気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

黒森峰女学園チーム戦車のキット (その一)

2015年03月04日 | ガルパン模型制作記
 私のガルパン戦車キット制作は、最初は大洗女子学園チームの車輛を対象として進めてきました。一年余りを経て大洗女子学園の八チームの戦車が出揃いましたので、対戦校チームのいずれかのチームの車輛にも範囲を広げたくなりました。もともとドイツ軍の戦車、パンターやラングが大好きなこともあり、黒森峰女学園チームの戦車を作りたいと思うまでに時間はかかりませんでした。

 それで、今年2015年に入って最初の作品をティーガーⅠにしましたが、模型仲間から「黒森峰の戦車も作るんだったら、大洗のと同じようにキットの簡単な紹介をやってくれ」と勧められました。そういえば、以前に大洗女子学園チームの戦車キットの紹介をやったなあ、と思い出しました。ならば、黒森峰女学園チームの戦車キットの紹介も必要だな、と考えました。

 私の制作においては、黒森峰女学園チームの戦車キットはだいたいタミヤの製品で作ることにしています。以前にガルパン仲間のN氏にプラッツの公式キットのうちのⅢ号戦車J型とヤークトティーガーを頂いておりましたので、それ以外の戦車キットをタミヤで作ることにしました。モデルカステンのガルパンデカールセットも調達しておきました。
 黒森峰女学園チームの戦車キットは、Ⅲ号戦車J型、ティーガーⅠ、ティーガーⅡ、パンターG型、ラング、ヤークトパンター、ヤークトティーガー、エレファント、マウスの9輌があります。3輌ずつ順に簡単に紹介してみます。


 最初は、Ⅲ号戦車J型のキットです。上図はプラッツの公式キットで、N氏に頂いたのもこれです。リリース当初は制作ガイドに相当の不備があって、ネット上のガルパン情報版などで、ガルパン仕様への制作ポイントや制作ガイドの不備の補完点などが公開されていました。
 私が頂いたキットは、その後に生産された製品であるようで、制作ガイドの不備などが修正されていました。このキットに限らず、プラッツの公式キットの最近の生産品の制作ガイドはほとんど修正版になっているそうです。


 プラッツの公式キットの元になった、ドラゴンのスマートキットです。聞くところによれば、その中身をそのまま踏襲して箱だけをガルパンデザインに変更したのが公式キットだということです。劇中車との相違点も、公式キット修正版ではほぼフォローされているようです。元キットの外見上で目立つ相違点は、予備履帯の有無ぐらいでしょうか。


 Ⅲ号戦車は、タミヤからも製品がリリースされていますが、上図のようにJ型ではなくてL型として製品化されています。公式キットが出る以前は、このキットを使用して改造するという方法が紹介されていました。L型はJ型に増加装甲を追加し主砲を42口径50ミリから60口径50ミリに強化した改良型なので、増加装甲を付けず、主砲を短くすればJ型の姿に作ることが可能です。劇中車に近づけるには、さらに予備履帯などを外すほか、二、三の小改造を施すだけで済みます。
 それで、私も最初はこのタミヤのキットを考えていたのですが、N氏に公式キットを頂いたので、そちらで作ることにしました。


 ティーガーⅠです。劇中では西住まほ隊長の搭乗車となっているほか、一年生当時の西住みほがフラッグ車を任されて搭乗していました。上図はプラッツの公式キットで、発売当初は色々と不評であったようです。主な原因は、劇中車にも見られる重要なパーツであるスモークディスチャージャーや初期型エアクリーナーが入っていない、ということだったようです。


 そこでプラッツは、後になってスモークディスチャージャーのパーツを「グレードアップパーツ」として発売しました。ですが、初期型エアクリーナーのパーツも入っていなければ意味がありません。このために公式キットのティーガーⅠの評価も余計に下がってしまい、一時期は定価6264円の品が980円の超安値で叩き売られていたと聞きました。
 このキットで劇中車を再現する場合は、前述の不足パーツを他キットから転用するほか、操縦席バイザーの上端にある二つの覗き穴を塞ぐ、後部の道具箱のラックを自作するなどの追加工作が必要です。また履帯も特殊な極初期型のタイプに交換しなければなりませんが、パーツの入手が困難です。


 公式キットにスモークディスチャージャーや初期型エアクリーナーのパーツが入っていないというのは、元になった上図のドラゴンのキットがそうであったためです。ティーガーⅠの初期型には、スモークディスチャージャー未装備、後期型エアクリーナー装備の車輛もあり、このドラゴンキットはその車輛を製品化しているからです。


 プラッツの公式キットが出る以前には、上図のタミヤのキットがよく利用されていました。プラッツの公式キットが不評であったため、公式キットよりもタミヤキットの方を買って作るという傾向が強まったと聞きました。
 タミヤからは極初期型、初期型、後期型の3型式がリリースされていますが、劇中車に最も近いのは上図の初期型です。作りやすいので初心者にもおすすめですが、ガルパン仕様にする場合には部品が2個足りません。ティーガーⅠの後部のマフラーの横にある2つのハンドルが、タミヤのキットではパーツ化されていないからです。自作するか、他のキットの余りパーツを転用するしかありません。2つのハンドルのパーツは、プラッツ公式キットの方には入っています。
 また、プラッツのキットと同様に、後部の道具箱のラックの自作、特殊な極初期型タイプの履帯への交換も必要となりますが、履帯パーツの方は入手困難なので、こだわらないのも手です。


 ティーガーⅡです。劇中では逸見エリカの搭乗車として登場します。プラッツから公式キットが発売されていますが、これも余り良い評判を聞きません。理由の一つとして、装備品の一つワイヤーのパーツが無く、別にワイヤーやタコ糸などを調達して作る必要があるそうです。それ以外はそのまま組んでも問題ないと聞きますが、6264円という価格の高さも不評となっているようです。


 プラッツ公式キットの元になっている、ドラゴンのキットです。サイバーホビーのオレンジボックスシリーズの一つです。これの中身からドイツ兵のフィギュア4体を除き、ガルパンデカールとガルパン制作ガイドを入れたものが公式キットです。


 上図はタミヤのキットです。タミヤからはMMシリーズの製品として二種類がリリースされていますが、いずれも中身は同じです。上図はMMシリーズの164番ですが、もう一種類の252番の方にはドイツ軍のオートバイと伝令のフィギュアが追加されています。
 ガルパン劇中車を再現するのであれば、ドイツ軍のオートバイと伝令は不要ですので、MMシリーズの164番の方を選ぶことになるでしょう。劇中車との相違点で目立つところは、ワイヤーの留め具合、溶接痕の有無、砲塔左右前方の履帯の留め方、の三点ぐらいですので、そのまま組んでもいい雰囲気で出来上がるでしょう。 (続く)

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