Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年2月21日(月) 十日町の織物

2011-02-21 | 着物
お祭り過ぎて、今日は十日町の織物について、各所を見せてもらった。

反物を眺めていると、本当にワクワクする。
細部を眺めても、全体を眺めても、近くで見ても、遠くで見ても、
すみずみまで、織った人の心と血が通うようで、生き生きと生きているように美しい!

手機を織る人の姿を見ると、心が和み、優しい気持ちになるのだ。
こういう地道な仕事をする人は、きっと、これから注目されると思う。


雪深い中、静かに、部屋の中・・・。
何かに集中したくなる気持ちがわく。
そこに、機織があったのかもしれない。
(これ以外に様々な要因は考えられるが、
「心情的に」そういう気持ちになるのを感じたのだ。)

ドイツのやはり雪深いエルツ山中。
クリスマスに訪ねた時を思い出した。
TVもない時代、夜暖炉を囲んでに座っていると、
暖炉にくべる木が目の前にある。
「それを彫りたくなるものだ」と、木工細工に携わる職人さんが話してくれた。

冬ごもり。
そういう時の流れを想像して、幸せな気持ちになった。