ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

青森・秋田県の旅(2)

2007年06月23日 | 旅行
 朝早起きして、大町桂月の墓に行ってから、蔦温泉周辺の沼めぐりをした。遊歩道があるんだけど、森林に包まれ、とても爽やかで、良かったよ。一周1時間くらいかかったけど、蔦沼、鏡沼、月沼、長沼、菅沼、ひょうたん沼と巡って、写真を撮って行き、いい散策になった。
 戻ってきてから、「泉響の湯」に入ったんだけど、散策の汗と疲れが取れていくような、とてもいい湯だった。浴後、7時半前から、朝食を食べて、8時過ぎに出立した。
 まず、おいらせ渓流に沿って走ったんだけど、すばらしい景色なんだ。石ヶ戸という所で、車を駐めて、渓流の写真をたくさん撮った。
 その後、十和田湖の子の口へと至った。ここは、十和田湖の東部、奥入瀬川の流出口にあたり、奥入瀬渓流を散策する出発点ともなっている。湖岸には、遊覧船の発着場があり、御倉半島がよく見え、いろいろな角度からシャッターを切った。
 
 奥入瀬川の流出口と十和田湖遊覧船

 撮影後、国道102号線を西へ走って、御鼻部山展望台の駐車場に車を入れた。脇にコンクリート製の展望台が建ち、三大展望地(発荷峠、瞰湖台、御鼻部山)の中でも最も高い場所(標高1,011m)に位置して、晴れていれば、湖の形がくっきりと見えるそうだが、ちょっと霞んでいたのが残念だった。正面に御倉、中山の両半島を望み、その中間に中湖を望むすばらしいパノラマだ。天気の良いときは、津軽富士(岩木山)まで望めるとのことだ。
 
 御鼻部山展望台とその眺望

 次に、少し走って、滝ノ沢展望台から十和田湖の写真を撮ったんだけど、国道102号線と国道454号線との分岐点となる滝ノ沢峠に、2階建てのコンクリート製展望台があった。十和田湖北西部の高台にあたり、美しい眺めだが、視界がやや限定されているのが残念だ。 ここから、弘前方面への下りは、ブナの樹海を抜けて行くコースとなるが、大鰐温泉目指して、下っていった。そして、大鰐駅からは、弘南鉄道沿いに走って、鉄道写真を撮っていった。
 弘前市内に入って、弘前城跡へ行き、文学館を見学後、昼食に天ぷら蕎麦を食べたんだ。
 食後は、弘前城跡を散策したんだけど、建物はそれほど大きなものではないが、一の丸、二の丸、三の丸のほぼ全域が公園として残されているのが特徴だ。春になると桜の花が咲き誇り、素晴らしいとのこと。
 ここは、関東以北では、唯一の現存天守閣のある城跡として知られている。現存の三層天守は、1611年(文化7)に本丸辰巳櫓を移築、改修したもので、御三階櫓と称された。本来は1611年(慶長16)、津軽信枚公が完成させた5層天守が聳えていたのだが、2代信牧公のとき1627年(寛永4)の落雷で焼失した。現存天守閣の特徴は、見る方向によって姿が異なり、二の丸から見える東面、南面にだけ千鳥破風を飾り、本丸から見える北面、西面は銅扉の連窓としていることだ。
 また、城跡には他に3基の櫓と大手門はじめ5棟の櫓門が残り、国の重要文化財に指定されているし、石垣、土塁、堀なども残っていて、往時の状況を彷彿とさせる城跡だった。
 
 弘前城天守閣

 その後は、北へ向かい、五所川原市内へ至ってからは、津軽鉄道の写真を撮った。
 それから、金木町へと向かい、太宰治の「斜陽館」を見学してから、金木駅にも立ち寄り、写真を撮って、今日の宿、日景温泉へと向かっていった。
 夕食は、1階の食堂で食べたんだけど、テーブルには、きりたんぽ鍋、アユ塩焼、鯉のアライ、山菜、漬物、デザートなどが並べられ、お酒も冷やで2合徳利を頼んで、美味しく飲みかつ食べた。
 食後は、部屋に戻ったんだけど、テレビがなかったので、横になって明日のコースを考えていたら、まどろんできてしまい。早めに床に就いた。
続く