言語道断 橋下の強権支配を教育分野にも及ぼすための教育基本条例案

ドイツの文豪、ヘルマン・ヘッセはひとときも同じ姿をとどめない雲をこよなく愛したといわれます。私も万世中の駅伝部時代、寝転がって流れゆく雲を眺めるのが好きでした。

【今日の動き】
　午前中、障がい者の雇用についてヒヤリングを予定していたのですが、一緒に予定していた方の家に空き巣が入ったことが分かり延期になりました。

　市民相談の件に関して当該地区の自治会長から情報提供あり。脱原発のぼりの発送。昨夜から奥歯に痛みがあり、かかりつけの歯科医で受診、当面の痛み止めの薬をもらい、様子を見守ることに。これからはどこもお盆休みで、穏やかに経過するよう祈るばかりです。

【今日の気になるニュース】

橋下維新の基本条例案が判明 「教育に政治関与」明記（共同通信）

　橋下徹大阪府知事が代表の「大阪維新の会」が府議会に提出する方針の「教育基本条例案」など２条例案の原案全文が判明、「教育行政に対する政治の関与」を打ち出し、首長に強い権限を与える規定を設けていることが９日分かった。教育基本条例案前文で「あまりに政治が遠ざけられ、教育に民意が十分反映されない不均衡な役割分担を改善」する必要性を強調。政治主導で教育現場の管理強化を図る狙いがあるとみられる。

　これより詳しい内容が毎日新聞の夕刊に出ていましたが、ひどい内容です。「教育に民意が十分反映されない」と橋下知事は言いますが、この民意とは一般的な民意ではなく「選挙で当選した橋下本人の意向」であることははっきりしています。自分の気に入らないものはすべて排除したいだけのこと。

　現在の教育委員会のありようについては私もいろいろ言いたいことはあります。しかし今の制度は、①「教育は国家百年の大計」であること、②戦前の国家神道が教育まで席巻し戦争推進の役割を担わせたとの反省から、ときどきの政治状況に左右されないで中立を保つべきだとしてでき上ったものです。
　このことはきちんと歴史に学ばなければなりません。

　橋下は恫喝で教育を支配したいのでしょうが、程度の低い大阪維新の会の議員を私兵として用い、教職員の統制、府立高校の統廃合を条例として定めるなど、言語道断としかいいようのないものです。

以下の歌は「あきらめない」という歌。とても軽快で、訳も気に入っています。日本だけでなく世界に広まってほしい歌です

HK & Les Saltimbanks "On lâche rien" (Japanese subtitles)

≪被爆地福島の今を伝える地元紙など≫
福島民報　　福島民友新聞　　いわき民報

≪これまでの福島原発関連情報≫
◆今日も拡がる福島原発放射能汚染 さて大阪は ドイツ 気象局
◆全国の放射能（水道、雨の放射能）濃度一覧
◆山下ＨＰ反核・反原発サイト、放射能情報公開、反原発の歌

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