Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年1月26日(水) 職業インタビュー 

2011-01-26 | ich 私
先日、ご近所の奥さんが訪ねていらした。
中学一年生のお嬢さんが学校のレポートで、職業についてインタビューをしたいという。

海外に興味があるそうで、「作家の仕事」、ということで私に聞いてみよう、となったらしい。

中学生は、子供と言えば子供だが、全くの子供でもない。

かの光源氏は、十二歳で美豆良(みずら)の結い髪から、髪を髷に結い、冠を被り、元服の儀式に臨み、その晩に左大臣の姫君で十六歳の葵上と結婚するのである。(次の本で、芸舞妓の髪型について執筆中。光源氏の例を取り上げた)
男女とも、80代、90代まで元気な現代、そんなに若い頃から事がすすんだのでは、孫、ひ孫、玄孫どころか、どこまで続くのか・・・。

とはいえ、13~14歳ともなれば、いわば、若い人だ。

その頃、私もある大人から、たてまえではなく、感じたこと、思うことについて、率直な人生観をたまたま聞く機会があった。
それは、非常に鮮烈な印象となり、その後の自分に影響があったことは確かだった。


ノルウェーのフィヨルドにて。透明な空気の中、大空を舞う。

若い人に、夢や希望(この歳になっても! 夢にまみれ、希望に突き動かされ?)、日頃思うことを語るのも、もしかして意味があるかもしれないし、若い人が何を考え、何を思うのか知ることは、私も勉強になると思う。

5~6年ほど前にも、親しい友人のお嬢さんが同じ宿題を抱え、やはり、私に話を聞きたいと訪れた。
確か私は、絵画やドイツ語に興味を持ったことや、異文化の中で生活したことや、20代前半の頃一人でふらりとヨーロッパ各国を40日以上も、気の赴くままに、写真を撮りメモをしながら旅した(奇しくも、それは今の仕事だ)ことなどを話したと思う。本人はどう受け取ったかわからないが、その後、海外や英語に興味を持ち、某有名大学に合格し、今年秋から米国へ一年留学して、経営学を学ぶという。意欲と展望を連絡してくれた。
素晴らしいの一言!

若い人が、やりがいをもって、活き活きと将来を語ってくれるのは、本当に嬉しいものだ。こちらも、一緒になって気分が高揚してしまう。

今や入試の真っ只中。その重圧にめげず、
思いのままに、好きなことに没頭し、興味のある勉強をして、楽しく、大きく羽ばたいてね!





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