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【拳骨日記】カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・Kの日々の臨床現場を通して医療のあり方を診療日記にしました

No 48 首カックン

2005-06-21 | カイロプラクティック
66歳 女性 作業中(首を下に向ける動作)に下を向いていると、首がカックンとなり首を起こせなくなるといって来院する。

症状の表現は難しい。どんな症状か問診してみると、痛みはないが力が抜け「首がカックン」となってしまうとのこと。カックンとなった後は首を起こす(伸展)ことができない。痛くはないが力が入らず起こすことができない。

他の症状は、右手の全体的なシビレ、肩凝り、ふらつきか浮遊感か表現できないがある。喉のつまり感。慢性的なせき。緩慢な動作。2,3年前から各症状は出ていたが昨年から首カックンが出てきた。

専門医でMRI検査をしてC4/C5に変形と椎間関節の狭窄がありそれが原因といわれた。治療は牽引、電気、シップを行っていた。改善なし。

C4/C5の問題は関係なし。説明する。患者さんはそんな説明はどうでもいい。治るか治らないかである。付き添いの娘さんが「先生、治りますか? 治らないんですか?」二者選択を迫られる。

検査の結果、継ぎ足歩行陽性、両足、片足起立陽性、左大脳機能低下、右小脳機能低下、右の前庭機能低下。 娘さんには、検査の結果は病理的なものがないので機能を改善すれば100%は保障できないが改善すると応える。また、喉の問題はアレルギーが関与していることも理解してもらう。

2,3回の治療で肩こり、シビレ、喉の問題は楽になった。5回目で首カックンが改善。治療はアクティベータとカイロ神経学、アレルギー治療である。

今まではカイロ神経学の治療で、はなかなかドラマチックに改善することがなかった(小生の未熟さゆえ)が、今回はカイロ神経学の効果に小生が感動している。臨床でやっと効果を出すことができた。まさに臨床に沿った役立つカイロ神経学である。

高価な医療機器による検査や、最先端な医療機器をそろえた大病院でもいまだにC4/C5の椎間関節が原因であるといっている。確かにそれが原因であるならC4/C5を治療して少しでも結果を出さないと原因である証明ができない。

原因を見つけるための検査である。高価な医療機器がなくても基本に忠実に、患者さんと真摯に向き合い検査を行えば必ず原因が究明できる。

拳骨