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読んだ本の感想と旅行の日記を書いていきます。
後、その他なんかあれば・・・

132冊目:「コミック ユダヤ人大富豪の教え①」

2015-02-14 17:31:41 | 
総評:★★★★☆ 面白い!が5つ星程ではない
面白い度:★★★★☆ いい感じ。
読みやすい度:★★★★★ とても読みやすかった。
ためになる度:★★★★★ ためになる。
また読みたい度:★★★★☆ ちょいちょい読み返してもいい。


前に読んだ事のある本のコミック版である。

内容も忘れかけていた時に、とある喫茶店でコミック版を読んで面白いと思い、後日ブックオフでコミック版を買って読んだのであった。

以前に読んで印象に残った内容と今回読んで印象に残った内容に結構違いがあるのが面白い。
とりあえず前よりかはハテナ?と思う所が少なく、結構受け入れるようになってきたと思う。

そんなんで、さらりと読めて本当に面白かった。それも今回この記事を書く時にまた一回さらっと読んだので、2回は読んでいる。
そんなんで、とても取っ付きやすく面白い本であった。


そんなんで本を読んで印象に残ったセリフを抜粋する。

・君の『殺気立つ程の熱意』は新しい事を学ぶのにはかえって邪魔なんだよ

・パワーが欲しくて成功しようとするとパワーゲームにはまってしまう
 人の尊敬を得ようとすると注目を集めたいという無間地獄におちいる・・・
 するとどれだけ社会的に成功しても君は決して幸せになれない
 成功するだけでは幸せになれないのだ・・・
 幸せに成功したければ自分らしい人生に意識を集中しなさい
 生きることに集中してお金や成功を忘れるのが大切なんだ
 (中略)
 そう!自分らしい人生を生きることに集中するんだ

・報酬はサービスの質と量で決まるんだよ
 (中略)
 お金のことを忘れなさいと言ったのは
 『サービスすることに没頭しなさい』ということだよ

・実はね自営業者が一番自由人に遠い人たちなんだ
 独立して自営業者になる連中の多くはまず新顧客の開拓とクレームの処理に大半の時間を割かれる
 それが終わってやっと受注した仕事をこなすことができる
 おまけに経理、宣伝、電話番、雑用までが襲ってきて
 勢い一日24時間フル活動になってしまう

・ どうして社長になる人は会社を大きくしたがるんでしょう?
 それはね、会社を創業する時の立ち位置がズレてるからなんだ
 自分の内面の空虚感を会社の成功で埋めようとしているのだよ
 しかし、どれだけ会社が大きくなろうとそれは埋まらない

 これは高収入を得ている人が心を満たすためにお金をつかうことにも似ている
 そして自分らしくないものに大金をつかったり身のほどを知らずに拡大しつづけると
 やがて破綻する時がくる!

・自由人になるために計画を立てたり自分を向き合う時間につかうか・・・
 私はたくさんの連中を助けてきたのでわかる
 自由人になりたいと決め真剣に自分と向き合った人間は
 人生を変えることができる

・大好きなことと巡り合う一番の方法は
 今、その時にやっていることがなんであれ・・・
 それを愛することだ

・お金の流れを読むのに高等数学はいらない
 大きなスパンでものを見て常識と自分の直感を頼りにするのだ
 また流れと同時に大切なのはサイクルだよ
 人生には上り調子と下り調子の時がある

 自分の人生が今、どちらに向かっているか考えなさい
 ツキがないと感じるときは思い切って何もせず人生を楽しむことだ
 そして運気が上昇したら
 追い風に帆をいっぱいに広げ勝負に出るんだ・・・

・『直感』ということでは人を見る目も大切だよ
 できるだけいろんな人とつき合いなさい
 そして会って5分でその人がどんな人かを見極めるんだ

・願望を達成させたければ自分の思いをしっかり書き出しチェックすることだ
 では思考が人生をつくるとして人生をコントロールしているのは何だと思う?
 それはね、感情だよ

・コミュニケーションの鍵はやはり感情だ
 覚えているかい?どうすれば感じていることを把握できるか?
  感じ尽くすことですよね?
 そう!!
 その考えや感情をはっきりとさわやかに1分で相手の心に訴えられるようにいつでも準備しなさい・・・
 そして真実のみを話すこと
 いい加減なことや本当にその気がないことは言わないことだ
 でないと君の『言葉のパワー』はなくなってしまう

抜粋は以上。


自分がつくづく思うのが、「成功」って言葉は何か気持ち悪いなと思っている。
成功、成功って、成功した人をなんか崇め奉るような風潮があるが、それは、その人の具体的にどんな所を崇め奉っているのだろう?
何か成功って言葉で「成功した人だから」と、その人をその概念だけで着色しているが、それだけを信じて心酔するのはとても危険な気がする。

この前喫茶店に行った時に、とあるネットワークビジネスの人たちの席の横に座る事になった。
その話を横で聞いていて、自分は気持ち悪いと思ったのだった。

その話をしている人を、無条件に信頼しているのだ。
その人の何がすごいんだろう?どんな人柄で、どんな生活を送っているのかがよく分からない。(話を聞いている人は知っているのかも知れないが)
そしてやたらに「成功」という言葉を使う。

その人は本当に成功をしたのか?何を持って成功としているのか?
その具体的な部分が覆い隠されている気がするのだ。

成功したいと思うなら、その「成功」の言葉を定義して欲しい。
自分がその具体的な定義を作り、それを本当に満たしている人がいたら、それは本当にその人のメンターなのだろう。

でも周りが「成功しているから」という言葉を信じて、訳も分からずその人を信用、信頼し、その人に心酔するのは危険だと思う。
あと、その話を臆さずに堂々と話す。自分が正しいというのを周りに知らしめさせているかのように話す。
これはちょっと・・・怖いなと隣にいて面白いながらも引いた感じで聞いていました。


なので、成功、成功、とキャッチフレーズのように連呼している本だったり人はあまり信用しないようにしている。
「成功」の後に具体的にその定義をしている場合はいいんじゃないかと思うが。
そういった人たちは妙に変なオーラを出す。
自分の本質をその言葉で上書きしているかのようである。

ネットワークビジネスをしている人はそんな変なもやもやっとした殺気立ったようなオーラを出すから自分はあまり好きではない。
ぶっちゃけ前にそういうビジネスに誘われたが、自分は丁重に断ったのだった。
そんなんで、この本も「成功」という言葉を連呼するから、ちょっと読む人にとっては怖くもありためにもなる本だとは思う。

物事の本質を見る。というのはいいことだと思う。
なので、この本を読んで、ただ成功がしたい!と思う訳ではなくて、自分はなんで成功したいのか?何があれば成功と呼べるのか?という問いからスタートできるような思考を持つことがいいのではないかと思う。

多分に上から目線から書評を書いてしまったが、何か見る人によっては嫌悪感を持ってしまったら申し訳ないが、何故か今回は白熱してしまったのでした。
そんなんで以上☆
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