら比べると’日本の電気の需要量は3割増えているんです。じゃ、その時代に電気がなくて
困っていたかというと、皆さん、ジュリアナ東京で踊ったり、バブルで浮かれていたわけで
すから、けっして電気が足りなかったということはないわけで、それではなんで電気の使用
量が増えたのかということをもう一度考えてみる必要があ
ると思います。

そういうふうにしていくと市長さんがおっしゃるように、まだまだ電気を含めたエネルギー
の賢い使い方があると思いますし、私どもの工場も去年の夏に15パーセントの節電をしな
さいという義務を負わされたんですが、15パーセントなんていっていないで20パーセン
トとか、25パーセントをやってみようというのでやってみました。そうしたら、ピークの
電力使用量と総電力使用量と両方の目標が見えてきて何とかできたんですね。そこで実感し
たのは、企業ですから電気はコストで、それまでにも「節電、節電」といってきたのに、ま
だまだ甘かった。もっと節電できるなということを感じました。

といっても、中小企業の私たちのような会社はなかなかやりづらい。大企業の場合は社員に
そういう専門のスタッフがいたり、専門の部署とかがあって節電や省エネが進んでいるので
すが、中小企業だとそういうスタッフを置いたり部署を設けたりはできないからやりづらい。
半面、やってこなかったから節電・省エネの余地は大きいわけで、家庭を含めると、皆さん
が知恵を出してやったらI割、2割の節電は割合たやすくできてしまうと思います。

加藤 今度、事業化していく再生可能子年ルギー協議会は3つの柱を掲げていて、メインの
桂が再生可能エネルギーを限りなく自給できるようにする。つまりエネルギーをつくること
ですね。2つ目がエネルギーを賢く使っていく、節電ですね。これは発電とセットでやって
いかなければ意味がない。セットでやっていかないとエネルギーのほんとうの意味での重要
さというのは、なかなか私たちにはわからない。あとで反省して節電するくらいなら最初の
段階でやったほうがほんとうの意味での節電じゃないかという発想で、2割、3割の節電は
可能だと私は思っています。

3つ目が発電と節電の双方を市民が主役になって進めていく。小田原電力に投資するもよし、
参画するもよし、ただ、それで終わててしまうのではなく、暮らしの中で節電していく。飯
田哲也さんは「子不ルギーについての自治力」といっていますが、まったく同感です。食べ
物を自分たちでつくるようにエネルギーも自分たちでつくっていく。食べ物を地産地消する
ように子不ルギーも地産地消する。いのちを支える自分に必要なものは自分の手の届く範囲
で私たちがコントロールできる手段で置いておくというのが、一番よいやり方だと考えてい
ます。

鈴木 いま、市長のいわれたことは、原発事故があって電気が足りなくなったから、地元で
つくるんだという、そういう単純な話ではなくて、地域を構成する要素がいろいろあるなか
で、エネルギーもその1つという考え方で一貫していると理解しました。そうしますと、あ
るべき地域の姿というのが描き出せると思います。

加藤 おっしゃるように、そこは構想がはっきりしていまして、もともと、このあたりは江
戸時代は小田原藩、小田原を含めた神奈川県西部ということで、丹沢、箱根、富士山の地下
水、そして酒匂川という水でつながった水系の地域圈として、ある意味独立していたわけで
すね。結論からいうと、私はこの地域をエネルギーを含めていのちを支えるのに必要なもの
を自給できる地域圈にしていきたいわけです。そういった自給地域圈で日本を構成していく
かたちが一番安全だと私は考えます。

鈴木 たくさんの小さな地域圈がつながっていく、そういうイメージですね。
加藤 そうです。いま、日本の自治体は平成の大合併などのために1700~1800くら
いに数が減っていますが、自治体の境目でとらえるという意味ではなくて、人が生きていく
ために必要な素材をまとめて持っている地域をつくっていく。小田原の場合は酒匂川、箱根
山、丹沢山塊、その周辺に展開する農地とか、なりわい、そういった、人が生きていくうえ
で必要なものをすべてこの地域で持っている。厳密にいうと地域の田圃で人口40万人を養
えるかという問題があるわけですが、気持ちとしてはそういうつもりで、このなかで、いの
ちを支えるのに必要なものは地域のなかで自分たちでしっかりつくっていく。これが持続可
能な社会の一番の根本だと考えます。

小田原の取り組みを「日本再生のさきがけ」にしたい

鈴木 お話をうかがっていますと、そういう食べ物とか、エネルギーとか、いわゆる物質的
なものだけではなくて、自分のふるさとというか、自分のふるさとへの思いとか、そういう
ものを言葉の端々から感じるんですが、そのへんをもう少しくわしくお聞かせ願えますか。

加藤 私は市長になる前から「自主独立、自給自足の経済文化圏」というフレーズを使って
いました。食べ物とか、エネルギーとか、暮らしを支えるものだけではなくて、私たちは自
分たちのマインドであったり、アイデンティティであったり、地域への思い、こういうもの
があって生きてきたわけでして、こういった精神的基盤は自分たちが必要とするだけでなく、
次の世代を育てるうえでなくてはならないものだと思っています。ですから、教育において
も、福祉についても、自給的に自分たちでやっていくんだという思いで私は取り組んでいま
す,

鈴木 ということは、そういったことがよくいわれる持続可能な社会、いのちをつないでい
くふるさと、それらを次の世代につなげていく使命を担った日本人でありたい、そういうこ
とになるのでしょうかね。
加藤 結局、こういう時代になって、国の財政は言うに及ばず地方の財政も逼迫して、硬直
化しています。いわゆる「公」がすべてを単独でやれるという時代は完全に終わっているわ
けです。いろんな課題を前向きに乗り越えていくには、どうしても一人ひとりの国民や市民
が動いていかないといけない。やむにやまれずやるというよりも、もっとプラスの思考で自
分がやって当然のことというマインドがなければ、これまで万人ひとりのなかで眠っていた
力を引き出すことはできないだろうと思いますね。そういう意味でもエネルギーの自給はけ
っしてハードルは低くないので、それを前向きに受けとめて、これまで一人ひとりのなかに
眠っていた力を引き出すのにとても適したテーマだと思います。ハードルが高ければ高いほ
ど乗り越えたときに備わる力は傑出したものになるはずですから。

鈴木 みんなが成長する絶好のきっかけになりますよね。そのなかで地方というか、地域の
問題としてはお金がない、だから何かやるときには国とか、県とかから補助金、交付金をも
らわないとできないという、そういうことがよく見受けられます。たとえば原発の仕組みを
みても、電気料金とか、税金から吸い上げられて何かよくわからないところに使われていく。
地域はお金が欲しいからやりたくないことも引き受けていく。そういうことがあったような
気がするんですよ。

原発が一つの典型かもしれないし、それ以外の関係でも国が上にいて、地方が下にいてとい
うパターンを崩していかないと、市長がおっしやるようにほんとうに地域が自立して元気に
なるときはなかなかこないような気がします。だからといって、国と喧嘩をする必要はあり
ませんが、これからどうしていくかという観点からみて、国と地域の関係はどうあるべきな
んでしょうか。

加藤 ここ最近の政治の局面がまさにそのあたりの問題を露呈しているわけですけれども、
かつて、お上が強かった時代、すなわち封建時代には自治を各藩のお殿様、幕府でいうと将
軍がやって、領民は年貢を納めていたわけですけれども、日本の場合はそういう関係がずう
っと続いてきて、結局、国も地方に対しては上位意識が非常に強く、地方のなかでも役所は
市民に対して上位意識を持つ、そういう構造だったような気がします。 

経済が成長に向かっている時代は号令で動いていけばよいわけですが、いまは完全に遂って
きているので、一昔前の条例や制度や仕組みは破綻していますし、福祉にしてもそうですし、
環境保護でも、課題を解決できるのは地方の現場でしかないんですね。答えを見つけるのも
現場でしかない。と、なると、現場が自分たちで解決するという意識を持って立ちまわって
、そこで得られた解決策を遂に国が統合して共有するシステムを構築して、ボトムアップで
この国の問題を解決する局面をつくり上げていかないといけない。民主党が掲げた地域主権
はまさにそれをやらなければいけなかったと思うんですが、不発でした。

私としてはそういった状況を安閑として見ているわけにはいかないので、自分たちでやれる
課題に果敢に取り組んでいるわけです。ただ、残念ながら自分たちの財源には限りがあるも
のですから、自分たちで積極的に解決策を実践して、「こういうことについてお金を使って
ちょうだいよ」ということを遂に国へ提案して制度をつくっていく。こういう手順で進めな
いと、特に再生可能エネルギーのようなテーマは経済界がこぞって疑問を呈しているだけに、
国も、ともすればまた遠ざかっていくのではと思ってしまいます…….。



鈴木 そうでない経済界もありますよ(笑)。
加藤 確かにそうですが、いっとき脱原発依存といってくれた国が、またぐらつきだしまし
た。それじゃいけないという認識なり現実をわれわれの民意として示さないといけない。国
と地方の関係をすべからく地方から国へという逆の流れにしていく。地域の現場の取り組み
が先にあって政府がつくる制度があとがらついてくるというようにしないと必ず方法を間違
えると思う。借越ながら、そういう思いで小田原の取り組みを「日本再生のさきがけ」にし
たいと思っています。

鈴木 たぶん、市長と同じような思いというか、同じような考えを持っている首長さんが全
国にいらっしゃるわけですね。そういう方たちとうまいところでうまい具合に連携を取って
いくということも必要なのではないでしょうか。それがめぐりめぐって国を動かしていく力
になるように思います。この間も脱原発の首長さんが集まった会議がありましたが、そうい
う連携をきっかけに脱原発以外のテーマにまで幅を広げるという方向も考えられると思いま
す。

加藤 もともと、いろんな取り組・みの切り口に応じて関係する首長が連携するというのは
大事なことだと思うんですが、最近、そういう面では先鋭化しています。たとえばエネルギ
ー問題でいえば、先はどの脱原発を唱える首長会議は、もともと、この分野で活動してきた
湖西市の三上市長とか、国立市の元市長だった上原公子さんとか、何人かの人が中心になっ
てつくりましたけれども、このように同じような思いを持っていらっしゃる首長さんはかな
りいると思います。

私どもは福島第一原発の直接のお膝もとの福島県内の首長さんたちとは比べるべくもありま
せんけれども、同じような痛みをもって参加させていただいています。そして、解決の手段
を市民の方々が考えて動いてくださっておりますので、そういうなかで「脱原発、脱原発」
というだけではなくて、「であるならば、どうすればよいか」という対案をつくる。このこ
とにおいて、われわれは連携しないといけませんし、いい意味で競っていかないといけない。
そういう関係をつくっていきたいと思っています。他の分野、たとえばまちづくりという面
では、最近、よい意味で40代の首長が当たり前になってきましたね。

鈴木 そうですね。神奈川県は多いですね。30代の市長さんも生まれましたしね。
加藤 完全に競い合ってます。いい意味で競い合って、先ほど申し上げた地域の現場からこ
の国の解決策を提示し合っていく。だれかがこうしたらいいんじやないかと言ったら、即、
いただく。組めそうだと思ったら、すぐ組む。そういうことが距離に関係なく頻繁に行なわ
れているんですね。

鈴木 いま、市長の言われた首長さん同士の切磋琢磨、あるいは協力のネットワークという
のは、まさに経済界でエネ経会議が担いたいと思っていることなんですが、そうした観点か
らエネ経会議にアドバイスをお願いします。
加藤 最近、私が懸念しているのは、あれだけ多くの割合で国民アンケートで民意がはっき
り示されているのに、それを認めようとしない人たちがかなりの割合でいるということです。
民意はいのちと親和性のある、将来まったく危険のないエネルギー源を求めているんですよ
。ただ、それにブレーキをかけているのが残念ながら経済界の方々なわけです。エネ経会議
の鈴木さんを目の前にしてもうしわけないのですが、そういわざるを得ないのです。もちろ
ん、エネ経会議の経営者の皆さんは、その方たちと同じ立場でやっておられるし、ちゃんと
民意に沿った主張をしていただいているわけですが、そうでない経済人のほうが圧倒的に多
い。

いのちが危険にさらされているなかでは、経済もなにもないということを私たちは理屈ぬき
に実体験しましたし、多くの市民もまた実際にそう思っているんですね。ところが、この国
の仕組みを変えていくには、どうしても経済が伴っていかないと実現しないわけですから、
まだまだ難しい構造のなかでご苦労があると思いますけど、エネ経会議の皆さんが「脱原発」
の声を上げた意義は大きいと思います。

それだけに粘り強く押していただきたいですね。ほとんどの国民は脱原発を願っているんで
すが、ほんとうにそうなるのかなという思いもあるわけです。そうした思いを乗り越えてい
くためには于不ルギー自給のための方策、なかんずくそれをベースにした経済活動の確立が
求められる。そこがエネ経会議の皆さんのご協力に期待するところです。

鈴木 小さいからというよりも、小さいがゆえにできる利点があると思うんです。市長がお
っしゃるように、たくさんの地域が連なるのと同じように、小さな実践を無数に積み重ねて
いけば、いつしか大きな力になっていくと思います。そういう小さな循環を無数に生み出し
たいですね。
                                  この項つづく                            
                                                 
 

 No.179

 【ソーラータイル篇  :シャープ 単結晶6インチサイズで 20.09 %達成

3月27日、久しく話題から遠ざかっていった同社だが、シャープは、6インチサイズの単
結晶シリコン太陽電池セルにおいて、世界最高の変換効率25.09% を達成したことを公表。
同社
の高効率な太陽電池モジュール「BLACKSOLAR(ブラックソーラー)」のバックコンタク
ト構造(下図)と、単結晶シリコン基板の表面にアモルファスシリコン膜を形成するヘテロ
接合の技術を融合した「ヘテロ接合バックコンタクト構造」により、単結晶シリコン太陽電
池セルの高効率化を実現。この
太陽電池セルは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NE
DO
)が実施するプロジェクト「高性能・高信頼性太陽光発電の発電コスト低減技術開発」の
一環として当社が開発し、電気安全環境研究所(JET)が変換効率を測定。そして、太陽電池
のさらなる高効率化と発電コストの低減に取り組み、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献
して行くとの決意を掲載している。

   Mar. 28, 2018

【原発200基分!ソフトバンクとサウジが21兆円の太陽光発電計画】

3月28日、総額21兆円、世界最大級の太陽光発電事業が明らかになる。日本のソフトバン
クグループが、石油依存からの脱却を目指すサウジアラビアが進める計画に全面的に協力。

ソフトバンクグループの孫正義社長は27日、サウジアラビアのムハンマド皇太子とアメリ
カで会い、世界最大規模の太陽光発電計画を共同で進めることで合意。
ソフトバンクによる
と計画では2030年までに総額2000億ドル、日本円にして21兆円を投じてサウジア
ラビアの各地に太陽光発電所を建設する。
発電能力は合わせて2億キロワット、原子力発電
所およそ200基分に相当する規模になるということです。中東のサウジアラビアは石油に
依存した経済からの脱却を目指して、王位継承者のムハンマド皇太子が構造改革を進めてい
て、今回の太陽光発電の計画もその一環。
ソフトバンクグループとしては、サウジアラビア
の政府系ファンドから出資を受けて設立した10兆円規模のファンドから1000億円余り
を拠出する予定で、国家的なプロジェクトをともに進めることで関係をさらに強固なものに
したい考え。このニュースは世界的にも反響を呼び起こしている。

 Mar. 29, 2018

サウジ皇太子「大胆かつリスクも」

ソフトバンクグループとの間で合意した世界最大級の太陽光発電計画について、サウジアラ
ビアのムハンマド皇太子は、27日、「とても大きな一歩だ。大胆かつリスクもあるが成功
に至ることを期待したい」と述べている。同国々
営通信は、今回の計画を通じて10万人の
雇用を国内に生み出せる伝えており、ムハンマド皇太子が経済改革を加速させる成果とし
て、その意義を強調したいものと見られている。

【温泉の未利用熱で100kW級のバイナリー発電、静岡県】


3月19日、IHIプラント建設は、JXTGグループのJX金属が静岡県下田市に建設した下田温
泉バイナリー発電所向けに、同社として商用第1号機となる100キロワット級バイナリー発電
装置「HEAT INNOVATOR」の引渡しを完了したことを公表(上写真)。
同発電所は、源泉か
ら湧出する110℃の温泉水を熱源として利用し、発電装置で使用される冷却水には井戸水を
用いるなど未利用エネルギーで発電を行う。最大出力は110kW(発電端)で、発電した電力
はJX金属が再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)で全量を売電する。同装置は、
温泉水や地熱の有効利用だけでなく、各種エンジン排熱・排ガス、工業炉・焼却炉・化学プ
ラントなどの産業排熱、バイオマス燃料などの再生可能エネルギー熱源など多様な熱源に対
応する。

また、同装置の作動媒体は電気事業法の小型バイナリー発電の規制緩和対象となる不活性ガ
ス(HFC-245fa)を採用していることや、120~200℃の熱源を対象とした高温機と80~120
の熱源を対象とした低温機の2機種のラインアップをそろえ、熱源に適した機種選定が可能
なことが特長となる。
さらに、発電機本体は摺動部がないオイルフリー磁気軸受を採用し省
メンテナンス性を向上した他、発電装置モジュール内にタービン発電機、作動媒体循環ポン
プ、蒸発器、インバータ、制御盤がコンパクトに配置され省スペース化を図ったとする。同
社では、今後も同製品の温泉水や地熱の有効利用向けとしての採用を中心とした受注拡大に
向けて営業活動に取り組み、再生可能エネルギーの活用による地球環境負荷低減への貢献を
目指す。

 

【ソーラータイル事業篇:テスラ社の最新ルーフトップ型太陽電池導入】

 ステラ社のテクスチャー付ルーフトップ型太陽電池(約2200円/平方フィート×9.8
5キロワット×30年保証)が設置されたことを公表(上写真)。これで、ソーラータイル
の世界普及が始まるか?勿論!

 
【桐から家をつくり森から電気をつくる】

慌ただしさが加速している。そこに、バイオマス燃料化に関する問い合わせの電話が届き、
どのようなものか調べたうえで相談に応じたいとの旨を伝える(非キルン型で二重流動層型
であることがわかる)。明日、バイオマスボイラーの仲間の相談する。そんな中「FFE&KIR
I
総研株式会社」(上図)の存在をネットで知る。長野の業者で桐製品(住宅)販売会社だが
バイオマス発電も行っているが、親戚で檜専門の製材店営んでいることを思いだしちょっと
触手が動いた。それにしても流動層は活性炭の容態吸着除去装置と関わった経験程度しかな
いのだが。

 

 

コメント
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