総評:★★★★☆ なかなか
面白い度:★★★★☆ 面白いと思う。
読みやすい度:★★☆☆☆ ちょっと読み辛め、かも。
ためになる度:★★★★★ 歴史の勉強になる。
また読みたい度:★★★☆☆ 一旦は普通。
スタンダールの小説。
なにやら名作らしい。なので読んでみた。
あらすじとしては、貧しい家に育ったジュリヤン・ソレルは美貌と博識を持ち、立身出世を狙って聖職となる。博学という町内での評判から、ジュリアンは町長であるレナール氏の子供達の家庭教師をすることになる。
レナール氏の邸内で住み込みで働くが、そこで町でも一番の美人と言われるレナール夫人と禁断の恋に落ちる・・・
という話。
でも実はレナール夫人と恋仲になってからの話がメインである。
感想としては二つの点で面白かったです。
レナール夫人とジュリヤンは、もちろんレナール氏にばれないように恋仲の関係を続けている。しかし周りの人間達の妬みも買ったりして、二人の関係をばらすような密告書がレナール氏に届けられる。
ジュリヤンはうろたえるが、そこでレナール夫人は疑惑を晴らすための工作を考える。
それはとても用意周到に考えられた内容で、ジュリヤンはまさか夫人がそこまで考えられるとは思わず、とても驚きを隠せなかった。また態度もとても落ち着いた様子を振る舞い、見事にレナール氏の疑惑を消すことに成功する。
田舎の箱入り娘として育てられ、世間の右も左も分からないレナール夫人だが、極限の状況に立たされた時の振る舞いを見て、ジュリヤンとの愛のためにそこまで立ち回れるんだなぁと思い、愛の力ってすごいものだなぁと感心しました。
それが一つ目。
二つ目は、あとがきについて。
この作品は時代背景が分かっているととても面白く見ることが出来る。
その時代背景の解説があとがきに載っていた。逆にこれを知らないと面白さも半減してしまうと思う。
もちろん上巻はほとんどあとがきを知らずに読んでいました。
それであとがきを最後に見て、なーるほど!って思った。
時代としては、ナポレオン失脚後のフランス。
その当時には、ナポレオンの思想を支持する自由派と、今までの王政の思想を支持する王党派の二つに大きく分かれていた。
王党派はもちろんフランス王家、また教会などが属する派閥である。
主人公のジュリヤンは、ナポレオンを深く崇拝しており、党派としては自由派である。
しかし、ジュリヤンの職業は教会で働く聖職である。
なので、体面的には王党派で、思想としては全く逆の自由派である。
なのでジュリヤンは自分の思想を隠しながら生活をしている。
ジュリヤンは自分の聖職をあくまで立身出世のための手段としてしか考えておらず、王党派の人々と関わる中でも、貴族や金持ちなどにはとても強く嫌悪感を覚えていて、心の中では暴言なんかも何回も吐いたりする。
そんな見切りをつけた考え方や、裏表のある所が人間味があって面白い。
そんな自由派と王党派の派閥を登場人物に当てはめていくと、ストーリーとして、とても納得する内容となる。
ちなみにレナール氏、レナール夫人は王党派、レナール氏のライバルとして出てくるヴァルノ氏は自由派。
多くはその二つの派閥で小競り合いを繰り返している時代背景となる。
そんな面白い背景を上巻の最後に知りました。
ナポレオン。「罪と罰」のラスコーリニコフも崇拝していたと思う。
そんなんでナポレオンも時間があるときに調べてみようと思いました。
最後に、なるほどと思った箇所を書く。
「『社会の最上級に近づくほど、魅力的な態度に出会えるんだな』
とジュリヤンは思った。」
上巻はそんな内容でした。以上☆
面白い度:★★★★☆ 面白いと思う。
読みやすい度:★★☆☆☆ ちょっと読み辛め、かも。
ためになる度:★★★★★ 歴史の勉強になる。
また読みたい度:★★★☆☆ 一旦は普通。
スタンダールの小説。
なにやら名作らしい。なので読んでみた。
あらすじとしては、貧しい家に育ったジュリヤン・ソレルは美貌と博識を持ち、立身出世を狙って聖職となる。博学という町内での評判から、ジュリアンは町長であるレナール氏の子供達の家庭教師をすることになる。
レナール氏の邸内で住み込みで働くが、そこで町でも一番の美人と言われるレナール夫人と禁断の恋に落ちる・・・
という話。
でも実はレナール夫人と恋仲になってからの話がメインである。
感想としては二つの点で面白かったです。
レナール夫人とジュリヤンは、もちろんレナール氏にばれないように恋仲の関係を続けている。しかし周りの人間達の妬みも買ったりして、二人の関係をばらすような密告書がレナール氏に届けられる。
ジュリヤンはうろたえるが、そこでレナール夫人は疑惑を晴らすための工作を考える。
それはとても用意周到に考えられた内容で、ジュリヤンはまさか夫人がそこまで考えられるとは思わず、とても驚きを隠せなかった。また態度もとても落ち着いた様子を振る舞い、見事にレナール氏の疑惑を消すことに成功する。
田舎の箱入り娘として育てられ、世間の右も左も分からないレナール夫人だが、極限の状況に立たされた時の振る舞いを見て、ジュリヤンとの愛のためにそこまで立ち回れるんだなぁと思い、愛の力ってすごいものだなぁと感心しました。
それが一つ目。
二つ目は、あとがきについて。
この作品は時代背景が分かっているととても面白く見ることが出来る。
その時代背景の解説があとがきに載っていた。逆にこれを知らないと面白さも半減してしまうと思う。
もちろん上巻はほとんどあとがきを知らずに読んでいました。
それであとがきを最後に見て、なーるほど!って思った。
時代としては、ナポレオン失脚後のフランス。
その当時には、ナポレオンの思想を支持する自由派と、今までの王政の思想を支持する王党派の二つに大きく分かれていた。
王党派はもちろんフランス王家、また教会などが属する派閥である。
主人公のジュリヤンは、ナポレオンを深く崇拝しており、党派としては自由派である。
しかし、ジュリヤンの職業は教会で働く聖職である。
なので、体面的には王党派で、思想としては全く逆の自由派である。
なのでジュリヤンは自分の思想を隠しながら生活をしている。
ジュリヤンは自分の聖職をあくまで立身出世のための手段としてしか考えておらず、王党派の人々と関わる中でも、貴族や金持ちなどにはとても強く嫌悪感を覚えていて、心の中では暴言なんかも何回も吐いたりする。
そんな見切りをつけた考え方や、裏表のある所が人間味があって面白い。
そんな自由派と王党派の派閥を登場人物に当てはめていくと、ストーリーとして、とても納得する内容となる。
ちなみにレナール氏、レナール夫人は王党派、レナール氏のライバルとして出てくるヴァルノ氏は自由派。
多くはその二つの派閥で小競り合いを繰り返している時代背景となる。
そんな面白い背景を上巻の最後に知りました。
ナポレオン。「罪と罰」のラスコーリニコフも崇拝していたと思う。
そんなんでナポレオンも時間があるときに調べてみようと思いました。
最後に、なるほどと思った箇所を書く。
「『社会の最上級に近づくほど、魅力的な態度に出会えるんだな』
とジュリヤンは思った。」
上巻はそんな内容でした。以上☆