多分今回の写真を建築家さんたちが見ると 「こやつはなんと言う空間を見に行っているんだ??」と思われると思いますが、まあ、そんなことを気にせずに書くことにします。
木曜日・金曜日と久々に東京と横浜へ行ってきました。
東京では、いまホームページでお世話になっている会社へ。たまたま最初の頃のお客さんということで、いろいろアドバイスを頂いたり逆に新しいシステムに対して意見を伝えたりしています。(まあ、半分いちゃもんという奴ですか・・)
ただ、ホームページが無かったら、このように細々とでも営業できなかったわけで、年に一度社長さんや担当さんにお会いして、お礼をいいに言っているのです。
横浜では、一日休みを頂いていろいろ見に行ってきました。
まずは横浜トリエンナーレから。
何じゃこれ?ですよね。 この室内は
はあ~~ですよね。
芸術らしいです。 私には全く価値がわかりません。 好みでもありません。 いいとは全く感じません。(しつこいですね)
けど、芸術らしいです。
住むために作られた空間ではないので、これはこれでありかなとは思います。
ただ、この空間や作品を見にこられる方がいて、支持する方がいるという事実があるということです。
私は好みではなくただ面白いかな程度しか感じなくても、この空間に何かを感じ共感する方がいるということです。
作り手はきっと万人に受けようとは思っていないでしょう。共感される方だけに見てもらい支持されればいいという考え。
そんな関係は、争いが無い平和な関係のように感じます。
我々の業界で考えてみると、みんな似たようなものをつくり、それをお客様に押し付けるために営業という争いを起こしている。この作品がいいということじゃありませんが、作り手とお客様の関係がこんな関係だったらいいなと思えるのです。
さて次は、
船の中の部屋です。
氷川丸という昭和5年に造船された船です。横浜、シアトル間を18日かけて航海していた船の内部です。
装飾など見ると、すげ~なと思うところは沢山あるのですが、一番はこの内装が日本からアメリカまで海の上を移動してしまうという非日常な空間ということです。
また、海の上ですから、穏やかな空間なときやはたまた荒れ狂う空間のときもあるわけで、そんなことを想像するとワクワクしてきます。
こんなのを見ると当然「船の旅がしたい。」と思うわけで早速ネットで検索。・・・・・・・・・・・・こりゃ無理だ。高すぎ、という結果で終わりました。
さて次は久々にここへ。
横浜ラーメン博物館です。
なぜかたまに行きたくなる空間です。日本のこれからという時代の空間で出来上がっていない感がなんか惹かれるのです。
そして最後に
今回泊まったホテルです。
なぜここにしたのかというと、空間じゃなくて高いところが好きだという理由からです。
上から見下ろすとこんな感じです。
上から見ていて感じたのは、沢山の空間がつくられているんだなということと、一生のうちに入れる空間なんて知れたものだし、ましてや作らせて頂ける空間なんか、ほんのちょっぴりなんだなということです。
そう思うとなんか寂しく感じますね。 もっともっと空間を体験したいし 造りたいのですが、時間には限度があるようです。