気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

「ゆるキャン△」の大垣千明

2018年02月09日 | ゆるキャン△

  「ゆるキャン△」の主要キャラクターの一人、大垣千明です。サークル仲間の各務原なでしこや犬山あおいからは「あきちゃん」と呼ばれます。苗字の大垣は、岐阜県大垣市が元ネタです。
 ですが、原作を読む限りでは生まれも育ちも山梨の、梨っ子であるようです。コミックス第16話にて「ほうとう」を料理する場面では、武田信玄をバックに気合を入れていたりします。ノリの良さは、各務原なでしこより上かも・・・?

 

 アニメでは、コミックスの描写よりスマートな姿に現されています。なんか、ガルパンの角谷杏に似てるなあ、と思います。個人的には、原作の丸っこい顔付きのほうがいい感じなんだが、と思います。
 大垣千明に限らず、アニメでは他のキャラクターもみんなスマートになっていますから、原作の特有のコロコロッとした雰囲気が薄れているように思います。作者のあfろ氏の独特の描画タッチから生まれる雰囲気ですから、忠実にアニメ化するのは難しいのかもしれません。

 

 本栖高校の同好会の一つである「野外活動サークル」の部長として、本格的な活動と正式な部への昇格とを目指して色々取り組んでいます。原作でもアニメでも触れられていませんが、おそらく「野外活動サークル」は大垣千明が発起人として立ち上げたのではないかと思います。

 

 なにしろ、大垣千明ほど、活動の指針を明確に持っているキャラクターが居ません。「部室がいくら狭かろうが活動場所は結局「外」だ」、「道具は使ってナンボなんだからさ」、等と、なにげに名言が多いのも持ち味の一つです。
 騒々しくもありますが、けっこう男気のある性格で、あまり付き合いの無かった志摩リンにも、公正かつ客観的なアドバイスをさりげなくしていたりします。最初は大垣を避けていた志摩が、次第に心を開いてゆくのも当然でしょうね・・・。

 

 甘いものが大好きなところは、普通の女子高校生ですね・・・。

 

 「野クル」の活動が実質的にスタートした契機が、各務原なでしこの参入である、という点をよく分かっていて、なでしこに一目置いているところがあります。正式な部への昇格を目指す気持ちよりも、次第に仲間たちとのキャンプ活動の楽しさにだんだんと傾いてゆく心情が、時々見え隠れします。
 風邪で寝込んだなでしこを見舞いに行き、そのまま一緒にクリスマスキャンプの計画を真剣に相談しているシーンなどに、大垣千明の愛すべきキャラがよく表れていると思います。

 

 「野クル」は同好会としての格にとどまって予算も少ないため、大垣千明は酒屋でのアルバイトを始め、少しずつキャンプ用品を揃えていきます。こういう前向きな姿勢も、部長としての責任感からだけではなくて、もともとアウトドア志向が強くてキャンプが大好きだから故のものでしょう。

 上図で注目すべきは、背景画が実写風のタッチで仕上げられている点です。「ゆるキャン△」は、富士山や五湖周辺の景色をはじめ、実在する雄大な風景が数多く登場するため、アニメ風に再現すると、原作の持ち味の一つである「雄大さ」および「透明感」が出せません。
 そこで、写真などをそのまま取り入れるかのような実写風に仕上げることで、雰囲気をよりリアルに感じられるように配慮しています。こういった手法も、日本のアニメ史においてはあまり類例を見ませんので、その意味でも一つの画期をなす作品ではないかな、と思います。

 ちなみに、舞台の酒屋は実在しましたが、残念な事に最近に廃業されたそうです。

 

 大垣千明の「ゆるキャン△」でのポジションは、お笑い担当でもあります。原作でも何度かイケメンになってキザなセリフをはいたり、ノリノリでバカなリアクションを展開していたりしますが、アニメでも忠実に再現されるとは思いませんでした。それだけに笑えます。
 おそらく、原作でのお笑いシーンが、みんなアニメでも観られるのでしょう。笑い上戸の私には、地獄のような笑い続けの苦しみが何度も待ち構えているに違いありません・・・。

 以上、「ゆるキャン△」の大垣千明でした。次は、たぶん「悪魔のささやきやー」のお方になるでしょう・・・。

 


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