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ガルパンの聖地 ・ 大洗を行く33 その20 「カノウヤ応援作戦です!!」

2020年01月20日 | 大洗巡礼記

 あんこう祭のメインであるマリンタワー下本会場ステージでの声優トークショー等が終わった直後の14時、かねて打ち合わせてあったカノウヤ応援作戦の有志たちが続々と店舗内に集まってきました。総勢12名、充分すぎるほどの人数でした。店内が一気に混雑状態になりました。

 上図は、大洗曲松カノウヤの店内での応援作業の様子です。

 

 この日の応援作戦の内容は、店内にずっと未使用のまま置かれていた長大な陳列什器の移動および清掃でした。木造の棚本体が5メートル近い長さをもち重さも300キロ以上はあるとされ、さらに厚みのある強化ガラスがはめ込まれていて解体が出来ない構造になっているものでした。
 この種の什器は、大型店舗やデパートなどで一般的に使われているタイプです。大洗曲松のカノウヤ店舗にはやや大き目の高級陳列棚であったため、人力での運搬がかなわず、店舗開設時にトラックからクレーンで吊降ろして搬入したのだそうです。

 そんな代物が、ここ2、3年は未使用の空棚になっており、お店の女将柴沼さんは当初「廃棄処分したいんだけど、費用も手間もかかり過ぎると思うので、どうにもならない、なんとかならないかな」と、2年前から私たちに相談してきていたのでした。動かすにしても、4、5人ぐらいの人力で動かせるはずはないだろう、ということでしたから、柴沼さんも私たちも半ば諦め半分で雑談のネタにしていたほどです。

 

 ですが、いつまでも放置しておけない、廃棄がダメなら店内で活用するしかない、という結論にまとまり、店舗での販売棚としては不要になっているため、これを移動させて、ガルパンコーナーのメイン展示棚として利用しようという案が3月の海楽フェスタの際にSさんから出されていました。これに女将さんが同意して下さったこともあり、それならば、あんこう祭という大勢の人々が集まってくる機会に人手を集めて一気に移動作業をやるしかない、ということになったわけです。

 当時、カノウヤに最も多くのカルバングッズを缶バッジ中心に持ち込んでいたのがOさんでしたから、作業の基本的構想はOさんか中心になるのかと思われましたが、女将さんに言わせると「缶バッジの事しか考えてないみたい」ということでした。
 そのことは、あんこう祭の前日までに私自身がOさんと同道して色々質問したにもかかわらず、Oさん自身はカノウヤのコーナー全体の青写真すら描いていないようで、どういう展示にするのかといった基本イメージすら明確に話さなかった事にもうかがえました。

 それで、次善の策として、私自身が豊郷でのけいおんコーナー再整備作業に尽力した経験と教訓をふまえ、女将さんやOさんや他の有志の方々と相談して、大体の基本構想をまとめ、あんこう祭当日の作業は長大な陳列什器の移動のみとしました。人数はOさんやSさんが手配して下さったほか、私もKさんやAさんに当日会って応援を依頼しましたので、予想を超える12人が集まり、棚の移動作業が短時間で片付きました。

 ですが、数年間その位置を動いていなかった棚でしたので、動かしてみたら数年分のチリやホコリ、ゴミが表れてきて、そちらの清掃および棚本体の掃除のほうで手間がかかりました。皆で手分けして雑巾や布タオルで水拭きし、乾拭きして陳列棚のガラスもピカピカに仕上げてゆきました。

 

 作業終了後に、応援作戦に参加した有志全員で記念撮影にのぞみました。掛け声は「パンツァー、フォー!」で、御覧のとおりの笑顔、笑顔で写真におさまりました。
 上図の面々が、大洗曲松カノウヤの常連客ともいうべき顔触れで、大洗に行けば必ず一度はカノウヤに立ち寄って美味しいパンなどを購入している、という形です。

 

 続いてもう一枚撮影していただきました。後列左端に私も居ますが、撮影は私のデジカメで行われました。それで、その日のうちに画像をツイッター上に挙げて参加有志の皆様に贈りました。この全員がツイッターをされておられるからです。
 大半は知り合いか顔見知りでしたが、初対面の方もおられたので、ガルパン名刺を渡しておきました。

 

 移動を終えて綺麗に磨き上げられた陳列棚です。御覧のような大きさですが、未使用で空のまま数年放置されていたのでした。大きくてかさばるために廃棄処分もままならず、長らくお店の「荷物」となっていましたが、Oさんの「徳川埋蔵金再発掘」ならぬ「カノウヤガルパンコーナー」の概形を受け継いで発展させる方向でのガルパン新コーナーのメイン展示棚としてこれから生まれ変わります。

 

 展示の基本構想としては、まず女将さんの希望によって、展示品は全て寄託品とする事が決まっています。つまり、ファンが描いた絵や色紙などの二次創作品は対象外となり、従来の寄贈展示品は全て撤去し保管する形になります。

 何故かと言うと、公式品は発売数が周知されているために全対数が把握出来、展示対象の選定や絞り込みが明確に出来ます。
 これに対して非公式品やファンが描いた絵や色紙などの二次創作品は、全対数が膨大にあって、毎日のように増加しますので、展示対象にしてしまうと歯止めがかけにくくなります。既に大洗の多くのお店のガルパンコーナーが増加する寄贈品群の流れに対応しきれなくなって山積みカオス状態になり、展示としての体裁が崩壊しているのが現状です。
 寄贈というのは、単なるモノの押し付けと変わりませんから、お店の側からみると不要かつ迷惑な品々であるケースも少なくない筈です。

 カノウヤのコーナー展示に関しては、寄贈は今後は一切お断りしたい、というのが女将の柴沼さんの以前からの御意見でした。だから、従来からあるOさんの缶バッジ群も公式品のみにとどめられていました。ただし、これらも寄贈品であったため、Oさんに話して寄託品に変更していただいたわけです。つまり、無責任に放置せずに、Oさんの所有品のままとしてきちんと管理メンテナンスもやって下さいよ、ということです。

 次いで、応援有志で相談して、展示品を公式販売品のみとする、缶バッジ、フィギュア、戦車プラモのいわゆる「ガルパン三種の神器」とする、の二つの基調が追加されています。ポスターやタペストリー類は、もとから公式品のみが多く飾られていたため、これらは生かしてゆく方向となります。

 ですが、棚は御覧の通り空でしたので、展示品はこれから有志の皆で相談して少しずつ入れてゆくことになります。

 

 なので、従来より大量に展示陳列されていたOさんの公式缶バッジ群を除けば、上図の数体のフィギュア群のみが、この日の棚内におさまっていた公式品の全てでした。てすが、これらも今後は寄託品として扱いますので、寄贈者をつきとめなければなりません。
 女将さんは「半分ぐらいはAさんからの寄贈だったかねえ」と話していましたが、後日Aさんに問い合わせたところ、上図のフィギュアの半分どころか、ほぼ全部がAさんの寄贈品であることが分かりました。

 そこで、これらのフィギュア群も寄託品に切り替えてもらい、今後はAさんの所有品として管理メンテを行なっていただくことになりました。Aさんによれば、まだ家に沢山のフィギュアがあるので、これから大洗行きのたびに少しずつ持参寄託して展示に加えてくれるとのことです。
 他にSさんやKさんからもフィギュアの寄託を受ける予定が決まりましたが、こうなってくると私自身も何もしないわけにはゆかず、少しは貢献しておかないと駄目だろうと思い、後日の大洗行きにて2体を寄託追加しました。

 展示棚の全体設計イメージでは、フィギュアの最大陳列数は1/7スケール換算で42体となります。これ以上はおさまりませんので、どのフィギュアを入れるかもこれから皆で相談し提案しあうことになります。

 

 ですが、缶バッジ、フィギュア、戦車プラモのいわゆる「ガルパン三種の神器」のうち、戦車プラモが全然ありませんでした。なので、今後は戦車プラモの寄託提供を集めることが課題となりますが、今回のカノウヤ応援作戦に参加下さった12人の有志のなかで、ふだんから戦車プラモデルを作っているのは私だけでした。

 なにしろ、ガルパンファン全体のなかでも戦車プラモの製作者は少数であり、寄託提供が可能な方となればさらに絞られてしまうからです。ツイッター等で呼びかけて寄託を募集するという手もありますが、Nさんには「星野さんがきちんと劇中車を再現してて師団規模で作って持っとられるんだから、星野さんが寄託提供するのが手っ取り早い」と言われました。言われて初めて、なるほど、そういう手があったか、と感心しました。

 ですが、展示棚の割り当てスペースが限られますので、何でもかんでも寄託するわけにはいきません。1/35スケールならばせいぜい最大5輌までぐらいだろう、という基本案はすぐに出ましたが、どの戦車にするかという点はなかなか決まりませんでした。
 それで、Sさんの提案である「いまの大洗のあちこちのお店で展示されていないチーム」に着目してNさんやAさんとも相談しました。ガルパンの各チームで所属車輌のプラモがまとまって展示されている、という点で絞り込むと、大洗女子各園と黒森峰女学園はさくらい食堂、聖グロリアーナ女学院は肴屋本店、サンダース大付属高校は飯岡屋本店やあんばいや、アンツィオ高校は山戸呉服店、プラウダ高校は日野屋豆腐店、継続高校は日野屋石油店、BC自由は浜勘とショップタグチ、というように大体のお店が挙げられます。

 残るは、知波単学園と大学選抜の2チームでした。確かにこの2チームの所属車輌のプラモがまとまっているお店というのは無いようです。しかも「ガルパン三種の神器」の関連性をふまえて缶バッジやフィギュアの公式品もある程度揃っていることが望ましいのであれば、知波単学園がまず候補となるでしょう。

 それで、令和2年1月の2回目の応援作戦の際に、寄託展示する戦車プラモの第一候補は知波単学園でいこうということに決まりました。一番人気の車輌である特二式内火艇カミを、旧海軍パラオ陸戦隊のカミ艇長だった方の教示監修によりフルインテリアとして製作中であるので、それをメイン展示にするのが良い、いや絶対に寄託出品しなさい、と言われてしまいました。

 なにしろ、本物の特二式内火艇カミに艇長として乗って戦った元軍人さんの丁寧かつ緻密な証言教示にもとづく、おそらく世界で唯一の1/35スケールのカミのプラモデルてす。インテリアも細かい証言指導のもとで忠実に再現していますので、これ以上の価値ある展示品はそうそう無いだろう、というのが周囲の意見でした。

 なお、カミ以下の知波単学園チームの寄託が難しい場合は、第二候補として「リボンの武者」のムカデさんチーム連合5輌を寄託出品する、ということも仮決定しました。そのうちの1輌をあんこう祭当日に持参して皆さんに披露していたこともあり、この5輌は既に完成しているので、むしろこちらが出品しやすいかもしれないな、とは思います。
 ともあれ、今後の寄託出品候補については、これから皆で検討してゆきますので、寄託出品の申し出もツイッター等で受け付ける形になってゆくものと思います。

 

 作業後、お店を辞して大洗駅までの道を遠回りして歩きました。すでにきらめき通りも御覧の状態で人影も少ない普段の風景に戻っていました。

 

 永町の駐車場で見かけた、フューエルデザインさんの業務用ワゴン車のラッピングです。最終章第2話の仕様であるようで、マジノ女学院チーム隊長のエクレールさんも居ました。コミック版キャラクターがアニメ本編に登場した事例としては、カルパッチョに次いで2人目です。

 

 西住まほの左には、青師団高校チー隊長のエルが居ます。この人も第3話でもっと出てきてもらいたいですね。

 

 あのコアラ隊長と蕨副隊長です。コアラはともかく、蕨さんにはもっと活躍して見せ場を作っていただきたいですね。今のままじゃ、単なる動物語の通訳に過ぎませんから・・・。

 

 カノウヤさんの前の夜景色です。こんな時間帯まで残っていた有志も居ました。本当にお疲れさまでした。

 

 大洗駅に着きました。

 

 さすがに夜になれば祭の大混雑の雑踏も消えるのですね。あんこう祭の後って、こんなに呆気ないのか、と思ってしまいました。

 

 水戸駅にて、知人U氏と合流、そのままU氏の自宅に泊めていただきました。翌朝は、U氏夫妻が奈良へ旅行に行くので、京都まで同道して新幹線の車内にて楽しく語らいって過ごしました。

 以上で、「ガルパンの聖地・大洗を行く33」のレポートを終わります。

 


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