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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 37 アロマ(吸引アレルギー)

2005-06-08 | カイロプラクティック
CCRKでは、待合室、治療室に気持ちを落ち着かせるためにアロマオイルを焚いて気化させている。いい臭いだ。今日はスペアミントである。さわやかな鼻が通るような爽快な香りである。天気や小生の気分?に合わせてオイルを変えている。患者さんはオフィスに入るなり「う~ん、イイ臭い」が第一声である。患者さんに好評である。

昨日来た患者さんは、喘息とアトピー、花粉症の患者さんでオフィスに入るなり咳き込んでいた。治療室から咳き込んでいる様子がわかり、今日は調子が悪そうだなと思った。

治療順番が来て治療室に入ると「先生、今日はせきが出て調子が悪いようです」今日で2回目である。検査をして前回のBBFの除去確認する。前回のときに、どういう時に症状が一番出ますかの問いに「一日中だから考えたことも無いです」

再度同じ問いに「そういえば、風呂場で掃除をして漂白剤を使ったときに咳き込むみたいです」検査をする。家庭内洗剤、整髪料、風呂掃除洗剤、ハイターなどの揮発性の化学物質に特に反応した。

おやッ! 今日の咳き込みはもしかしてアロマオイルかな? 検査する。やはりそうだった。オフィスに入ったときからの咳き込みはアロマオイルに反応しての発作的は症状であった。すぐに、オイルウォーマーを消し、換気扇とオープンザウインドゥで空気を入れ替えてアレルギーの除去を行うと少し落ちついてきた。うっかりしていた。

この患者さんも香りには満足している。いい香りであってもアレルギー反応が出ている。アロマオイルの何の成分に反応しているか調べなければならない。

患者さんのために良かれと思ってオフィスの環境を整えて、気持ちを落ち着かせるつもりだがあだになったようだ。もちろん喜んでくれる患者さんもいる。考えさせられる。こちらを立てればあちらが立たない。

アロマテラピーという治療法があるが、臭いや吸引アレルギーの患者さんにとっては治療にならず、逆の効果になってしまう。CCRKでは今後、アレルギー治療を優先し「先生、イイ臭いですね」の患者さんには申し訳ないが、アロマオイルは焚かないことにする。

臭い、吸引アレルギーの注意点はNAETの資料に書いてあった。初歩的なミスである。アナフィラキシーであったらと考えるとぞーッとする。

アレルギーを治療する立場の人間が患者さんに害を与えたことは、うっかりしたこととはいえ反省しなければならない。

拳骨

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