気分はガルパン、ゆるキャン△

「パンツァー・リート」の次は「SHINY DAYS」や「ふゆびより」を聴いて元気を貰います

ゆるキャン△の聖地を行く3 その5  浩庵キャンプ場

2018年05月12日 | ゆるキャン△

 浩庵の受付にて、キャンプ場の見学をしたい旨を申し出ると、所要時間を訊ねられました。「ゆるキャン△の巡礼で来ました。5月にキャンプ利用するかもしれませんので、今回は下見です」と応えると、「30分程度でしたら、入場料は結構ですので」との返事でした。

 謝意を伝えてドアを出た際、手入口の脇に上図の薪販売ボックスがあるのに気付きました。入る時には気づかなかったのですが、大きな薪ばかりだなあ、と驚きました。ホームセンターで売ってる薪は割ってあるのが多いですが、値段はもっと安いです。薪割り台を貸す、とあるから、自分で割って使ってくれ、ということだな、と納得しました。しかし鉈はレンタルしていないようなので、持参する必要があるようです。

 というより、鉈はキャンプをする場合の必需品の一つですから、一般のキャンパーはみんな持っている筈です。私自身も二本持っていますが、キャンプよりも中世戦国期の城跡での藪刈りや枝落としの方で大いに役立っていました。
 ですが、だからといって安易に車に積んでいたりすると、刃物ですから銃刀法や軽犯罪法などでひっかかる可能性があります。奈良に住んでいた頃に、近所に警察官の方がおられたので相談に行き、最終的には警察署の窓口に行って色々アドバイスをいただいた思い出があります。
 キャンプで薪割りは分かるが、城跡を回るのになんで鉈が必要なのかと聞かれて説明に困り、近くの城跡へ同行して貰って、草薮や倒木や枯れ竹のひどい場所を案内して、鉈が必要な状況を実感して納得してもらったりしたものです。要するに、正当な理由があれば、鉈の携行に問題は無いということでした。

 アニメでは志摩リンが鉈を携行していて、浩庵キャンプ場にて薪割りをしていますので、それを見て安易に鉈を買って携行する人が居るかもしれませんが、その場合はキャンプ用具と一緒にまとめておいたほうが良いでしょう。
 鉈だけを単独で車内に置いたりすると、職務質問を受けた際には間違いなく銃刀法違反とみなされます。キャンプで使うことが明らかでないので、法律上は「故なく所持している」として違反になってしまうからです。

 

 反対側には、割った薪や枯れ枝も並べて売っていました。私の地元のキャンプ場の近くのホームセンターの値段の倍ぐらいですが、キャンプ場で売っている薪の価格は高いのが一般的です。
 だから、一般のキャンパーは、ホームセンターで大量に買ってストックしておいたりするみたいですが、ホームセンターの他に、山の中にある道の駅でもけっこう薪を安く売っているのを見かけます。

 あと、私の場合は奈良に住んでいた頃に、中世戦国期の城跡へよく行っていた時期があり、現地の地主さんと話をして城跡のタケノコや枯れ枝や倒れ木などを持って行ってくれ、と頼まれた事も少なくありませんでした。それで、どの城跡へ行けば薪に使える木がタダで採れるか、ということも大体知っていました。
 それで、地主さんに許可をいただいたうえで、城跡探索のついでに手頃な薪材を可能な限り採集して持ち帰り、吉野方面でのキャンプの時に焚火で使用する、という繰り返しでした。

 上図のような小さな枯れ枝程度なら、城跡には幾らでも転がっていますから、100本、200本と集めるのも難しくは無かったです。長いので鉈でガンガン切って短くして、用意した段ボール箱に詰め込めば、上図の浩庵の価格で算出すれば一回で3000円ぐらいは確保出来ていたと覚えています。志摩リンのセリフではありませんが、「とりすぎたけど、まあ、よし」状態でしたね・・・。

 

 さて、浩庵キャンプ場へ向かいました。建物の前の道をゆるやかに下りました。

 

 キャンプ場への入り口です。既視感バッチリでした。

 

 アニメでも、ほぼ同じアングルで出ています。入口に懸けられたチェーンを志摩リンがいったん外しています。

 

 実際にも、このようにチェーンが懸けられており、受付での手続きを済ませないと外して入ってはいけないことになっています。そしてアニメでは、夜にトイレで志摩リンと邂逅した各務原なでしこが、逃げる志摩リンを泣きながら追いかけ、このチェーンに足をとられて転んでいます。しかし、怪我も無かったようで、そのまま志摩リンのテント前に座り込んでいましたね・・・。

 

 アニメではあまり感じられませんが、キャンプ場への道はかなり急な下り坂です。走ったりすると、まず止まれないです。

 

 こういう感じで下り坂が続きます。

 

 この道を志摩リンは自転車で駆け抜けてゆくのです。実際に自転車で降りると、絶対にブレーキをかけっぱなしだろうな、と思うぐらいの傾斜ですが・・・。

 

 下り坂を降りきると、広い駐車場に出ます。左手に上図の炊事場があり、その奥が林間テントサイトになっています。炊事場の隣にはトイレもあります。

 

 ところが、劇中では炊事場の隣のトイレの建物が無いのです。上の道路沿いのトイレへ向かわせるための設定でしょうか。

 

 駐車場をまっすぐ抜けると、上図の湖畔への下り坂に進みます。

 

 劇中でも、志摩リンが自転車で駆け抜けています。景色の再現度が素晴らしいです。

 

 パッと視界が開けて、このような、本栖湖畔の緩やかな傾斜面に出ます。左側の景色です。

 

 そして右側には、ボートや小型船の繋止の列がありました。テントは2張しか見えず、つまりは閑散期の広々とした湖畔の景観でありました。

 

 そして正面には、本栖湖の青い湖面の上に聳える富士山の姿がありました。素晴らしい、としか言いようがありませんでした。千円札にも刷り込まれている、この美しき景色を公式キービジュアルにも採用しているのですから、やっぱり「ゆるキャン△」は、日本でも稀にみる、贅沢なアニメだなあ、と思います。 (続く)

 


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1 コメント

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鉈よりもむしろ (黒青)
2018-05-14 22:49:55
場所や状況等にもよりますが自分が調べたところによるとスイスアーミーナイフのような折りたためて携行性の高い刃物の方が違反対象で多い気がします。自分は関東に住んでた頃からリュック背負って東京に行ってましたが憶えてるだけでも秋葉原で3回、新宿で1回職質に遭いましたがさすがに刃物を持ち歩く事はしないため問題にはなりませんでした(今思えば少ない方かも)。公式グッズでもビクトリノックスのコラボモデル(ミディアムタイプ)がありましたが没収されないようあくまでコレクション用にしてそれとは別に自分に合った定番モデルを選んだほうがよい気がします(いろんな注意を払った上で)。ちなみにガルパンでもミニサイズやカードタイプがありましたが、劇中に近いモデルだとガルパンがミディアムタイプ(劇場版にそれらしきものがちらっと)でゆるキャン△はクラシックかブレードレスで出してほしかったですね。特にブレードレスはハサミに加え「栓抜き」もついてますし。
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