ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

「嵐山 蝶の里公園」の蝶(2006-3)

2006年04月30日 | 蝶を撮る
今日は、天気が良さそうなので、早朝7時頃に自宅を出て、車で嵐山町の「蝶の里公園」へ向かうことにした。4/9(日)以来3週間ぶり今年3回目となるんだけど、いろいろな野草の花も咲き出してきているので、蝶の数も増えているのではないかと期待が膨らんでいた。
 9時過ぎには現地に着き、駐車場に車を入れて、下り立ったら、いきなり黒っぽい蝶が舞い上がった。まだカメラの準備もしていなかったので、目で追いかけたが、遠くへ飛んでいってしまった。クロヒカゲのように思え、ここでは初めて見たので、再び出会えることを願って、まず“タテハチョウの広場”へと向かった。
 途中、管理人の方にであったので、今日はどんな蝶が舞っているか聞いてみたら、ウスバシロチョウが飛んでいるとの返事に胸が高鳴った。とてもきれいな蝶で、今年はまだ出会っていないんだ。
 天気は、晴時々曇といった感じで、“タテハチョウの広場”を巡ってみると、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメが待っていたので、カメラに収めた。
 次に、“シジミチョウの広場”へと下りていくと、キチョウが舞っていたので、なんとか飛んでいる表側を撮影しようとシャッターを切ったんだけど、なかなかうまくいかない。キチョウはとまっているときは常に羽を閉じているので、表側を撮影したかったんだけど...。ここでは、スジグロシロチョウ、アカタテハ、ヒメウラナミジャノメを撮ってから、“ホタルの里”の方へと向かった。
 木道を歩いていると、脇にベニシジミが舞い、ヒメオドリコソウにはキチョウがとまっていたので、カメラに収めた。
 堀跡の草地には、スジグロシロチョウとミヤマセセリが飛んでいたので、カメラに収めていると、木の上の方を白い蝶が舞っている。ウスバシロチョウではないかとカメラを構えたんだけど、近くには下りてきてくれず、残念!ツマキチョウも姿を見せていたけど、これも撮影はできなかった。
 都幾川河岸の草地に行ってみると、カタバミの黄色い花にヤマトシジミがとまっていた。そこに、ヒメウラナミジャノメも寄ってきたので、次々にカメラに収めていった。
 結構時間を費やしてから、“シジミチョウの広場”へと戻っていくと、コミスジ、キタテハ、ミヤマセセリと次々に出会って、シャッターを切り続けた。そこに、テングチョウも飛んできたが、今日はにぎやかに蝶が舞っていて楽しい。
 その後、道路の下を潜って、“ベニシジミの広場”へ入っていくと、黒っぽいジャノメチョウを発見した。近づいて、観察すると裏側の白線が湾曲しているので、コジャノメのようだ。ここでは、初めて見るので、慎重にカメラを向けて接写した。

 コジャノメ

 近くにあるタンポポにはコチャバネセセリが吸蜜していて、これもカメラに収めた。
 それから、”キタテハの広場“の方へと向かうと、コミスジ、キタテハ、ルリシジミと出会って、シャッターを切った。
 裏の畑地の方へ回ってみると、モンシロチョウが飛んでいたが、これはパスして、オオムラサキの森へと入っていった。しかし、ここではほとんど蝶に出会えなかったので、“タテハチョウの広場”へと戻っていった。
 そうすると、草地にコチャバネセセリとツバメシジミがいたので、これをカメラに収めて、もう昼を過ぎていたので、ここでの散策は終えることにした。
 今回ここでは、19種類の蝶に出会え、クロヒカゲやウスバシロチョウにも出会えたので満足して、昼食の取れるところへ向かい、その後北本自然観察公園へ行くことにした。

*今日「嵐山 蝶の里公園」で出会った蝶 <19種>
・ウスバシロチョウ 1頭(目撃)
・キチョウ 数頭(撮影)
・スジグロシロチョウ 数頭(撮影)
・ツマキチョウ 1頭(目撃)
・モンキチョウ 1頭(撮影)
・モンシロチョウ 数頭(目撃)
・アカタテハ 1頭(撮影)
・キタテハ 数頭(撮影)
・コミスジ 2頭(撮影)
・ツバメシジミ 1頭(撮影)
・ベニシジミ 多数(撮影)
・ヤマトシジミ 数頭(撮影)
・ルリシジミ 1頭(撮影)
・コチャバネセセリ 数頭(撮影)
・ミヤマセセリ 2頭(撮影)
・クロヒカゲ 2頭(撮影)
・コジャノメ 2頭(撮影)
・ヒメウラナミジャノメ 多数(撮影)
・テングチョウ 1頭(撮影)

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「見沼自然の家」付近の蝶(2006-3)

2006年04月22日 | 蝶を撮る
今日の天気は晴れてはいるけど、薄い雲がかかって、時々陽が陰ったりしていた。それでも、半日仕事を終え、昼食後に蝶の写真を撮りに行くことにした。
 まず、前回4/1(土)に行った「見沼自然の家」へ3週間ぶり、3度目の足を向けることにした。春の野草もだいぶ花をつけ出し、蝶が訪れる環境は整いつつある。
 いつものように、見沼代用水東縁の土手上を走っていって、所定の駐車場へ車を入れた。春らしくなって、畑仕事をしている人も多くなってきている。
 車を駐め、まず、畑地の方へと歩いていったんだけど、いきなりキタテハが眼前を横切り、近くにとまったので、カメラを向けた。しかし、2カット撮らせてくれただけで、どこかへ飛んでいってしまった。
 畑地には、モンシロチョウが飛んでいたが、カップルになって、交尾を迫っている場面に出っくわした。しかし、メスの頑強な拒絶に合っているようで、その様子を観察しながら、シャッターを切った。
 田んぼの畦には、タンポポやホトケノザなどが花咲いていたけど、蝶の姿は見られない。もう少し、気温が上がらないとダメなのかと思い。草地の方へと歩いていった。
 そうしたら、ひらひらとゆっくり飛んでいる黒っぽい蝶を発見した。どうやらセセリチョウの一種のようだ。幸い近くにとまったので、望遠で覗いてみると銀色の筋が光った。これは、ギンイチモンジセセリだと思い、接写をしたが、この場所では初見で、県内でも全国でもレッドデーターブックの準絶滅危惧種になっているものなんだ。

 ギンイチモンジセセリ

 河川や低湿地又は山地の草地にいるんだけど、生息地は局所的とされている。十数カットを撮った所で、飛んでいってしまい。再び戻ってくることはなかった。
 さらに、歩いていくとベニシジミを見つけて接写していたら、青っぽいシジミチョウが飛んでいるのを発見した。ルリシジミかとも思ったんだけど、望遠レンズで覗いてみるとツバメシジミのオスのようだ。細いしっぽのある愛らしい蝶なんだよね。

 ツバメシジミのオス

 さらに草地を巡っていると、同じような青っぽいシジミチョウが飛んでいたんだけど、どうもツバメシジミとは違うと思って、追っかけてみた。やっととまったところで、接写してみるとヤマトシジミだった。今年初めて見たけど、この蝶も愛らしい。
 そうこうして、1時間半ばかり、蝶々を追いかけていたんだけど、日が陰ってきて、出会う数が少なくなってきたので、場所を移すことにして、車で「さぎ山記念公園」の方へと向かっていった。
 しかし、そちらでは曇ってきて、モンシロチョウしか出会えなかったので、早々に切り上げ、買い物に行ってしまった。

*今日出会った蝶 <6種>
・モンシロチョウ 数頭(撮影)
・ギンイチモンジセセリ 1頭(撮影)
・ベニシジミ 2頭(撮影)
・ツバメシジミ 数頭(撮影)
・ヤマトシジミ 1頭(撮影)
・キタテハ 1頭(撮影)

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「嵐山 蝶の里公園」の蝶(2006-2)

2006年04月09日 | 蝶を撮る
晴天に恵まれているので、午前中の「北本自然観察公園」に続いて、午後からは、3/25(土)以来半月ぶりに嵐山町にある「蝶の里公園」へも行ってみることにした。
 荒川を荒井橋で越え、県道脇のラーメン屋に入って、昼食をすませ、その後、国道254号線へと出て、東に向かって走っていった。
 「蝶の里公園」へと至って、まず「オオムラサキの森活動センター」へ立ち寄ってみたが、係りの方が留守だったので、外で作業している人に今日飛んでいる蝶について聞いてみた。そうしたら、スジグロシロチョウ、キタテハ、ベニシジミ、モンキチョウなど5,6種類は見られるとのこと、風が収まれば、10種類くらいは飛び出すのではないかと言うので、期待が高まった。
 最初に、“キタテハの広場”まで行ってみると、白っぽい蝶が飛んでいるのが目に入った。追いかけていき、堀端にとまったのを撮影したが、スジグロシロチョウで、3頭が群れていた。
 その後、“シジミチョウの広場”の方へと下っていくと、いきなりテングチョウに出っくわした。すこし、じっとしていてくれたので、接写したがボロボロだった。
 続いて、“ホタルの里”の方へと歩いていくと、風も穏やかになりつつあり、都幾川の岸の草原にベニシジミが舞っているのを発見した。これをカメラに収めていると、黒っぽいセセリチョウが飛んでいるのが目に入ったので、そちらも追いかけていったが、すばしっこくてなかなかとまってくれない。それでも、空堀跡の所までいって、ようやく確認するとミヤマセセリだった。
 なんとかカメラに収めたいと粘っていたら、白っぽい蝶が飛んできた。モンシロチョウより小型で、直線的に飛ぶので、ツマキチョウだと思い、そちらも追いかけてみた。これらの蝶は、早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」と呼ばれるものなんだ。

 ツマキチョウ

 とにかく、同じ場所に数十分粘って、なんとか2種共カメラに収めることが出来たので、引き返して、再び“シジミチョウの広場”へと向かった。ここでは、キタテハとテングチョウが飛んでいたので、撮影してから、道路の下を潜って、“ベニシジミの広場”へと入っていった。
 そこで、いきなり黒っぽい大きめな蝶が飛び立った。追いかけて、確認するとルリタテハではないか!この蝶は、成虫で越冬するので陽気に誘われて飛び出してきたらしい。とまった所を羽の裏側から数カット撮らせてもらったけど、すぐに飛び出し、飛翔力が強いので、すぐにどこかへ飛んでいってしまった。
 しばらくその場所で待っていたんだけど、戻ってこないからあきらめて、“キタテハの広場”の方へと上がっていった。しかし、この辺は咲いている野草も少なく、ほとんど蝶も舞っていなくて、カメラに捉えることが出来ない。仕方がないので、裏にある畑地の方へ行ってみることにした。
 ここには、菜の花が咲いていて、何種類かの蝶が舞っているのを見つけた。近寄って、撮影しようとしたら、足下から急に、あざやかなキアゲハが飛び立ったんだ。今年初めて見るので、カメラに収めたかったんだけど、空高く舞い上がって、どこかへ行ってしまったのは残念...。
 気を取り直して、菜の花畑に接近すると、モンシロチョウ、モンキチョウ、テングチョウが飛び交っていたので、順次カメラに収めていった。
 しばらくその付近をうろうろしてから戻り掛けると、ミヤマセセリが飛んできて、畑地に羽を休めた。開翅した状態だったので、近づいて接写したんだけど、じっとしていてくれたから、何回もシャッターを切ることが出来たんだ。感謝!感謝!

 ミヤマセセリ

 これで、撮影を切り上げようと、来た道を引き返していったんだけど、途中でまたルリタテハと出会い今度は、羽の表側もしっかり撮らせてもらった。

 ルリタテハ

 都合2時間以上を費やし、午後3時半となっていたので、帰途に着くことにしたが、ここだけで、12種類の蝶と出会うことが出来て、満足した。
 後は、鳩山町から川越市の方へ抜けて、戻ってきた。

*今日「嵐山 蝶の里公園」で出会った蝶 <12種>
・キアゲハ 1頭(目撃)
・キチョウ 数頭(撮影)
・スジグロシロチョウ 数頭(撮影)
・ツマキチョウ 数頭(撮影)
・モンキチョウ 数頭(撮影)
・モンシロチョウ 数頭(撮影)
・キタテハ 数頭(撮影)
・ルリタテハ 1頭(撮影)
・ベニシジミ 数頭(撮影)
・ルリシジミ 1頭(目撃)
・ミヤマセセリ 数頭(撮影)
・テングチョウ 1頭(撮影)

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「北本自然観察公園」の蝶(2006-2)

2006年04月09日 | 蝶を撮る
今日は、朝から天気が良く、1日中晴れで気温も上がるというので、蝶の撮影に出かけることにした。
8時半前に自宅を立ち、まず、3/25(日)に続いて、2度目となる「北本自然観察公園」へと向かい、第2産業道路を北上して、北本市域へと至った。
 駐車場に車を入れ、カメラをぶらさげて、満開の桜の下を通って行ったが、ちょっと風が強いようだ。まず「自然学習センター」へ立ち寄ったのだが、前回もここで、指導員に教えてもらってから巡ったんだ。今日聞くとツマキチョウやルリタテハも飛んでいるとのことで、期待が広がった。
 最初に北側の湿地帯の方へ足を向けたが、ここは谷間になっているので、風が緩んでいていい。さっそく、林縁でルリシジミを見つけて、接写した。湿地には、いくつかの野草が花開いていたけど、まだ数は少ない。そんな中を白い蝶が舞っているのが目に入った。
 一見モンシロチョウかとも思ったが、近づいてみるとスジグロシロチョウだった。ここで、いくつか見つけた白い蝶はすべて同じ種類だった。一番奥まで行って、Uターンし、入口まで戻ってから、前回と同じように時計回りに巡り始めた。風は強いものの、野鳥のさえずりが心地よい。
 一夜堤の方の谷間へ入って行くと、またスジグロシロチョウが飛んでいた。それを追いかけていくと、キタテハがとまっているのが目に入り、接写した。
 さらに、南の方へと進むと、ちょっと開けた野原がある。前回はここで、キタテハとルリシジミを撮影したんだけど、今度もいないかと目をこらしていた。そこに、一陣の風が吹いて、黒っぽい蝶が運ばれてきて、近くにとまったのだ。見ると、ルリタテハだ!さっとカメラを構え、数カットを撮し込んだが、次の風にあおられて、空に舞い上がり、再び戻ってくることはなかった...。
 それでも、未練がましく、腰を据えて待っていたが、スジグロシロチョウ、キチョウが来るだけだった。
 しばらくして、来た道を戻りつつ、キチョウなどを撮影しながら、桜土手へと至った。折しも花見の宴たけなわといった、見物客も多く、桜吹雪の中を歩いていった。土手を下って、細道をたどると、キチョウが1頭後先になって、導いてくれた。それをカメラで追いつつ、進んだら、高尾ふるさとの森の近くまで来ていた。
 この辺では、シズグロシロチョウがたくさん待っていたが、もう充分撮影していたので、他の種類を探して先へと歩いていった。
 そうすると、「自然学習センター」の手前に菜の花畑があり、いくつかの蝶が舞っているのを発見した。蝶と菜の花はとても絵になるので、じっくり構えて、何種類か撮りたいと思ったのだ。
 そこへ、ベニシジミ、ルリシジミ、キタテハ、キチョウと交互にやって来て、被写体となってくれたのだ。そのうちに、ツマキチョウも飛んできて、菜の花にとまったんだけど、3カット撮らせてくれただけで、どこかへ行ってしまった...。
 そうこうしている内に時間が経ち、草原を回って、「自然学習センター」に戻ったら、都合3時間ほどを経過したことになり、12時半となっていた。
 腹も減ってきたので、ここを切り上げて、昼食できる場所を探すことにしたが、午後からは、前回(3/25)に続いて嵐山町の「蝶の里公園」へと向かうことになった。

*今日「北本自然観察公園」で出会った蝶 <8種>
・ルリシジミ 2頭(撮影)
・キタテハ 数頭(撮影)
・スジグロシロチョウ 多数(撮影)
・モンキチョウ 数頭(撮影)
・ツマキチョウ 数頭(撮影)
・キチョウ 数頭(撮影)
・ルリタテハ 1頭(撮影)
・ベニシジミ 多数(撮影)

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秋ヶ瀬公園の蝶(2006-1)

2006年04月08日 | 蝶を撮る
朝から曇りだったけど、午前中に、狭山丘陵を散策し、昼食後に所沢温泉「湯楽の里 所沢店」で立ち寄り入浴をして汗を流した。
 午後からは、天気も回復し、晴れ間も見えるようになってきたので、帰路にさいたま市桜区にある秋ヶ瀬公園に立ち寄っていくことにした。
 いつものように、「こどもの森」の駐車場に車を駐めて、歩き出したんだけど、曇りがちになってきて、肌寒い。
 まず、野原を横切って、「こどもの森」へと入っていったんだけど、全く蝶には出会わないんだ。それでも、「野鳥園」の方へと至り、巡ってみたんだけど、1頭の蝶にも出会わない。
 半ばあきらめかけていたら、天気が回復してきて、陽が差すようになってきた。気温が上昇してくれば、蝶も飛び出すかもしれないと、「野鳥園」のところで、しばらく待ってみることにした。
 案の定、陽気に誘われるように、シジミチョウが舞いだした。追いかけて接写してみると、ルリシジミのようだ。この蝶は、裏側は白っぽいけど、表は空色をしていて、とてもきれいなんだ。
 でも、警戒心が強く、近づくと逃げてしまうので、なかなか写真を撮らせてくれない。それでも、ねばってチャンスを見つけ、数カットをものにした。

 ルリシジミのオスとメス

 そうこうしているうちに、小さな白っぽい蝶が飛んでいるのに気が付いた。一瞬モンシロチョウかと思ったんだけど、少し小さいし、飛び方が直線的のように思われた。追いかけていって、観察してみるとなんとツマキチョウではないか!
 この蝶は、早春に年1回だけ成虫が出現する「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」の一つで、今年は初めて見たんだ。感激して、なんとかカメラに収めようと思ったんだけど、なかなかとまってくれない。それでも、たまに羽を休めたところの接写に成功した。
 翅の裏側は、木の葉っぱのような迷彩色をしていて、目立たなくなっているけど、翅の表側は、白色で前翅に黒点があり、オスでは端が黄色になっていて、メスとの識別が容易なんだ。撮したのは、羽の先が黄色いからオスのようだ。

 ツマキチョウのオス

 しかし、もう1頭のツマキチョウが現れて、カップルになって飛んでいってしまった。
 その後も、同じ場所に粘っていたんだけど、モンシロチョウやモンキチョウは見かけたものの、カメラには収まってくれなかった。
 ツマキチョウも数回飛来したけど、ただ飛んでいるだけで、シャッターチャンスはなかったものの、ルリシジミだけは、何度がシャッターを切らしてくれた。
 そうこうして、2時間半位を経過し、陽もだいぶ傾き掛けてきたので、引き上げることにした。

*今日出会った蝶 <4種>
・ルリシジミ 数頭 (撮影)
・ツマキチョウ 2頭 (撮影)
・モンシロチョウ 2頭 (目撃)
・モンキチョウ 1頭 (目撃)

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「見沼自然の家」付近の蝶(2006-2)

2006年04月01日 | 蝶を撮る
今日は天気が良く、ポカポカで、周辺の桜もかなり咲いてきたので、昼食後、蝶の写真を撮りに行くことにした。
 まず、3/26(日)に今年初めて訪れた「見沼自然の家」へ再び向かうことにした。見沼代用水東縁の桜もかなり咲いていて、見物客がそこここに見える。
 そんな中を慎重に運転しながら、堤の上を走っていった。「見沼自然の家」もさすがに春休み中とあって、子供連れが結構来ていて、銘々のスタイルで楽しんでいた。
 ポカポカ陽気に誘われるように車を駐め、カメラをぶら下げて、巡り始めたが、さっそく、モンシロチョウが飛んでいるのを目撃した。けれども、ゆらりゆらりと舞っているばかりで、カメラには収まってくれない。追いかけている内に、草原の方へと向かっていた。
 そこに、赤っぽい小さな蝶が飛んでいるのを発見した。近づくとベニシジミだとわかったので、接写をした。この蝶は、結構花にとどまってくれて、いろいろな角度から撮らせてくれた。

 ベニシジミの春型

 次に、飛んできたのがキタテハで、越冬から目覚めたものだ。これも、羽を閉じたり開いたりしてくれたので、表も裏もカメラに収めることが出来た。
 さらに、草原を巡ってみたが、まだ蝶は少ない。やっと白っぽい蝶を望遠でとらえてみたら、モンキチョウのメスだった。はっきり見ないとモンシロチョウと見間違えそうなのだ。
 そうこうして、1時間ほど蝶を追いかけていたが、新たな種には巡り会えなかったので、場所を変えることにした。
 見沼代用水東縁を北上し、「さぎ山記念公園」へ行ってみたんだけど、花見客などで、駐車場は満杯。仕方がないので、隣接する「見沼自然公園」の駐車場に車を入れて歩くことにした。しかし、人出が多くて、あまり蝶も飛んでいず、菜の花畑で、モンシロチョウをカメラに収めた以外は、出会わなかった。
 仕方がないので、ぐるっと一周してから池にいる鴨をカメラに収めて戻ることにした。
 今日は、天気が良かった割には、蝶には4種類と出会えただけだったけど、きれいな桜も見られたから、気晴らしにはなったかな...。

*今日出会った蝶 <4種>
・モンシロチョウ 数頭(撮影)
・モンキチョウ 1頭(撮影)
・ベニシジミ 1頭(撮影)
・キタテハ 1頭(撮影)

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「見沼自然の家」付近の蝶(2006-1)

2006年03月26日 | 蝶を撮る
日曜日は朝から曇りだったけど、午後からは薄日も差すとの予報なので、今年初めて、見沼田圃(たんぼ)の散策に出かけることにした。ここは、埼玉県のさいたま市、川口市にまたがる面積約12.5平方kmの広大な田園地帯なのだ。首都25km圏内では最大の自然空間と言われ、のどかな農村風景が展開している。
 自然環境がよく保全され、多くの野草、野鳥、昆虫などが生息しているのだ。私は、ここが好きで、昨年も何度も訪れて植物や昆虫、風景の写真を撮ってきたんだけど、冬の間は出かけられずにいた。
 今回は、去年もよく訪れた「見沼自然の家」へと向かってみた。ここは、江戸時代末期の農家で、入母屋造りの立派な建物だ。川口市から委嘱を受けて、財団法人埼玉県生態系保護協会が管理していると聞いていた。日曜や祭日には協会のボランティアが常駐していて、訪れる人に周辺の動植物や見沼の歴史について解説してくれたりもする。
 午後1時前から、周辺をぐるりと巡ってみたんだけど、あいにくの曇りで、蝶は全く飛んでいなかった。それでも、ホトケノザ、オオイヌノフグリ、タンポポ、ヒメオドリコソウなどの咲き出した野草をカメラに収めていった。
 一周してから、「見沼自然の家」に立ち寄って、ボランティアの方と話をしたが、今日はモンシロチョウやシジミチョウの一種が飛んでいたのを見たと言う。少し陽が差してきたら舞い出す可能性もあるかと期待した。いろいろと蝶の話をしている内に、薄日が差すようになってきたので、再び周辺を巡ることにした。
 少し、気温も上がってきたようで、暖かくも感じる。まず、用水路の所で、カワセミを発見した。この鳥は、とてもきれいで愛らしいんだけど、まず望遠で撮影し、近づこうとしたら、飛んでいってしまった。なかなか敏感なのだ...。
 次に畑地の方へと歩いていくと、モンシロチョウが舞っているではないか!追いかけて、カメラに収めようとしたけど、なかなか静止してくれない。それでも、何カットかは撮らしてもらったけど...。
 そうこうして、草地の方へ出ようとすると、空色をしたシジミチョウが飛んでいるのを発見した。追いかけて、羽を休めた所を接写したが、ルリシジミだった。なかなかきれいな蝶で、飛んでいる姿もかわいい。しばらく追いかけていると、もう1頭飛んできて、カップルとなった。でも、しばらくしていっしょに飛んでいってしまったんだよね。

 ルリシジミ
 
 こうやって、蝶や鳥、野草の写真を撮っていたら、2時間を過ぎ、日も陰ってきたので、今日はこの辺で切り上げて、帰途に着くことにした。
 蝶には2種類と出会えただけだったけど、カワセミもカメラに収めたし、可憐な早春の野草も撮らせてもらえたので、まずまずだったかな...。

*今日出会った蝶 <2種>
・モンシロチョウ 数頭(撮影)
・ルリシジミ 2頭(撮影)

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「嵐山 蝶の里公園」の蝶(2006-1)

2006年03月25日 | 蝶を撮る
良い天気が続いているので、「北本自然観察公園」に続いて、午後からは、嵐山町にある「蝶の里公園」へと向かうことにした。
 荒川を越え、吉見町に入ってから昼食に手打ちうどんを食べた。その後、国道254号線へと出て、東進していった。
 「県立歴史資料館」を過ぎて左折して、「蝶の里公園」へと至った。ここには、「オオムラサキの森」「蝶の里公園」「ホタルの里」と命名された地域が一帯となって、自然環境が保全されている。「オオムラサキの森」は、埼玉県が1986年(昭和61)に整備し、嵐山町のオオムラサキ保護や森づくりの活動拠点として町に託されたものだ。また、1993年(平成5)に「蝶の里公園」が、1996年(平成8)には「ホタルの里」が嵐山町により整備され、雑木林や湿地帯に昆虫などが生息しやすい環境として保全されている。
 その活動の中心となっているのが、「オオムラサキの森活動センター」でログハウスの中に周辺で見られる蝶などの写真や標本も展示されている。まず、そこを見学してから、公園内を巡ってみることにした。
 しかし、園内はまだ草木の枯れたものが多く、野草もホトケノザ、オオイヌノフグリなど一部のものしか花を開いていない。そんな中を歩いていてもなかなか蝶には出会わないのだ。それでも、キタテハの広場まで行ってみると、モンシロチョウとキタテハが飛んでいるのが目に入った。でも、数カット撮らせてくれただけで、どこかへ飛んでいってしまった。
 日差しも暖かなので、裏手の畑地の方へと歩いていくと、菜の花畑があり、そこに多数のモンシロチョウが舞っているのを発見した。これらを追いかけて、カメラに収めていると、小型の敏捷な蝶が飛んできた。よく見るとテングチョウのようだ。急いで後を追いかけ、吸蜜しているところを接写した。

 テングチョウ

 この蝶は、キタテハと同じように成虫で越冬するので、陽気に誘われて、飛び出してきたものと思われる。羽の裏側から撮影するとまるで枯葉のように見えるんだよね。
 続いて、菜の花畑で、待ちかまえていると、キタテハやモンキチョウがやって来たので、シャッターを切った。しかし、スジグロシロチョウは飛んではいたけど、カメラには収まってくれなかった。午前中の「北本自然観察公園」では、白い蝶の大半はスジグロシロチョウだったんだけど、ここではモンシロチョウの方が優勢だ。
 そうこうして、2時間以上を撮影に費やしてから、今日は引き上げることにした。その後は、国道254号線を戻り、蔵の湯東松山温泉「蔵の湯 東松山店」で日帰り入浴をしてから、帰ることにした。

*今日「嵐山 蝶の里公園」で出会った蝶 <5種>
・テングチョウ 1頭(撮影)
・キタテハ 数頭(撮影)
・スジグロシロチョウ 数頭(目撃)
・モンシロチョウ 多数(撮影)
・モンキチョウ 数頭(撮影)

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「北本自然観察公園」の蝶(2006-1)

2006年03月25日 | 蝶を撮る
春の暖かい日差しに誘われて、今年初めて屋外での蝶の撮影に出かけることにした。
まず、第2産業道路を北上し、北本市域へと至って、「北本自然観察公園」へと向かった。ここは、元は農林省農事試験場のあったところで、1983年(昭和58)につくば市へ移転後、県立「北本自然観察公園」として整備され、1992年(平成4)にオープンしたとのこと。
 大宮台地に荒川の開折谷が入り込んだ谷地形を有する地域で、雑木林や湿地など多様な自然環境が良好な状態で残され、21.7haの広大な面積があるそうで、以前から行ってみたかった所なのだ。
 車を駐車場に入れ、カメラを携えて、門を通って、まず「自然学習センター」へ入ってみた。いろいろな自然環境の展示がしてあると共に、自然観察のための資料が用意され、指導員がいろいろと案内もしてくれる。
 今飛んでいる蝶について訪ねたら、モンシロチョウ、モンキチョウ、スジグロシロチョウ等とのことで、具体的な場所も教えてくれた。
 また、昨年の調査による昆虫の観察リストあるというので、見せてもらったが、43種類の蝶が掲載されていた。これ以外にミドリシジミも観察されたとのことだった。それを移してから、公園内を回ってみることにした。
 高尾の池の方から時計回りに巡りだしたが、野鳥のさえずりが聞こえ、あちこちで飛翔している姿が見える。バードウォッチングの人もずいぶん来ているようだ。しかし、春まだ早いので、蝶の姿を見ることなく、一夜堤の方へと入ってきた。
 石戸蒲桜の方へと歩いていき、途中から引き返してくると、オオイヌノフグリがたくさん咲いているところがあり、そこにモンシロチョウが飛んできた。しかし、撮影しようとしたら、空高く舞い上がっていってしまった。
 でも、ここには蝶がいそうな気がしてよく見ると小さな空色のシジミチョウが飛んでいるではないか!花にとまったところで、接写してみるとどうやらルリシジミのようだった。
 次に、キタテハも飛んできて吸蜜を始めたので、何枚も写真を撮らせてもらった。この蝶は、成虫のままで越冬するので、春のうららかな陽気に誘われて、飛び出してきたものと思われる。
 さらに、スジグロシロチョウも舞っていたので、その方向へ向かって、追いかけながらシャッターを切っていった。

 スジグロシロチョウ

 その後、桜土手へ上がってみると、一部開花している木もあり、スジグロシロチョウやキタテハも飛び交っていたので、カメラに収めた。
 続いて、高尾ふるさとの森の方へ歩いていくと、花も開き、鳥も結構来ているようだ。しかし、蝶はスジグロシロチョウとキタテハ以外は見かけることができなかった。その他、林縁や草地などを探してみたが、新たな種は発見できずに、自然学習センターへと戻ってきた。
 もう昼近かったので、ここで終えることにして、嵐山町の「蝶の里公園」の方へ向かうことにした。
 ここでは、4種類の蝶としか出会えなくて、物足りなかったけど、まだ春の初めだから、仕方がないかな...。

*今日「北本自然観察公園」で出会った蝶 <4種>
・ルリシジミ 1頭(撮影)
・キタテハ 数頭(撮影)
・スジグロシロチョウ 数頭(撮影)
・モンシロチョウ 数頭(目撃)

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「見沼自然の家」付近の蝶(その3)

2005年11月05日 | 蝶を撮る
 土曜日の半日仕事を終え、自宅に戻って昼食をすませたんだけど、天気がとても良いので、前回(10/15)より3週間ぶりに、「見沼自然の家」へ蝶の写真を撮りに行くことにした。
 いつものように、見沼代用水東縁沿いに車を走らせて、所定の場所に車を駐めた。まず、畑地の方へ行ってみたのだが、キタテハの秋型に出っくわして、数カットをカメラに収めた。今日は、日差しが強く、暖かなので、いろいろな蝶に出会えそうな予感がした。
 畑地から、畦道を通って、刈り取りの終わった水田の方へ行ってみると、いつものようにヤマトシジミが群れている。これも、何回かシャッターを切らせてもらってから、別の畑の方へと歩いていった。そうしたら、菊の花が満開で、それにたくさんの蝶が寄ってきているのを発見した。
 近づいて観察すると、キタテハの秋型が花にとまってたくさん吸蜜している。黄や白の菊の花と彩りも良く、何十枚も写真を撮らせてもらった。

 キタテハの秋型

 そこに、ヒメアカタテハが2頭やってきて、吸蜜し出したので、これもカメラに収めた。

 ヒメアカタテハ

 次に、モンシロチョウとモンキチョウも飛来してきたので、パチパチと取りまくることになったのだが...。

 モンシロチョウとモンキチョウ

 その中にセセリチョウの一種が交じっていることを見つけたんだけど、イチモンジセセリはすぐわかったのだが、もう一種がオオチャバネセセリのようにも見えたのだが、とにかくシャッターを切り続けたのだ。
 その後、草地の方へと入っていくとベニシジミが舞っていた。これも何カットかカメラに収めさせてもらったのだが、気が付くともう日が傾き始めていた。
 ほんとうに“秋の日は釣瓶落とし”と言うくらいに陽が落ちるのが早い。蝶々の飛んでいる数も減ってきたので、この辺で切り上げて帰ることにした。

*今日出会った蝶
・キタテハ 多数 (撮影)
・ヒメアカタテハ 2頭 (撮影)
・モンシロチョウ 数頭 (撮影)
・モンキチョウ 1頭 (撮影)
・ヤマトシジミ 多数 (撮影)
・ベニシジミ 数頭 (撮影)
・イチモンジセセリ 2頭 (撮影)
・オオチャバネセセリ? 1頭 (撮影)

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「見沼自然の家」付近の蝶(その2)

2005年10月15日 | 蝶を撮る
 土曜日の半日仕事を終え、自宅に戻って昼食をすませてから、前回(10/1)より2週間ぶりに、「見沼自然の家」へ蝶の写真を撮りに行くことにした。
 ただ、天気は曇りで、あまり日差しがないので、蝶が飛んでいるか心配だったけど...。
 車を駐車場に入れ、カメラを携えて、まず畑の方へと行ってみた。しかし、飛んでいるのはモンシロチョウだけで、他の蝶の姿はみえない。小川の土手の野草をよく見ていったら、セセリチョウの一種がとまっていることに気が付いた。さっそく望遠レンズでのぞいてみるとイチモンジセセリだったので、まずカメラに収めておいた。
 次に田圃の方へ向かうと、ちょうど稲刈りの最中で、数人の男性が立ち働いていた。じゃまにならないように畦を歩いていくと、数頭のヤマトシジミが舞っている。これも休んだところを望遠でシャッターを切った。
 その後、草藪の中へと入っていくと虫の音がよく聞こえ、秋の深まりを感じる。そこに1頭のタテハチョウの一種が飛来したので、カメラで追いかけた。残念ながら、裏側を2カットしか撮らせてくれなかったが、キタテハだった。
 その草藪で、イチモンジセセリやモンシロチョウをカメラに収めたが、日も傾きかけ、暗くなりつつあったので、それであきらめざるを得なかった。
 4種類の蝶としか出会えなくて、物足りなかったけど、天気があまり良くなかったので、仕方がないかな...。
その3へ

*今日出会った蝶
・イチモンジセセリ 2頭(撮影)
・モンシロチョウ 数頭(撮影)
・ヤマトシジミ 多数(撮影)
・キタテハ 1頭(撮影)

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秋ヶ瀬公園の蝶(その3)

2005年10月02日 | 蝶を撮る
 前回(8/7)より2ヶ月弱ぶりに、今年3度目となる秋ヶ瀬公園(さいたま市)へ行くことにした。陽が昇るのが遅くなったので、朝ゆっくり出発し、9時頃に到着して、「野鳥園」近くの駐車場に車を入れた。
 さっそく、カメラ片手に散策を開始したんだけど、広場の方へ歩いていくと、草原のカタバミの花周辺にヤマトシジミが飛んでいた。毎回、この蝶が飛んでいるんだけど、結構かわいらしいので好きだ。カメラを構えて、花にとまるのを待って、接写した。

 ヤマトシジミ

 次に、「子供の森」の中へと入っていくと、ヒガンバナがきれいに咲き、バードウオッチングの一団と出会った。さらに森の奥へとはいっていくと、灰色っぽい蝶が舞っている。追いかけて、やっと望遠レンズでとらえてみるとヒカゲチョウだった。

 ヒカゲチョウ

 数十枚をカメラに収めてから、森を抜けて、「野鳥園」の方へと足を向けたが、今度はヒメジャノメに出くわして、接写した。

ヒメジャノメ

 周辺の林の中を巡っていると、黄色い蝶が飛んでいるのが目に入った。望遠レンズでのぞいてみるとどうやらキチョウのようなんだけど、なかなかとまってくれなくて、飛翔しているところをねらってみることにした。しかし、数十回シャッターを切っても思うように写ってくれない。ようやく羽を休めたところで、何カットかをものにした。

キチョウ

 キチョウを追いかけ回しすぎて、時間を費やしたので、戻りながら、べつの蝶をねらってみることにしたのだが...。果たして、「野鳥園」高い木の所で、銀色に輝く蝶を発見した。どうやら、ウラギンシジミのようだったが、高い梢の上にしかとまらないので、なかなかカメラに収まってはくれなかった。仕方がないので、待っている間に、周辺を飛んでいたコミスジ、キチョウ、ヤマトシジミも撮っておいた。待てど暮らせど、ウラギンシジミは、写真の撮れるところまで下りてきてくれないので、あきらめて、草地の方へと歩いていった。
 草地では、白い蝶が飛んでいたので、飛翔している所をとらえてみたが、モンシロチョウとスジグロシロチョウだった。

モンシロチョウ

 そうこうして、2時間以上が立ち、気温も高くなって、汗ばんできたので、撮影を切り上げて戻ることにした。

*今日出会った蝶
・ヤマトシジミ 多数 (撮影)
・ヒカゲチョウ 数頭 (撮影)
・ヒメジャノメ 数頭 (撮影)
・キチョウ 数頭 (撮影)
・コミスジ 2頭 (撮影)
・ウラギンシジミ? 2頭 (目撃)
・モンシロチョウ 数頭 (撮影)
・スジグロシロチョウ 数頭 (撮影)
・イチモンジセセリ? 1頭 (目撃)

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「見沼自然の家」付近の蝶

2005年10月01日 | 蝶を撮る
 土曜日の半日仕事を終えて帰宅し、昼食をすませてから、見沼たんぼ(埼玉県さいたま市・川口市)の一角にある川口市「見沼自然の家」に行ってきた。見沼代用水東縁沿いに車を走らせて、「見沼自然の家」へと至り、そこの駐車場に駐めて、付近を散策したんだ。
 ここは、江戸時代末期の農家を川口市が譲り受けたもので、見沼たんぼの自然を観察する拠点ともなっているのだ。周辺は、できるだけ自然を残す中で、農作業体験などもできるようになっている。このような昔の農村のたたずまいの中にいると、心が和むし、多くの鳥や昆虫にも出会うことが出来て、写真撮影にも絶好のスポットなんだ。
 季節や時間帯を変えて何度か出かけているんだけど、今日は秋晴れで、空気もさわやかでいい。まず最初に出会った蝶は、ヒメジャノメで雑草の中で、羽を休めていた。

 ヒメジャノメ

 次に、ツバメシジミが飛んできて、とまったんだけど、2カット撮らせてくれただけで、どこかに飛んでいってしまった。そして、畑の上にはモンシロチョウがいくつか舞っていた。
 しばらく歩いていると、田んぼの中にシラサギがいるのを発見した。カメラを構えて、撮りながら接近していったんだけど、気づかれて飛んでいってしまった。残念!
 畑地の方へと歩いていくと、モンシロチョウと共にヤマトシジミがたくさん群れていたんだけど、せわしく動いていて、なかなかじっとはしてくれない。それでも、粘っていると花や葉にとまってくれるのもいたけど...。
 その後、草藪の中へと入っていくと、クズの近くに、青紫色したきれいなシジミチョウがいくつか舞っていた。ヤマトシジミよりはいくらか大きく、望遠でとらえてみるとウラナミシジミだった。この蝶は、食草を求めて北へ北へと移動する習性を持っているとか、やがては寒さで死んでしまうそうなんだけど...。

 ウラナミシジミ

 その近くに、イモンジセセリもいたんだけど、これはとても敏捷で、飛んでいったらなかなか追いかけかけられないんだ。
 
 イチモンジセセリ

 そうこうして、2時間弱うろうろしていたんだけど、もう帰ろうとしたときに、ツマグロヒョウモンのメスらしき蝶が飛んできた。すぐにカメラを構えたんだけど、撮る前に飛んでいってしまった。ここでは、初めてみたので、撮影したかったんだけど...。
 陽も傾きかけてきたので、このへんで切り上げて、帰途に着くことにした。
その2へ

*今日出会った蝶
・ヒメジャノメ 2頭 (撮影)
・ツバメシジミ 1頭 (撮影)
・モンシロチョウ 多数 (撮影)
・ヤマトシジミ 多数 (撮影)
・ウラナミシジミ 数頭 (撮影)
・ベニシジミ 1頭 (撮影)
・イチモンジセセリ 1頭 (撮影)
・ツマグロヒョウモン♀? 1頭 (目撃)

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見沼田圃の蝶(その2)

2005年08月28日 | 蝶を撮る
 日曜日の朝早くに起き出して、見沼田圃(たんぼ)を車で巡りながら蝶の写真を撮ることにした。前回(7/3)は、徒歩で南端部を巡ったんだけど、なにしろ、さいたま市と川口市にまたがる面積約12.5平方kmの広大な田園地帯なので、今度は車でスポットを訪ねることにしたのだ。ここは、のどかな農村風景が展開していて、何度訪れても故郷の懐かしさを感じるし、植物や昆虫にもたくさん出会えるのだ。
 今回は、まず川口市「見沼自然の家」へと向かった。見沼代用水東縁沿いに位置し、江戸時代末期の農家を川口市が譲り受けたもので、見沼田圃の自然を観察するにはちょうど良いところなのだ。周辺は、ビオトープのような感じで、できるだけ自然を残すようになっていて、多くの鳥や昆虫にも巡り会える。
 この日は、まずモンシロチョウが畑の上を舞っているのが目にとまって、数カットをカメラに収めた。次に、オオチャバネセセリが、葉に止まっていたが、これも数カット撮ったところで、飛んでいってしまった。セセリチョウの仲間は、敏捷に飛ぶので、なかなか追いかけるのは難しい。

モンシロチョウとオオチャバネセセリ

 その後、水田の畦を歩いていくと、カタバミの花にヤマトシジミが集っていた。この蝶は、開張で2cm位しかないので、よほど接写しないとうまく撮れないのだが、しばらく追いかけ回して、数十枚を撮し込んだ。羽の表側のブルーがとてもきれいなんだ。また、葦の茂みの中にはヒメジャノメもいたので、数回シャッターを切らせてもらった。

 ヤマトシジミ

 次に、歩いていくと藪の中にヒメウラナミジャノメがいたんだけど、草がじゃまになって良い写真が撮れなかったのが残念!さらに、イチモンジセセリを発見して、接写したんだけど、先に撮ったオオチャバネセセリと似ている。ただ、後翅の裏側の白斑列が一直線かジグザグか等によって見分けるんだけど、個体差もあって、なかなか難しいんだ。
 さらに草藪の中へと入っていくと、地表にチャバネセセリを発見して、接写したんだけど、これも気づかれて飛んでいってしまったら、戻ってはこなかった。

 チャバネセセリ

 畑地へと戻ってくると、アオスジアゲハが飛んでいるのが目に付いた。今までもここで何度か目撃しているものの、上空を飛んでいたり、すぐ逃げていったりとまだカメラには収まってくれていなかったのだ。今度こそは、なんとか撮りたいと思って、カメラを構えて接近した。今日の個体は、葉の上に長く止まってくれ、羽を閉じたり開いたりして、ポーズを取ってくれたので、いろいろな写真を撮ることが出来たんだ。感謝!感謝!

 アオスジアゲハ

 その後しばらく、モンシロチョウやヤマトシジミを追いかけていたが、場所を変えようと思い、車で移動することにした。 
 見沼代用水東縁沿いに走って、今度は、「さぎ山記念公園」の駐車場へと車を入れた。ここへは、前回(8/14)に続いての訪問となる。ここでは、まずヤマトシジミを見つけて接写し、フィールドアスレチックの森でサトキマダラヒカゲをカメラに収めた。
 その後、屋敷林の方へと歩いていくと、キアゲハが飛んできたので、望遠でとらえた。次に、キタテハも発見してシャッターを切ったのだ。畑にはケイトウの花が咲いていて、それに各種の蝶が寄ってきていた。

 キアゲハ

 木の上を見上げると梢の高いところに蝶がとまっていた。望遠で確認してみると、どうやらコムラサキのようだ。もっと下に下りてくれないかと願っていたんだけど、そのまま飛んでいってしまった。
 次に見つけたのはコミスジで、畑地の中の葉に止まって、羽を開閉させていたので、じっくり望遠で撮らせてもらった。

 コミスジ

 その後もヤマトシジミやキアゲハを追いかけていたんだけどもう昼近くになって、腹も空き、疲れてきたので、切り上げて帰ることにした。

*今日出会った蝶
・モンシロチョウ 多数(撮影)
・オオチャバネセセリ 1頭(撮影)
・ヤマトシジミ 多数(撮影)
・ヒメジャノメ 1頭(撮影)
・ヒメウラナミジャノメ 1頭(撮影)
・イチモンジセセリ 2頭(撮影)
・チャバネセセリ 1頭(撮影)
・アオスジアゲハ 1頭(撮影)
・サトキマダラヒカゲ 2頭(撮影)
・キアゲハ 2頭(撮影)
・キタテハ 2頭(撮影)
・コムラサキ 1頭(撮影)
・コミスジ 1頭(撮影) 

さぎ山記念公園の蝶

2005年08月14日 | 蝶を撮る
 日曜日に早起きして、見沼たんぼ(埼玉県さいたま市)の一角にある見沼自然公園とさぎ山記念公園に行ってきた。見沼代用水東縁沿いに車を走らせて、見沼自然公園へと至り、そこの駐車場に駐めて、散策したんだ。
 まず、さぎ山記念公園へと足を向けたんだけど、ここには、さぎ山記念館、青少年野外活動センター(キャンプ場)、フィールドアスレチックの森、水とメルヘンの広場、芝生広場などがある。
 かつて、この付近は「野田のさぎ山」と呼ばれるサギの集団営巣地だったとのことだ。江戸時代の享保年間(1716~1735年)より、サギが営巣するようになり、以後保護をされてきた。1938年(昭和13)に天然記念物に指定され、続いて1952年(昭和27)には特別天然記念物に指定されたんだけど、周辺の環境変化により激減し、1972年(昭和47)にはとうとう0となってしまったそうだ。そういう歴史を記念して作られた公園だけあって、結構自然が残されている。周辺は林が多く、野鳥や昆虫も生息しているのだ。
 屋敷林の辺りを歩いていると、ヤマトシジミのオスを見つけて接写し、次にキタテハが飛んでいるのが目に付いた。追っかけていって、止まったところをなんとか望遠でとらえたのだ。

 ヤマトシジミとキタテハ

 さらに、歩いていくとイチモンジセセリが葉に止まっていた。なんとか2回シャッターを切ったものの、気づかれて敏捷に飛んでいってしまった。

 イチモンジセセリ

 それから、フィールドアスレチックの森のところで、コナラの幹にサトキマダラヒカゲが群れているのを発見した。この蝶は、止まっているときに羽を閉じるので、今まで裏側しか撮影していない。今日こそは、表側を撮影しようとカメラを構えて、飛び立つ瞬間をねらったのだけどなかなかうまくいかない。50数枚撮ってなんとか1枚だけ羽の表が写っていた。

 サトキマダラヒカゲ

 その後、「さぎ山記念館」の開館時間を過ぎたので、見学して出てきたら少し大きめのシジミチョウを見つけた。表側がきれいな瑠璃色をしていたんだけど、とまっているときは羽を開いてくれなかったので、裏側だけしか撮影できなかったけど、ルリシジミだった。

 ルリシジミ

 それからは、見沼自然公園を一巡りしたんだけど、あまり蝶には巡り会わなくて、帰途に着くことにした。ただ帰路に、「旧坂東家住宅見沼くらしっく館」と「さいたま市立郷土博物館」にも立ち寄っていったんだけど...。

*今日出会った蝶
・ヤマトシジミ 数頭 (撮影)
・キタテハ 2頭 (撮影)
・イチモンジセセリ 数頭 (撮影)
・サトキマダラヒカゲ 多数 (撮影)
・ルリシジミ 1頭 (撮影)
・モンシロチョウ 数頭 (撮影)
・モンキチョウ 数頭 (目撃)
・アオスジアゲハ 1頭 (目撃)