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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く36 その8 「カノウヤ撤収作戦です!!」

2020年08月13日 | 大洗巡礼記

 永町より通り町に至り、いつものように鳥孝に行って稲石さん夫婦に挨拶しました。3月の訪問時以来4ヵ月ぶりでした。コロナ感染拡大による緊急事態宣言で大洗もいっぺんに客が来なくなった、こんなことは初めてだ、今後も厳しいだろうね、どうなるんだろうね、等と話していました。

 聞く所によれば、緊急事態宣言が解除されてもしばらくは自粛モードが続いていたそうで、商店街の多くのお店が休業していたそうです。そしてやっと県境をまたぐ移動が可能になって、ようやく客が戻ってきはじめたのに、今度は都民の来訪自粛要請が出たんだよ、どうなってんのかよく分からん、との事でした。
 ですが、都民のガルパンファンの何割かは、来訪自粛要請も無視しているようで、実際に何人かがお店にもやってきたよ、ということでした。

 

 今回の来訪の目的を聞かれましたので、カノウヤ撤退作戦の概要を説明しておきました。

 本来ならば、今回はカノウヤ応援作戦の続きを行なう筈だったのです。しかし、県境をまたぐ移動が可能になった直後に大洗に乗り込んだ有志仲間のSさんより、カノウヤの近況に関して驚くべき情報が入りました。なんと、女将の柴沼さんが入院されるとの事、お店もしばらく休みとなる、それで寄託展示の件も前倒しで撤収してほしいとの意向、等でした。

 そこで、急遽、有志仲間と相談のうえ、カノウヤ応援作戦の寄託展示構築計画は中止ということになりました。既に展示に入れた寄託品は全て回収して持ち主に返却、これから寄託出品する予定であった5人の有志にも中止を伝えて作戦は撤退に切り替える、ということに決まりました。
 それで、今回の訪問までに、撤退作戦の計画を相談して決めました。まずSさんが前週にフィギュアの寄託品を全て回収してくれましたので、今度はAさんのフィギュア寄託品およびNさんと私の戦車プラモ寄託品を全て回収する、という段取りでのぞむことになったわけでした。

 

 カノウヤに着きました。柴沼さんも退院されていて元気な笑顔を見せて下さいましたので、安堵しました。本当に、ホッとしました。入院に至った経緯も初めてお聞きしましたが、その理由が寄託展示計画の中止の理由でもあったのでした。

 実は、最近に大洗を含めた東日本で地震が多発していたそうです。茨城県でもかなりの地震があったそうで、カノウヤ店内の壁や天井に大きな亀裂が生じてしまったのでした。その壁のすぐ下に、応援作戦の寄託展示の陳列ケースがあるため、また地震があって壁が崩落してしまったりしたら、間違いなく陳列ケースに落ちて被害が出る、中の寄託展示品が壊れてしまう可能性がある、ということで、それが柴沼さんの心痛の種になっていたそうです。
 
「もし壁が落ちて寄託品が壊れたりしたらどうしよう、ってねえ、不安ばかりつのってね、夜も寝られなかったりしたのよお」と笑っておられましたが、たぶんそれが過労につながり、入院につながったのだろう、と私は受け止めました。すぐにお詫びしましたが、柴沼さんのほうでは「いえいえ、寄託品が全て無事に持ち主に戻れば、それでいいんですよ。地震で壁が落ちてケースごと壊れたりしないうちに戻さないと、というね、そればっかり思ってたのでねえ、今回やっとそうなるわけで安心しましたよお」と却って上機嫌でした。
 ともあれ、これで寄託品撤収の根本的理由も事情も判明しましたので、亀裂の入った壁や天井を見上げつつ、撤退作戦にとりかかりました。

 

 撤退作戦前の展示ケースです。3月に寄託品を追加して計画の8割ほどにこぎつけた状態のまま、コロナ緊急事態宣言下に至ってずっと保留になっていたものです。
 既にSさんの寄託分のフィギュア群は全て回収を終えており、この時点ではAさんとNさんと私の寄託分が残されていました。別にOさんの寄託缶バッジ群もありましたが、Oさんと連絡が取れないままだったので、これらの取り扱いはOさんに任せておくことにして、柴沼さんにも了解を得ておきました。

 

 なので、今回の私の分担作業は、戦車プラモの回収作業となりました。まずはNさんの寄託分である名寄746小隊の撤収作業から始めました。送付時の箱やケースを保管してありましたので、それらに寄託品を戻すことから始めました。

 

 展示資料や名刺類は元通りにビニール袋におさめました。

 

 名寄746小隊の戦車4輌に乗せていたフィギュアを慎重に外し、元通りに袋におさめました。

 

 ケースから出して天板上に仮展示していた名寄746小隊の戦車4輌です。作業中にも来店客や見学客が数人来ていましたので、最後まで展示して見ていただけるようにと、見やすい位置に並べてありました。北海道名寄市からはるばるやってきたこの4輌は、3月から約4ヵ月ほどの間大洗に居たことになります。撤収作業の最終段階まで、その勇姿は展示ケース上に輝いていました。  (続く)

 


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