奈々の これが私の生きる道!

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映画「ザ・エージェント」トム・クルーズ

2012-04-21 06:43:11 | 映画・テレビ
先日、トムクルーズ主演の「バニラ・スカイ」を観て、なぜか私はトム・クルーズの香水のいい匂いを嗅いだような気持ちになってしまいました。

なぜ、そんな気持ちに?

もしかしたら、トム・クルーズは私が男性に求める何かを持っているのかも知れません。

そういえば、以前にも私はスタンリー・キューブリック監督の「アイズ・ワイド・シャット」でのトム・クルーズの演技に、魂を吸い取られるほどの魅力を感じた覚えがあったのです。

これは、すごくオーバーな表現に思われるかも知れませんが、それしか適当な言葉が見つからないのです。
だけど、当時、トム・クルーズはニコール・キッドマンと結婚していて、その映画にも出演していましたので、私は人の夫に恋心を抱くなんて、もってのほかと、努めて忘れようとした過去があったのです。(苦笑)

だけど、その何かを知りたくなり、トム・クルーズ主演の映画を再び観たくなったのです!
そこで、今回、観たのが、「バニラ・スカイ」と同じ監督で、脚本も書いたキャメロン・クロウの「ザ・エージェント」です。

まず、このDVDのジャケットの写真を見て下さいませ。

トム・クルーズ以外、何も写っていません!

これでは、どういう映画なのか、まったく想像のしようがないですよね?
これだけでも、トム・クルーズの魅力のすごさがお分かりいただけると思います♪

しかも、この映画、アカデミー賞をいくつも取ったというのですから、トム・クルーズの魅力にべったり寄り添ったただの映画ではないのです。

この映画は、男性の魅力とは何なのか?そして仕事の姿勢とは?を私達に問いかけています。

男性は仕事がきっちり出来る人でないと困ります。

でも、女性から見た魅力的な男性は、ただお金の為だけに働くのでなく、そこにプラスアルファの何かがほしいのです。

この映画のトム・クルーズは…

トム・クルーズ演じるジェリー・マクガイアは腕利きのスポーツ・エージェントとして、何人もの一流スポーツ選手を高額で取引していました。
しかし、そのために冷酷で非情になる事もままあり、日に日に良心の呵責が膨らんでいたのです。
そんなある日、ジェリーは決意して、会社へ提案書を提出します。

クライアントの数を減らす

金額は低く

親身な配慮


自分とゲームを大切にする

人間らしい生き方を


仕事への情熱に燃えるジェリーの支えになったのは、スポーツ・エージェントの元祖ディッキー・フォックスの遺した名言の数々です。

「この仕事の原点は選手との人間関係だ」

「パンチをくらっても明日がある」

「愛がなければ売り込みは成功しない」

「私は目が覚めると手を叩いて言う。『いい日にするぞ!』」

「これが(ハート)が空っぽなら、これは(頭)は無価値」

「こういう私も人生で数多くの失敗を重ねてきた。だが、妻を愛し、人生を愛している。君にもそういう成功を!」


この中で、私が気に入ったのは、朝、手を叩いてから、「いい日にするぞ!」という言葉で、実際やってみたら、眠気が吹き飛び、活力が体中から湧き上がって、とってもすがすがしい気持ちになったのです♪


ところで、ジェリーの職場の仲間達は拍手して、彼の考えを歓迎します。
だけど、ジェリーは会社に即刻解雇を言い渡され、「僕についてくる者はいないか?」という彼の言葉に従ったのは経理のドロシーただ一人だけだったのです。

こうして、二人だけで会社を立ち上げ、クライアントのアメフトの選手ロッドをなんとか売り込み、経営を軌道に乗せようと、ジェリーは躍起になるのです。
しかし、そうしながらジェリーは大切な何かを次第に見失っていく…

そして、それと同時進行する形で、ドロシーと恋愛関係になり、やがて結婚して、この両者が絶妙に絡み合いながら、ストーリーが展開して、感動的なラストを迎えるのです。


この映画を観終わった私は、ドロシーが「あなたには結婚は無理よ」と言った言葉で、ふと熟年離婚を思い出してしまいました。
長年、家庭を犠牲にして、仕事一筋に生きて来た男性が、いざ定年退職という時に、それを見計らったかのように、奥様に離婚を突き付けられるパターンです。

女性って、それまでじっと耐え忍んで、最大のパンチをお見舞いして復讐を成し遂げる生き物なんですね。(笑)


世のご主人様、あなたのお宅は大丈夫ですか?(笑)

奥様に捨てられないためにもディッキー・フォックスの「妻を愛し、人生を愛している」 という言葉をよくかみしめて下さいね♪


さあ、それでは今日も一日、元気に頑張りましょうか!

手を叩いて
「いい日にするぞ♪」