
上掲のワンシーンは、西住みほが実家に帰ってきて、裏口とみられる小さな戸口の前で躊躇しているとき、犬の散歩から戻った西住まほに声を掛けられる場面です。
これについて、模型サークル仲間のアンドー氏から「元ネタの場所は分かるのか?」と訊かれました。テレビシリーズに出てきた西住みほの実家に関しては、長く奈良に住んでいたために、すぐに奈良国立博物館の仏教美術資料研究センターだと分かりましたが、今回の劇場版での登場建物については、映画館でワンカットを見ただけなので、推定するしか無い、と答えておきました。
「推定でも妄想でもええ。建物の元ネタのイメージだけでもええから教えてくれ」
「イメージですか・・・、それなら、西住の表札がかかってた小さな戸口の構えですが、古民家や下級武士の長屋の裏木戸にあるような通用口の扉ですかね、たぶん」
「うむ。そんな感じだな。元ネタは特定出来るんか?」
「あるかもしれませんけど、特定はちょっと無理ですね。日本の全国各地の古建築に幾らでもあるような、一般的な造りですからね・・・」
「そうか、じゃあ、西住しほに障子越しに声を掛けられて、まほが「学校の友人です」と答えるシーンがあったやろ」
「ありますね」
「あの時出てた大きな建物な、奈良博の資料センターとは別の建物やろ?表門から見る建物の外観じゃなかったように思う」
「私もそう思います。西住邸の裏向きというか、居住空間の方の建物でしょうね。あの部分は奈良博の資料センターには無いので、別の建物をデザインしてくっつけてるみたいですね」
「そうやな。その、別の建物ってのも元ネタがあるんかね?」
「似たような古建築は幾つかイメージが浮かぶんですけど、ピッタリ、ってのは今のところ全然思い浮かばないですね。映画館でワンカットしか見られないから、細部の特徴とかがいまいちよく分からんのです」
「そうか。じゃあ、あれや。まほが犬連れてる場面のあれ(上のワンシーン)は分かる?」
これについては、完全にお手上げです。建物の描写や特徴などから、古い建物群の裏側である事は間違い無く、修景事業を施された建物群に特有の要素が描写されていますので、実在の景色が元ネタになっている、というのはなんとなく分かりますが・・・。
ただ、以前にどこかで見た事あるような風景ではあります。どこだったかな・・・?
なので、実家の建物も長崎(九州)の何処かにある場所なのだろうと思っていましたが、そうではなかったのですね。
捜索範囲が全国となると、特徴のない風景を特定するのは困難ですよね。(^_^;)
ま、それはいいとして、劇場版でみほが帰省する時に乗っていたのは、小型のフェリーではなく、旧日本海軍の装甲巡洋艦「日進」です。
テレビシリーズに登場していた大洗学園艦への連絡船も旧日本海軍の防護巡洋艦「松島」なので、「日進」も大洗学園艦の連絡船かな、と思っていましたが・・・、違うのでしょうかね・・・?
それ以上に、個人的に気になってるのが五十鈴華の実家なんですね。あれも元ネタの建物が実在するんでしょうかね・・・。
ですが、作中でみほ自身が「熊本から転校してきた」と言っているので、熊本在住に間違いないでしょう。
以前、茨城空港がガルパンとコラボしていた印象にひっぱられてしまったようです。(>_<)
鎌倉あたりの個人宅の壁に似ているところが有りました 似ているというイメージだけですがよろしければ
細かな場所など必要でしたらレスいただければ幸いです
ツイッター↓
https://twitter.com/tesra1141/status/1127803503227727874
鎌倉の写真ですが、たぶん荏柄天神社の前から杉本寺前の金沢街道に抜ける路地道だったかと。確かあの辺りは大字が二階堂で、鎌倉幕府御家人二階堂行政の本貫地でしたかね?
個人宅の壁とありますが、かなり立派な邸宅で地割からすると御家人の屋敷クラスの規模ですね。板塀と門を構えていますから相当な邸宅ですね。
西住家の裏口前の画像と比べると大方は似ていますが細部は色々違います。でも基本輪郭は一致するので、細部に段差と傾斜を付けて二次加工した景色かもしれませんね。
ズバリの景色の場所はちょっと思い当りません。
大雑把な返答になってしまいました。ご期待に沿えず申し訳ありません。