
私の子供の頃、NHKで人形劇シリーズが放送されていました。
そのなかで私が一番好きだったのは、ミュージカル仕立ての「ひょっこりひょうたん島」でした。
でも、その番組が放送されたのは、ずいぶん前でしたので、どんな内容だったのか、すっかり忘れていたのです。
それで、この番組のどこに惹かれたのか気になって、DVDを購入し、それをきっかけに、いろいろ調べて、それまでの疑問や知らなかった事が次々にわかってきました。
それまでの人形劇は、上から糸を操って動かすマリオネットや、人形の中に手を入れて動かすものが多かったそうです。
なぜ、そうしたかと言いますと、なるべく人が人形を動かしていると気づかれないようにして、本物らしく見せるためだったとか。
ところが、「ひょっこりひょうたん島」の場合、棒を下から操っているので、棒が見えてしまい、幼い子供でも人が動かしているのが、容易にわかったのです。
だから、そのぶん、ほかの人形劇の手法と違って、ハンディが大きかった。
それをカバーするにはキャラクターの魅力と、ストーリーの面白さが必要以上に求められたのです。
その期待に見事応えて、大人から子供達まで、大人気になったのが、「ひょっこりひょうたん島」だったのです。
この番組、キャラクターが、まず魅力的でしたね~♪
サンデー先生
サンデー先生は、子供思いで責任感が強かったですが、おっちょこちょいなところが可愛かったです。
「地球最後の日」という回では、どうせ死ぬんだからと言って、目一杯着飾り、子供達とピクニックに行って、明るく歌い、陽気にはしゃいでいて、悲壮感は、どこにも感じられませんでした。(笑)
天才少年の博士
博士は、大きな黒ぶちメガネをかけていて、明晰な頭脳よろしく、とっても理屈っぽくて、分析能力に非常にたけています。
ドン・ガバチョ
この人は、ひょっこりひょうたん島の大統領で、演説が大好きで、「みなさ~ん」と声高に叫び、「ブフブハ」とか「ハタハッハ」というセリフが耳に残っています。
でも、私にはどちらかと言うと、うるさいおじ様という印象が強いです。(笑)
だけど、ドン・ガバチョはストーリーを進めるうえで、とっても重要は役どころなんですよね。
トラヒゲ
トラヒゲは、デパートを経営する元海賊で、その商品は盗品ばかりで、とってもがめついのですが、どこか憎めないキャラクターです。(笑)
マシンガン・ダンディ
ダンディは、元々ギャングで、ひょっこりひょうたん島に来てから保安官になり、いつも黒い帽子にサングラスをかけていて、ハンモックによく寝ていた姿を思い出します。
でも、いざという時はかっこいいのです♪
そのほか、ライオン君やテケ、プリン、キッド坊やなど魅力的なキャラクターが沢山登場していました♪
そういったキャラクター達を乗せて、ひょっこりひょうたん島は世界中の海を旅して、奇妙奇天烈な大騒動を繰り広げるのですが、最初はどこかの大陸とつながっていたようで、サンデー先生と子供達がピクニックしていた時に、火山が噴火して、陸地と切り離され、 海を漂うようになったのだとか。
でも、私、今回、「ひょっこりひょうたん島」について調べてみて、びっくりしちゃったのです。
サンデー先生と子供達は火山の噴火に巻き込まれた際に、みんな亡くなり、このお話は死後の世界を現したというのですから。
なぜ、そうしたかと言いますと、作者の井上ひさしさん、山元護久さんと担当ディレクターの三人が両親に頼る事の出来ない子供時代を送っていたからで、子供達が親や大人に絶望したうえでの明るさを描くユートピアにしたかったからだそうです。
私は底抜けに明るい前向きな番組とばかり思っていましたので、これにはかなりびっくりしちゃいました。
なんでも、一家心中まで考えた倒産したある中小企業の社長さんは、どんなに失敗してもめげずに、明日を信じて生きていく、ドン・ガバチョの姿を見て、敢然と立ち直る勇気を得たらしく、そのエピソードが、当時の新聞の投書欄に載ったほどなのです。
それは、まさしくこの番組を観た多くの人達が持った印象とまったく同じではないでしょうか?
どんな苦難にぶつかっても、くじけずに、明日を信じて生きていれば、きっといい事が起きるに違いありません。
それでは最後に、この番組の主題歌をご紹介します。
作詞 井上ひさし
♪
波をちゃぷちゃぷかきわけて
(ちゃぷちゃぷちゃぷ)
雲をスイスイスイスイ追い抜いて
(スイスイスイ)
ひょうたん島は どこへ行く ぼくらを乗せて どこへ行く
丸い地球の水平線に 何かがきっと待っている。
苦しい事もあるだろうさ 悲しい事もあるだろうさ
だけど、ぼくらはくじけない 泣くのはいやだ 笑っちゃおう
進め ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島
そのなかで私が一番好きだったのは、ミュージカル仕立ての「ひょっこりひょうたん島」でした。
でも、その番組が放送されたのは、ずいぶん前でしたので、どんな内容だったのか、すっかり忘れていたのです。
それで、この番組のどこに惹かれたのか気になって、DVDを購入し、それをきっかけに、いろいろ調べて、それまでの疑問や知らなかった事が次々にわかってきました。
それまでの人形劇は、上から糸を操って動かすマリオネットや、人形の中に手を入れて動かすものが多かったそうです。
なぜ、そうしたかと言いますと、なるべく人が人形を動かしていると気づかれないようにして、本物らしく見せるためだったとか。
ところが、「ひょっこりひょうたん島」の場合、棒を下から操っているので、棒が見えてしまい、幼い子供でも人が動かしているのが、容易にわかったのです。
だから、そのぶん、ほかの人形劇の手法と違って、ハンディが大きかった。
それをカバーするにはキャラクターの魅力と、ストーリーの面白さが必要以上に求められたのです。
その期待に見事応えて、大人から子供達まで、大人気になったのが、「ひょっこりひょうたん島」だったのです。
この番組、キャラクターが、まず魅力的でしたね~♪
サンデー先生
サンデー先生は、子供思いで責任感が強かったですが、おっちょこちょいなところが可愛かったです。
「地球最後の日」という回では、どうせ死ぬんだからと言って、目一杯着飾り、子供達とピクニックに行って、明るく歌い、陽気にはしゃいでいて、悲壮感は、どこにも感じられませんでした。(笑)
天才少年の博士
博士は、大きな黒ぶちメガネをかけていて、明晰な頭脳よろしく、とっても理屈っぽくて、分析能力に非常にたけています。
ドン・ガバチョ
この人は、ひょっこりひょうたん島の大統領で、演説が大好きで、「みなさ~ん」と声高に叫び、「ブフブハ」とか「ハタハッハ」というセリフが耳に残っています。
でも、私にはどちらかと言うと、うるさいおじ様という印象が強いです。(笑)
だけど、ドン・ガバチョはストーリーを進めるうえで、とっても重要は役どころなんですよね。
トラヒゲ
トラヒゲは、デパートを経営する元海賊で、その商品は盗品ばかりで、とってもがめついのですが、どこか憎めないキャラクターです。(笑)
マシンガン・ダンディ
ダンディは、元々ギャングで、ひょっこりひょうたん島に来てから保安官になり、いつも黒い帽子にサングラスをかけていて、ハンモックによく寝ていた姿を思い出します。
でも、いざという時はかっこいいのです♪
そのほか、ライオン君やテケ、プリン、キッド坊やなど魅力的なキャラクターが沢山登場していました♪
そういったキャラクター達を乗せて、ひょっこりひょうたん島は世界中の海を旅して、奇妙奇天烈な大騒動を繰り広げるのですが、最初はどこかの大陸とつながっていたようで、サンデー先生と子供達がピクニックしていた時に、火山が噴火して、陸地と切り離され、 海を漂うようになったのだとか。
でも、私、今回、「ひょっこりひょうたん島」について調べてみて、びっくりしちゃったのです。
サンデー先生と子供達は火山の噴火に巻き込まれた際に、みんな亡くなり、このお話は死後の世界を現したというのですから。
なぜ、そうしたかと言いますと、作者の井上ひさしさん、山元護久さんと担当ディレクターの三人が両親に頼る事の出来ない子供時代を送っていたからで、子供達が親や大人に絶望したうえでの明るさを描くユートピアにしたかったからだそうです。
私は底抜けに明るい前向きな番組とばかり思っていましたので、これにはかなりびっくりしちゃいました。
なんでも、一家心中まで考えた倒産したある中小企業の社長さんは、どんなに失敗してもめげずに、明日を信じて生きていく、ドン・ガバチョの姿を見て、敢然と立ち直る勇気を得たらしく、そのエピソードが、当時の新聞の投書欄に載ったほどなのです。
それは、まさしくこの番組を観た多くの人達が持った印象とまったく同じではないでしょうか?
どんな苦難にぶつかっても、くじけずに、明日を信じて生きていれば、きっといい事が起きるに違いありません。
それでは最後に、この番組の主題歌をご紹介します。
作詞 井上ひさし
♪
波をちゃぷちゃぷかきわけて
(ちゃぷちゃぷちゃぷ)
雲をスイスイスイスイ追い抜いて
(スイスイスイ)
ひょうたん島は どこへ行く ぼくらを乗せて どこへ行く
丸い地球の水平線に 何かがきっと待っている。
苦しい事もあるだろうさ 悲しい事もあるだろうさ
だけど、ぼくらはくじけない 泣くのはいやだ 笑っちゃおう
進め ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島 ひょっこりひょうたん島