ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

青森・秋田県の旅(1)

2007年06月22日 | 旅行
 朝5時に出立し、ひたすらに東北自動車道を北上した。途中、朝食休憩を取っただけで、走り続けた。そして、650kmほど走って、青森県の八戸インターで下りたのが、12時半だった。
 その後、蕪島(青森県八戸市)へと向かい、産卵中のウミネコの写真を撮ったんだけど、ものすごい数いて、びっくりした。島全体がウミネコで覆われているといった感じなんだ。 
 ここは、1922年(大正11)3月に国の天然記念物に指定されている。ウミネコは、2月頃から飛来しはじめ、3月には巣づくりが始まるそうだ。4月下旬から5月にかけて産卵、5月中旬には雛がかえり、7月下旬には成長した幼鳥が島を去るということが、毎年繰り返されているという。
 この島は、1942年(昭和17)から翌年にかけて、旧日本海軍により埋め立て工事が行われ、現在では陸続きになっているが、以前は孤島だった。毎年春になると、面積約1.8ha余の島に、3万~4万羽近くのウミネコが営巣のために訪れるので、市民からは春の訪れを告げる鳥として親しまれているとのことで、八戸市の鳥にも指定されている。
 蕪島一面に生息し、空を乱舞する様は、なかなかみごとなものだ。ウミネコは、くちばしの先端に黒と赤の斑点があり、脚が黄色く、尾に黒い帯があるのが特徴で、“ミャーオ、ミャーオ”と猫のような声で鳴く。蕪島のウミネコは、人なつっこいのか、人間が近づいても逃げない。平気な様子で歩いたり、とまったりしているのだ。とにかく一面が、ウミネコの営巣地となっていて、おびただしい数なのだ。島の上を乱舞する様は勇壮で、カメラで追いかけて何回もシャッターを切った。
 
蕪島神社とウミネコ

 その後、鮫角灯台まで至って、写真を撮ったんだけど、白亜のきれいな灯台で、牧場の隅に建っていた。灯台周辺は、あまり見晴らしが良くないが、北方向には、太平洋を望み、東方向には、葦毛崎の海岸線を見ることが出来る。隣接して、サラブレットの生産場として有名なタイヘイ牧場がある。今まで多くの名馬を輩出してきたそうで、広い牧場には、何頭かのサラブレッドが草をはんでいた。
 
 タイヘイ牧場と鮫角灯台

 それからは、十和田観光電鉄の沿線へ行って、鉄道の写真を撮ったんだけど、ほんとうにローカルな線で、気に入った。
 撮影後は、十和田湖方面へと向かい。今日の宿、蔦温泉旅館へと入った。ここの温泉は、男女入れ替え制の「久安の湯」と男女別の「泉響の湯」と2つの浴室があり、とてもすばらしくって、堪能したよ。
 夕食は部屋に運ばれてきて、地鶏鍋、カボチャグラタン、虹鱒塩焼、刺身(虹鱒、ホタテ他)、ナラタケ、ハナワサビ、デザート(すいか)等が並べられたが、なかなか豪華で、お酒も冷やで2合注文して、美味しく食事を終えた。
 食後は、横になって、テレビを見たり、明日のコースを考えたりしていたんだけど、うとうとしてきたので、早めに寝てしまった。
続く


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