木更津で整体、カイロで肩こり、腰痛、スポーツ障害の自然療法の専門家が施術するCCRKです

【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 40 ボランティア 1

2005-06-11 | カイロプラクティック
今週末はANJ(アクティベータネットワーク・ジャパン)のボランティアが忙しい。二つのボランティアがある。

1つは、10、11は高校生の卓球大会。これは8月に千葉県で開催させるインターハイの千葉県予選である。二人の地元(千葉)の先生が治療を休んで参加してくれている。頭が下がる。

この大会は、8月のインターハイにAMJがボランティアで参加活動をする上で参考になるプレボランティアである。重要な大会参加である。二人の実力なら、実行委員会、選手、指導者に納得の行く治療ができる。好評なうちに終了するだろう。

もう1つは、11,12の二日間にわたってマラソンをする、24時間グリーンチャリティーマラソンである。東京・夢の島で行われている大会で、やはりAMJのボランティアが各地から参加する。関西からの先生も参加する。小生も今夜参加する。

AMJのボランティア活動も2001年の空手のアジア大会をはじめ、静岡国体、埼玉国体と積極的に活動し、着実に社会貢献をしている。同じ志を持った人たちが集まり、自分のオフィス以外で社会貢献できるのは、また違った喜びがある。

このような活動は、カイロ業界にも貢献している。例えば、国体参加。このことはカイロ業界においても、日本の公式競技を開催するスポーツ界においても歴史的な出来事である。

体協や高体連などの公的機関では、過去にカイロの団体が正式に入り活動を行ったことはないはずだ。カイロ自体が海のものとも山のものとも理解されていないのが現状である。そのような環境で参加できることは日本のカイロ業界の歴史的に見ても貢献度が大きい。

一人ひとりの小さな力が集結し実行に移せば大きな成果が出る。言葉より実行である。実行しなければ何も起こらない。後は継続のみ。

拳骨



No 39 ボール(ゴム)アレルギー

2005-06-10 | カイロプラクティック
中学3年生の野球のピッチャーが以前からコンディショニングで定期的に通院してAMCTの治療を受けている。中学生野球は軟式ボールを使う。

最近調子はどう? 「身体はそんなに悪くありません。指のイボが割れて痛いんです」見てびっくり。右手中指の先に(爪の生え際)カリフラワーのようなイボが割れて血がにじんでいる。いつからできているの?「だいぶ前」「いつごろから解らない」「気がついたら」と中学生の応えである。日ごろから野球以外に頭の中がないようである。

アレルギーの関与があるか検査をする。やはり、アレルギーの関与があった。お母さんに聞いてもいつからできているかわからない。治療は1年前くらいから皮膚科に行っているようである。検査から小学3年からアレルギー反応があったらしい。

野球はいつからはじめたの?「小学3年生から」一致した。食べ物反応あり。卵、穀物、大豆、ビタミンの反応がある。接触反応が出た。野球に関する道具に反応あり。グラブ、バット、ボール。ボールで反応する。公式ボールには反応なし。軟式ボールに反応あり。ゴムに反応あり。

犯人は見つかり後は治療のみ。ヤンチャな野球小僧。生活指導はままならない。夢は一直線で甲子園。健康な身体で全力で練習をさせてやりたい。

拳骨

No 38 金属アレルギー

2005-06-09 | カイロプラクティック
昨日来た女子中学生の患者は、今年の4月から蕁麻疹が毎日のように出ている。薬を飲んでいるが治らない。今回の治療で2回目である。

1回目はBBFと感情の反応があったので除去する。蕁麻疹を起こすアレルゲンが特定することができなかった。専門医でも検査で特定することができなかった。

昨日の検査で金属まで特定できた。銀で反応した。銀の除去で蕁麻疹がその場で消えた。かゆみも治まり、安堵した。しかし、銀がどのように患者さんとのかかわり(接触、吸引など)方をしてるかは、まだ特定できない。

歯の治療、食べ物、飲み物、接触、環境・・・・反応がない。時期を検査した。出世以後、何歳・・反応がない。出生前で反応が出た。妊娠中に反応が出た。遺伝的要素があるらしい。お母さんに訊ねると「実は私も金属アレルギーです。そのほかにもいろいろ症状があります」

爆弾は見つかったが引きかねになるマッチが見つからない。いずれ再発する可能性は高い。症状を誘発する誘引を見つけて治療をしなければならない。もちろん爆弾の治療を行わなければアレルギーの治療は成立しない。

静岡の某カイロプラクターは「治療は探偵屋さんである」といっていた。まさにそのとおりである。アレルゲンを見つけ出したり、誘引を見つけ出したり、犯人を探し出す作業は探偵作業である。

名探偵シャーロック・ホームズには程遠いが、こつこつ頑張るしかない。

拳骨

No 37 アロマ(吸引アレルギー)

2005-06-08 | カイロプラクティック
CCRKでは、待合室、治療室に気持ちを落ち着かせるためにアロマオイルを焚いて気化させている。いい臭いだ。今日はスペアミントである。さわやかな鼻が通るような爽快な香りである。天気や小生の気分?に合わせてオイルを変えている。患者さんはオフィスに入るなり「う~ん、イイ臭い」が第一声である。患者さんに好評である。

昨日来た患者さんは、喘息とアトピー、花粉症の患者さんでオフィスに入るなり咳き込んでいた。治療室から咳き込んでいる様子がわかり、今日は調子が悪そうだなと思った。

治療順番が来て治療室に入ると「先生、今日はせきが出て調子が悪いようです」今日で2回目である。検査をして前回のBBFの除去確認する。前回のときに、どういう時に症状が一番出ますかの問いに「一日中だから考えたことも無いです」

再度同じ問いに「そういえば、風呂場で掃除をして漂白剤を使ったときに咳き込むみたいです」検査をする。家庭内洗剤、整髪料、風呂掃除洗剤、ハイターなどの揮発性の化学物質に特に反応した。

おやッ! 今日の咳き込みはもしかしてアロマオイルかな? 検査する。やはりそうだった。オフィスに入ったときからの咳き込みはアロマオイルに反応しての発作的は症状であった。すぐに、オイルウォーマーを消し、換気扇とオープンザウインドゥで空気を入れ替えてアレルギーの除去を行うと少し落ちついてきた。うっかりしていた。

この患者さんも香りには満足している。いい香りであってもアレルギー反応が出ている。アロマオイルの何の成分に反応しているか調べなければならない。

患者さんのために良かれと思ってオフィスの環境を整えて、気持ちを落ち着かせるつもりだがあだになったようだ。もちろん喜んでくれる患者さんもいる。考えさせられる。こちらを立てればあちらが立たない。

アロマテラピーという治療法があるが、臭いや吸引アレルギーの患者さんにとっては治療にならず、逆の効果になってしまう。CCRKでは今後、アレルギー治療を優先し「先生、イイ臭いですね」の患者さんには申し訳ないが、アロマオイルは焚かないことにする。

臭い、吸引アレルギーの注意点はNAETの資料に書いてあった。初歩的なミスである。アナフィラキシーであったらと考えるとぞーッとする。

アレルギーを治療する立場の人間が患者さんに害を与えたことは、うっかりしたこととはいえ反省しなければならない。

拳骨

No 36 企業戦士

2005-06-07 | カイロプラクティック
先日紹介した、No33のカニ味噌アレルギーの患者さんが、月曜日に再来院した。腰痛はどうでした? 「いや~最悪でした」「三沢空港について、着陸態勢になったら霧で着陸できず、羽田まで戻りました。その後、乗り換えて青森まで再度いきました」行きだけで2回も飛行機に乗った。いやはや大変な青森行きであったらしい。腰痛を持っていなくても腰痛になりそうだ。

「そんなわけで、腰も少し痛くなった」もちろんゴルフもやらず、おいしい魚介類を目の前にして我慢していたらしい。事情を説明して接待したらいい。

月曜日の治療後は、ほとんど痛みがなく日常生活には大丈夫である。魚介類のアレルギーを検査したら、60%除去できたが40%の残っている。魚介類の除去治療を行った。

これで少し落ち着くと思います。のんびりしてください。「先生、そうのんびりもしていられないんです。明日からまた、博多へ出張なんです。」ええっ! 声が出ない。

小生は企業に勤めたことがない。こんなものなのか。日本人の仕事優先の生活は世界でも有名である。こんな仕事優先の生活を送っていたら、心身ともに不調になるのは当たり前である。本人も気づいているのだろうが、どうしようもない現状に従うしかない。

昨年3万人以上の働き盛りの年代の人が自ら命を絶った。原因は生活苦と仕事の問題らしい。日本社会の反映には多くの犠牲者がいることを忘れてはならない。

博多も魚貝類がおいしいところである。○○さん。魚を食べないで、我慢してください。「はい解りました。出張から帰ったらまたきます。

拳骨

No 35 休日

2005-06-06 | カイロプラクティック
昨日は、久しぶりの休日であった。休診日は日曜、祝日になっているので診療は休みだが、セミナーやボランティアで外に出ることが多い。

昨日の日曜日は、セミナーもボランティアもない全くのオフである。いつもと違う朝のスローな時間。なんだかペースが合わない。朝食もかーちゃんの手抜き?でパン食である。食後、さて…何をしようか迷った。

考えると、やらなければならないことが山ほどある。セミナーノートのまとめ、治療室の模様替え、治療院の案内パンフの制作、ホームページの修正、セミナー資料の制作…考えるげるだけで頭が痛くなる。こんな休日は過ごしたくない。

優先順位から、やはり人のためになることが優先される。8月に行われるAMCTセミナーの資料作から先にやることにした。Track2のスライドはかなりの量になる。8月だから未だ大丈夫だは危険だ。今からこつこつやらないと間に合わない。

いつも思うのだが、セミナーの反省点が生かされていない。事が起こるのは結果であって原因ではない。事の原因は、やはり準備の段階にある。それも、まだ時間がある。その内に…がいけない。期限が近づいてくるとうっかりが多くなり、ミスに気がつかない。そのまま本番で事が起きる。

用意周到、準備万端、こつこつ、いまから、少しずつ・・・

拳骨


No 34 開業

2005-06-04 | カイロプラクティック
先日、小生と同じアクティベータの同僚先生(I先生)が静岡で開業した。I先生は国際基準のカイロプラクティック大学を優秀な成績で卒業(と聞いている。)し、東京のアクティベータの先生のオフィスに勤めていた。

心機一転、地元の静岡に帰り骨を埋めるつもりで真剣勝負にでたのだろう。この御時勢、国際基準の看板を掲げても盛業するとは限らない。そういう国際基準のカイロプラクティック大学を卒業した先生を見ている。苦労しているようだ。

開業するには、資金がかかる。資金を現金で持っている人は少ないだろう。多くは借金をして開業資金に当てる。店舗を借り、医療用のテーブルから内装などなど。百万単位での資金がかかるはずである。

カイロプラクティック大学も金がかかる。学生はバイトをしながら苦学して卒業する。卒業して、さー開業だといっても資金がない。大学から開業までにどのくらいの金がかかっているのか計算したことはないが、かなりの金額であることは間違いない。

しかし、好きで歩き始めた世界である。後戻りは後悔するだろう。何が何でも前進、前進、つまずきながら、迷いながら治療家としての本質を求めて前進することによって、地域に根付いた医療が出きる。患者さんの笑顔を糧として頑張ってもらいたい。

開業は一国一城の主である。殿様であるが、鼻を高くした殿様にはならないように。城(家族)を守り繁栄させ、城下の民(患者さん)を助け、永劫繁栄した城下町を築いてほしい。

いい機会だから、親を含め家族に感謝し自分の過去を振り返ってみるのもいい。小生の愚息はそんなことは考えているのか・・・親の脛はますます細るいっぽうである。

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No 33 カニ味噌と腰痛

2005-06-03 | カイロプラクティック
6月2日朝、いつも来ている患者さんから電話がかかってきた。「今朝になったら腰が痛くて起きられない。朝のうちに治療をしてください。」

この患者さんは5月30日にメンテナンス治療に来ていて特に問題はなかた。神経学的に見てもバランスが取れていて特にギックリ腰をすうような問題はなかった。

ギックリ腰特有の前屈、側屈して膝に手を突いて支えている姿勢で入ってきた。昨晩、何か変わったものを食べなかったですか? 「え~と。そうだカニ味噌を食べた」「カニ味噌を食べらましたが何か問題ですか?」 アレルギーによる腰痛です。「そういえば以前にカニアレルギーで蕁麻疹が出たことがあります」

治療はアクティベータで治療をおこない、ほぼ改善する。少し違和感が残るくらいである。カニアレルギーの治療を行う。治療後は違和感もなくなりほぼ100%近く改善した。「先生、12:30の飛行機で青森(三沢)にゴルフ接待の出張なんですが大丈夫ですか?」

企業戦士という言葉がるが、変わって代理に行ってもらうこともできず、無理を承知でいかなければならない。仕事とはいえ大変である。青森(三沢)は魚介類が旨いとこである。どうも身体つきから食欲に負けそうである。食べないことを祈る。

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No 32 うぬぼれ

2005-06-02 | カイロプラクティック
最近、小生の鼻が高くなっているようだ。エネルギー治療を始めてそこそこ結果が出ている。面白いように症状が改善する。患者さんにとってはいいことである。もちろん患者さんも結果が出ることを信じて治療に来る。

治療の結果を出すには、症状の原因を見つけ出し、治療計画を立て、計画に則って治療をして、結果を出すことが理想である。エネルギー治療は、まだまだ未解決な部分が多く結果が出るメカニズムが小生はよくわからない。解らないなりに治療をしても結果が出る。当たるも八卦当たらないも八卦である。不勉強である。この日記を読んだ患者さんは怒るだろう。

治療に関しては、どの分野の先生も100%治る保障はできないだろう。それだけ確かな治療がないということかもしれない。だが、100%の治癒率を目指して治療を行うことは当たり前のことである。

同業者のHPを見ると、いろいろな症例報告や治療方法を掲載している。その業界の人が見れば、うそか本当かはすぐわかる。また、最近の患者さんも勉強すようになり、現代医学の知識も豊富になってきていえる。しかし、東洋医学やエネルギー治療に関してはまったくといっていいほど知識が不足している。

その不足した知識に追い討ちをかけるように、HPではこんな症状が改善した、こんな治療で治る。多くの宣伝文句が掲載されている。CCRKのHPもその内の1つかも知れない。患者さんはどれを信じていいのか困っている。

一人でも多くの患者さんに利益を還元するには、やはり口コミというのが一番である。患者さんも安心する。

大きなケガを起こす前に、小生も少しばかり高くなった鼻を折らなければならない。反省しきり。

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No 31 絶版

2005-06-01 | カイロプラクティック
先日「こう治す・複合汚染アレルギー」の本を購入した。この本の著者は、河野泉先生で現在、市川市民診療所の所長で日本アレルギー学会の認定医である。

この本を購入するキッカケは、静岡の某カイロプラクティック治療院の先生の紹介である。この本を紹介されたのはずいぶん前である。買いそびれていた。アレルギー治療を志すには多くのヒントが載ってる。特に、臨床の立場で見ると役立つヒントがたくさんある。

内容を簡単に紹介すると、アレルギーの立場で病気を見てみると、アレルギー素因を待たない人はいないらしい。特に、食物アレルギーはいろいろな病気と関与している。喘息やアトピー、花粉症以外にも神経痛、慢性関節リュウマチ、頭痛、精神科に送り込まれる不定愁訴症候群などなど。

NAETの「病気よ、さようなら」も同じように、病気との関わりを示唆することが書かれている。NAETと河野泉先生の治療法は違うが、アレルギーの見方は同じ方向を見ている。アレルギー治療を行うことによって、さまざまな治療ができ患者さんを助けることができる。

この本を買いにいった本屋さんには1冊しか無かった。本屋へ同行してくれたK先生とS先生は、残念ながら購入できなかった。二人ともアレルギー治療をしているので是非購入したい本であったに違いない。

後日、K先生から連絡があり、いくつかの有名な書店やアマゾンで在庫の確認をしたが絶版で無かったらしい。もう手に入らないらしい。最後の1冊を小生一人が購入し申し訳ない気もするが、得した気分にもなった。

拳骨