Kyoko AIHARA's Diary (Writer&Photographer) 相原恭子(作家&写真家)のブログ 

ヨーロッパ紀行、京都花街と着物、ビールとグルメなどをテーマに執筆、撮影、国内・海外での写真展や講演等。今日も良い日!

2011年5月13日(金) 「お座敷遊び」 と講座「マイセン」・「ヨーロッパお菓子紀行」

2011-05-13 | 仕事
昨日は、「カメリアホール(亀戸文化センター)」で、
「ヨーロッパお菓子紀行」三回シリーズの講座、二回目だった。


今日は、「豊洲文化センター」で、
「魅惑のマイセン磁器とアウグスト強王 
~ザクセンの古都トレスでンとマイセンを旅する」
の講座をした。


昨日も今日も、熱心な受講者の方々にお目にかかり、
話す私も、やりがいがあった。


今日は、実は、鄭成功の話もしようと思ったのだが、
割愛した。

鄭成功は、お座敷遊び「とらとら」の、まさに和藤内、その人である。
先日調べたところによると、
鄭成功は、1660年に台湾のオランダ商館を攻略して拠点としたそうな。

折りしも、オランダ東インド会社が、日本の陶磁器を大量に輸出し始めた頃であった。
だから、鄭成功は、日本の磁器をヨーロッパへ輸出し、
広く考えると、アウグスト強王が東洋の白磁に触れ、魅せられて、
ベットガーにマイセンで白磁を発見させることに、
一役かったともいえるわけだ。

これから、「・・・金の鉢巻たすきに和藤内がえんやらや~と、捕らえし獣は・・・」と遊ぶ時、私はマイセン磁器を思い浮かべるだろう。

さて、
昨日は、お料理店を経営していらっしゃる方が、
「召し上がってください」と、パンを焼いてきてくださった。

赤ワイン、クルミ、レーズン入りの、そのパンは、心がこもっていて
味わいも深く、非常に美味だった。
カメリアの担当の方にもおすそ分けし、相原事務所の面々にも、おすそ分けし、
心より、感謝!感謝!感謝!
その方のお料理店が益々繁盛しますように、陰ながらお祈りしているところです。


2011年5月9日(月) 電話とインターホン

2011-05-09 | 仕事

仕事を手伝ってくれているXXさん。

今や仕事の連絡はメールである。急ぎの場合は、直接私の携帯へ連絡が来る。
だから、電話が掛かってくることはまず無いし、彼女が出る機会もないのだが、
何度か、電話に出たそうな。
彼女の話し振りは私とはまったく異なるが、声が似ている。

「はい!OOです」
という声がそっくりで、私の友人は私だと100%信じ込み、
「●です。元気?」と言ったらしい。


すると、営業的な愛想のよさが全くないXXさんは、
「お世話になっております。どちら様でしょうか?」
と冷ややか(?)に答えたらしい。

この口ぶりは異なったものの、先入観から友人は、
「あら、やぁだ。恭子ちゃん、どうしたの?」
・・・


私が留守なので、彼女は何度かインターホンにも出て、
「はい!」と答えると、これまた私だと思われたらしい。
悪気はないが、生まれつき(?)愛想が悪いのを、本人も気にしている。

間違えられても、
「そうなんですよ。声が似てるって言われるんですよ」などと、話題にもできるはずだが、それができないと言う。

「もう、電話やインターホンに出るのは辞めます」と彼女。
それほど深刻な問題とも思えないが、
「そうかもね・・・」と私。

2011年4月29日(金・祝) 大型連休とはいうものの

2011-04-29 | 仕事

大型連休とは言うものの、
昨日はカルチャーセンターで講座をし、
連休中は、仕事の打ち合わせや、それに続く用事があり、
何となく落ち着かない日々である。

昨日の講座「ヨーロッパお菓子紀行」
は、震災の影響で申し込みが減ったそうだが、受講してくださった方々はとても熱心で、こちらも気持ちがよかった。

昨夜は、京都の友人たちが、いち早く「京都花街ふぁっしょん展」を見に行ってくれたそうで、写真や印象をメールしてくれた。

仕事も楽し!
としましょう・・・ね。

2011年4月21日(木) 写真選び

2011-04-21 | 仕事
この2週間以上、写真選びでPCとにらめっこ。
ハンガリーとエストニアの写真展用と、講演会用に、かなりの量の写真を選ぶ。

撮影の日を思い出しては、
「あの時は、ああだった、こうだった・・・」と思い入れが出てしまい、
ついつい、愛着を持ってしまって、悩む時間が増える場合がある。


次の本、
京都花街 ファッションの美と心」
その本の掲載写真も多数になったが、採取的に決めなければならない。
舞妓と芸妓の世界を情緒的に、雅に、本の内容を盛り上げるような(?)写真を入れたいなと思う。

芸舞妓さんを撮る時は、
とにかく、とにかく、「美しく」を私はモットーに。
自分が撮られる身になって、こういう写真は困る、こういう風に撮られたい、という気持ちを大切にしている。


同じ写真でも、大きさにより、位置により、何枚か並べる時は、並べる順序も大切だ。
デザイナーさんや編集の方に、おたのもうします!

GWの「京都花街ふぁっしょん展」の写真には、
花街をご案内する解説もあり、これを監修するには、
短い文章で、間違いなく、わかりやすくできているか・・・
これはかなり、かなり気を遣う作業となった。


芸舞妓さんの顔が写っている写真は、それぞれ、展示してもよいかどうか、
聞いて回る。自前になる前の人たちは、お茶屋さんや屋形さんに聞くのだが、
皆さん、OKしてくださった。

そうそう、東京の文化センターなどのシリーズの講座用にも
写真を早々に選ばなければならない。
私の講演・講座は、必ず、撮影した写真をご覧に入れながらお話しするからだ。

人に選んでもらうわけにもゆかず、
そんなこんなで、ず~と、このところ、
実は、
貧乏閑な無し、休日休暇なし・・・。

2011年3月11日(金) Reiselust 旅好き

2011-03-11 | 仕事
来週からの英国取材で宿泊するホテルのディレクトリーがいくつか届いた。
旅が好きな私は、見知らぬ町のホテルの部屋に、一人で居る時間が非常に心地よい。

『ルレ・エ・シャトー』のページを、パラパラと食事しながら見ていると、
「このベルギーのホテル、泊まったことある。窓を開けたら、朝日が差し込み、木々を照らす光が神々しかった。忘れがたいな~」とか、
「アフリカ・・・、ぜひともサファリに行きたい!闇に光る動物の目・・・」とか、
「オーストラリアの海。地中海とは違うダイナミックさ。来年こそ行きたい」
「サントリーニの月夜。思い出すわ。海に映る月。波頭が輝く瞬間。ああ、旅っていいな~」

想像は尽きない。

だが、まずは、仕事の片付けと旅支度である。

あらら、目の前は散らかった机。


2011年3月10日(木) 写真と記憶

2011-03-10 | 仕事
昨日、ヨーロッパでの某写真展のために、サンプル写真を送った。

英語の「Geisha」以来、海外の出版社や著者から、写真貸出し依頼が時々あり、驚くとともに、「ありがたいことだ」と思う。

もっとも、、その都度の対応に関わる時間を考えると、
利益よりも労力の方が多いのだが。
だが、こういう仕事というのは、
(地道に糸をつむぐのに似ているかなと思う)
どこか遠くで、関心を持ってくれる人が居ることは励みになるし、
後日、律儀に手紙と見本誌を送ってくれたりすると、小さな心のつながりを感じる。

日本では、不思議なことに、読者の多くが(ほとんどが?)
私の本の写真は別の人が撮っているのだと思っている風で、
「XXの写真を借りたいが、カメラマンを紹介してください」
と連絡が来ることもあるから、面白い。


さて、シャッターを切る瞬間は快い。
不思議にも、シャッターの音とともに、そのファインダーで区切られた情景、たとえば人の顔、物の姿が一枚の絵の様に、脳にプリントされてゆくような気がする。

カシャ、カシャ・・・
写真を撮ると、撮らなかった場合に比べて、記憶力が何倍にも高まるように思える。

何年経過しても、写真一枚を見るだけで、
『あの日は**さんと一緒だった。写っていないがその横にはXXがあった、OOさんが居た、その少し後に雨が降ってきた・・・』
などと、糸を手繰るように記憶がスルスルと蘇る。


モノを書くにも、写真一枚が役立つものだ。

日本での写真展用に、この13年間に撮った
京都花街、舞妓さん、芸妓さんの写真をつらつらと眺め、選びながら、写真には写っていない、
様々なことまで思い出した。

さまざまのこと 思い出す 桜かな 芭蕉
には、時期が早いか・・・。

2011年2月3日(木) 居ながらにしてエコノミー症候群

2011-02-03 | 仕事

一週間以上、ず~っと、一歩も外へ出ずに、机に向っていた。
食事の時に離れるだけ。電話で人と話したのが、5回くらいあったか・・・。
という 「お籠もり」 状態。

でも、メールは来たらすぐに返事しないと、次がどんどん来るので、
機を逸すると、
永遠に返事しないことになる。
だから、これはサッサとする。

気分転換にブログを書き、大好きな旅やら、何やらを思い出したりした。

すると、足と脚がどうも重い。
何か、変な感じ。
あっ、これがエコノミー症候群。
居ながらにして飛行機状態。


足首を動かすと徐々によくなった。

静が過ぎたら、次は動。
このあと、カメラ持って飛び回る日がやって来る。


2010年12月20日(月) 1月プレスツアー

2010-12-20 | 仕事
町なかのクリスマス・モードから、ヨーロッパを思い出す数日が続いていた。

すると、英国政府観光庁さんから、1月17日と、3月(日付未定)にプレスツアーがあるとのお誘いお電話。
今回のツアーは、一カ国の参加者は一人に限られているそうで、多数の国の人たちと取材してまわるらしい。それは魅力的! 

「いかがですか?」と言われると、
伊達屋酔としては、ぜひとも参加したい。
もちろん、一月でも、三月でも飛び立ちたい。

ところが、1月末の締め切りがあっては・・・。
11月下旬から取材をはじめたので、まさか1月16日までに仕上げられるとは思えない。

ならば、三月にということになった。
毎回、各国へ声を掛けているようなので、三月にも日本へお誘いがありますように!

2010年12月07日(火) 忙中閑なし 貧乏閑なし

2010-12-07 | 仕事
学生の頃のお茶のお稽古。
12月のことだった。
当時習ったお点前はずいぶん忘れたけれど、
お茶勺の御銘は?・・・というのが印象に残っている。
年末は「忙中閑あり」というのがあった。

師走、12月の慌しい中でも、一息つく心の余裕を・・・という粋な言葉だなと、子供ながらに思った。

忙中閑あり、という心のあり方は、
年末の多忙、年内に仕事やすることを無事に終えて、新たに、
「輝かしい新年を!」
というメリハリが背景にあってこそ、ではないだろうか。

お正月も日常の続きのままに過ぎて行き、行事と日常の間にあったであろうはずの“意識の結界”が薄れてゆく。

年中多忙で、単に忙殺されたまま、歳を重ねるのかしらん。



2010年12月06日(月) 伊達屋酔恭子 の一日

2010-12-06 | 仕事
このブログというか、日記は「恭子の日記」なんて至極真っ当なタイトルになっているのだが、当初、私は「“伊達屋酔恭子"の日記 (Kyoko Dateyasui's Diary)」か、「江戸の三味線屋お恭」にしようかと、真面目に考えていた。

ところが、「エエッ?!それはまた、余りに奇抜じゃないですか」と私のHPをリニューアルしてくださったPC先生がビックリして、HPの制作中、とりあえず「恭子の日記」と入れてくれました。
そして、何となくそのママになっています。