奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

本当は怖い日本のしきたり♪

2016-07-24 22:59:47 | 読書
 先日、わが家のエアコンが壊れちゃったとお知らせしましたが、その後、どうなったかといいますと、一昨日、地元の家電量販店に行き、店員さんイチオシのお値段のわりに高機能という一流メーカーの超売れ筋エアコンを注文してきました!

 熱中症にならないかと、心配して下さった方、心からお礼申し上げます。

 これもひとえに、あなたのおかげです。

 これで、ようやく快適な夏を乗り切ることが出来ます♪

 と言いたいところですが、喜ぶのは、まだ早い~!

 実は、超売れ筋エアコンゆえ、そのお店に在庫がまったくないのです。
 いいえ、在庫がないどころか、メーカー自体、生産に追いついてない状態で、わが家にエアコンが取り付けられるまで、まだ2週間待たなくてはならないのです!

 つまり、それまで、暑さを我慢しなければいけないってこと!!

 それまで、体力持つだろうか?

 ・・・

 いいえ、持たせなくてはいけません!

 そういう訳で、今回もホラー系のネタをいきたいと思います♪  

 今回、取り上げるのは、「本当は怖い日本のしきたり」という本です。


 この本は、年中行事や歌や言い伝え、日常生活の中のしきたりや冠婚葬祭・神事のしきたりなどのルーツを、膨大な民俗学の学術書を参考に書かれています。

 だから、ただのホラー系のネタ本じゃないのです。

 この中から、とくに私が興味を覚えたものを取り上げたいと思います。

 まず、最初に、お正月から書いてあるのですが、冒頭から早速、びっくり仰天しちゃいました。
 正月の儀式はすべて死霊のためにある。
 華々しいお祝いの行事に見えて、その主役は「霊」であることを、現代の人々は忘れている。

 ね?
 びっくりでしょう?

 この霊は、新年の始まりに、家々に訪れるといわれる「歳神様」のことで、地方によって言い伝えは様々ですが、先祖の霊であるとされるところが多いそうです。

 そして、お正月前に家を掃除して清め、飾り立てて、家族や親戚が揃い、正装し、歳棚という正月用の神棚に祈る様子は葬式と一緒だというのです。

 かつてのお正月は、お盆と同じく、祖先の霊を呼び、慰霊する行事で、それが次第に分化して、新年のお祝いと、1年の無病息災を願うものに変化したそうです。

お餅も例外ではなく、鏡餅は歳神様(ご先祖様)が降臨した際に宿るもので、それを鏡開きの時に食べることによって、歳神様の運気と力を自分の中に取り込むという意味があるとか。

 お正月といえば、その前の月に忘年会をやって、一年の憂さを吹き飛ばし、新たな気持ちで、スタートするくらいにしか思ってませんでしたが、もともとはそういう意味があったのですね。


 ふむふむ、なんだか、怖いというより、とっても勉強になります♪


 


 次に、わらべ唄の謎に迫ります。

 まずは、「とおりゃんせ」です。
 この唄は江戸時代から唄われているのですが、その頃は乳幼児の死亡率が非常に高く、子供の命を守ろうと、紙でお人形を作り、依代として、災厄を受け止めてくれると信じていたそうです。  
 だから、七歳までは紙人形に災厄を受け止めさせていたのですが、それを過ぎると丈夫とみなされ、神社に御札(紙人形)を納めて、今後は守ってくれるお人形なしで一人で歩いていかなければならない。
 その様子を唄にしたのが、「とおりゃんせ」なのです。


 「かごめかごめ」というわらべ唄は、水子の霊を唄にしたという説も、びっくりしました。
 ♪かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる

 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面 だあれ?


 かごめというのは、もともと妊婦のことで、出産を楽しみにしていた。

 ところが、鶴と亀が滑ったで流産を現し、(後ろの正面だあれ?)とは、水子の霊のことを言ってるのだそうです。

 
 おお、こわっ!
 
 子供の頃、本当の意味も知らないで、よく歌ってたなと、今頃になって、ゾッとしました。(苦笑)


 「ずいずいずっころばし」の本当の意味にも、びっくりしました。

 これは、遊女の隠語を元に作られてるらしいのです。
 昔の遊女はネズミの鳴きマネをして、男を誘ったそうです。
 茶壺とは、女性器のことで、行為の最中はお父さんを呼んでも、お母さんを呼んでも戻らない。
 欠けた茶碗は儚く散らした処女のことを意味してるのだとか。


 わらべ唄は、そのくらいにしまして、次、いきます。

 子供の頃、約束する時、よく指切りげんまんてやりませんでした?
 この起源は江戸時代にあり、当時は本当に、指を切ってたらしいです。
 それは、愛憎入り乱れる遊郭で、客に惚れてしまった遊女が愛情を示すために、小指を切断して、男にプレゼントしていたのが始まりだそうです。
 
 でも、今の時代、そこまでしたら、「この女、怖い!」と思われ、逆に男に逃げられるのは間違いないと思います。

 次は、てるてる坊主についてです。
 子供の頃、お天気になるようにと、てるてる坊主を作って、軒先に吊るした人、多いのではないでしょうか?
 てるてる坊主は歌もあって、3番の歌詞は、こうなっているそうです。

 ♪それでも曇って泣いてたら、そなたの首をちょん切るぞ

 これは、その昔、雨のやまない年に、時の権力者に頼まれ、祈祷師がお祈りをしたことがあって、効果のないのに怒られた祈祷師が首を切って殺されたことに由来しているとか。
 

 最後にお辞儀の意味を書いて、終わりにしたいと思います。

 日本人なら、誰でも挨拶する時、お辞儀をしますよね。
 そのもともとの意味はとても悲壮な覚悟が込められてると云います。
 紀元三世紀に書かれた中国の歴史書「魏志倭人伝」の中に、お辞儀をする日本人が登場するそうですが、それよりはるか以前の古墳時代の埴輪にもお辞儀をしているものが出土してるらしいです。
 お辞儀とは、急所である首を無防備に、相手にさらけ出している状態であります。
 だから、相手はこの時とばかりに、首を攻撃して殺すことが出来る。
 お辞儀のポーズは、それほどに相手を信用し、命を投げ出して、敵意がないことを示しいる。
 
 この世は信頼関係で成り立っているというお話。

 そういう訳で、美しくまとめたところで、この文章を終わりにします。


 なかなか、勉強になったでしょう?

 これで、少しでも涼しく感じられたら、幸いです。

 私は、あと2週間、エアコンを取り付けるまで、時おり、この記事を思い出して頑張る所存です。



 おしまい♪

  
 

      

納涼!涼しくなりたいなら、これ♪

2016-07-17 17:32:32 | 読書
 8月も間近に迫り暑い日が続いていますが、どうお過ごしですか?
 私はですね、先日、わが家のエアコンが壊れてしまって、どうしようもないくらい暑い日

を送っております!
 もう、どうしよう?
 修理するのも、一応考えたのですが、それが16年ほど前に買ったエアコンでして、買い

換えた方がいいんじゃないかと、目下思案中なのであります。(苦笑)
 そこで、しばらくは扇風機のみで凌ごうと思っていたのですが、そのほかにも電気製品に

頼らない日本古来の涼む方法があることに気づいたのです!
 それは、ホラーです。(笑)
 この時期になると、毎年、ホラー系のテレビ番組や読み物が出回ったりしますよね。
 稲川淳二さんも、この時期になると大忙しみたいで、あちこちで見かけたりします。(笑


 そこで、私もホラー系のネタで少しでも涼もうと、コンビニで、「死後の世界の秘密がわ

かる本」を買った訳です。

 この本、なかなか興味深いことがいくつも書いてあり、結構、面白く読めたのです。
まず、死後の世界で思いつくものに、天国と地獄がありますよね。
 いいことをすれば天国に行けて、悪いことをすれば地獄に落ちちゃうというあれです。
 本当に、あの世には天国と地獄があるのでしょうか?
 この本によると、どうやら宗教と深い関係があるようです。
 
 仏教では、人は死ぬとすぐに冥土への旅に出掛けなければならないことになっているらし

いです。
 でも、その旅には様々な難関が立ちふさがり、冥土へたどり着くのは容易なことではない

そうです。
 最初の難関は全長3141・84キロの「死での山」で、死後七日目、つまり初七日まで

にたどり着かねばならない。
 そこには最初の裁判官「泰広王」が待ち受けている。
 そこでほとんどの魂は「三途の川」の渡りを宣告される。
 この審判を皮切りに、49日まで7日おきに7回の裁判を受け、「地獄道」「餓鬼道」「

畜生道」「阿修羅道」「人道」「天道」という6つの転生先「六道界」へ送り込まれるのだ

とか。



 キリスト教では、死んだ人間の魂は、天使によって連れられ、神の裁きを受けたあと、生

前の行いによって、まず「天国」「煉獄」「辺獄」「地獄」の4つの世界に振り分けられる


 天国は第一天から第十天層まで、各世界が広がる層に分かれる神が霊的支配をする国であ

り、文字通り楽園である。
 そして、煉獄は懺悔した者たちが浄罪を求めて悔い改める場所で、「高慢」「嫉妬」「憤

怒」「怠惰」「物欲」「暴食」「色欲」が連なっている。
 「辺獄」と「地獄」はダンテの「神曲」に詳しく書いてあるそうで、一番上の第一圏にあ

るのが辺獄で、亡者たちの魂がうごめいている。
 第二圏は肉欲におぼれた者が落ちる地獄、第三圏は食におぼれた者が落ちる地獄、第四圏

は金に貪欲な者が落ちる地獄、第五圏は怒りで自我を失った者が落ちる地獄、第六圏はキリ

スト教徒以外の異端者が落ちる地獄、第七圏は他人や自分に対して暴力を振るった者が落ち

る地獄、第八圏は悪意を持って故意に罪を犯した者が落ちる地獄、そして最下層の第九圏に

あるのは裏切り者が落ちる地獄だ。

 
 つまり、キリスト教徒以外の異端者が落ちる地獄でも明白ですが、各宗教が信仰心を篤く

すために死後の世界、いわゆる天国と地獄を必要としたようです。

 でも、たしかにそういう見方もあるかもですが、私の身近で、病気や事故で瀕死の状態に

なった時に、三途の川を夢に見た人が何人もいるんです。
 あの三途の川は、仏教徒だけが見るものなのでしょうか?
 もしそうだとしたら、宗教にもっと関心を寄せるべきなのかも知れません。

 
 しかし、この本には宗教以外の死後の世界も沢山書いてあります。
 その一つが守護霊です。
 守護霊は背後霊の一種で、その人を守ってくれる存在らしいです。
 ドイツの文豪ゲーテは、解決不能な難問に直面すると、目に見えない何者かと何時間も話

をして、解決の糸口を見つける事が多かったとか。
 また偉大なる楽聖バッハも同様で、彼は「私は自分で作曲した曲などひとつもない。すべ

ては神々が私に聞かせてくれる音楽を、ひたすら書き写しただけなのだ」といっている。
 この発言を見るかぎり、まさに守護霊の導きによって、バッハが文字通り天賦の才を授け

られたとしか考えられない。

 そういえば、私にはバッハをこよなく愛するブロ友さんがいるのですが、どう思われるで

しょう?
 私は、その人と3年前くらいに、霊界の本を著したエマニュエル・スウェデンボルグのお

話をした事がありますので、もしかしたら、このエピソードにも理解があるかもしれません



 
 もし霊魂があるとしたら、死んだあと体重が軽くなってるのでは?と思って、1901年

に精巧な秤のついたベッドで調べた人もいるそうです。
 それはアメリカ・マサチューセッツ州の医師ダンカン・マクドゥーガル博士で、その時、

21グラム軽くなったとか!


 あの世との交信の研究に熱心だった人のお話も書いてあります。

 その方法として、こっくりさんや自動筆記などが挙げられますが、あの発明王エジソンも

関心があったと見え、霊界通信機を製作したそうです。
 
 霊媒音楽家ローズマリー・ブラウンには楽聖フランツ・リストの霊が降りてきて、リスト

が死後、作曲した曲を託されたそうです。 

 輪廻転生についての記述もあります。
 これは、一番有名なのはチベットのダライ・ラマですが、1391年に最初のダライ・ラ

マが観音菩薩の化身として生誕して以来、現在の14世まで生まれ変わりを続けているそう

です。


   
 エアコンが壊れたことから読んだホラー系のネタ本「死後の世界の秘密がわかる本」、涼

しくなったような、そうでないような?

 まあ、何はともあれ、地獄に落ちないように、少しでもいいことしなくちゃなと思いました。


 だけど・・・今度は、考えすぎて、夜、眠れなくなるのが心配かな。(苦笑)





 

「関根恵子と夏目雅子」私の好きなエロスな女優さん

2016-07-10 21:33:52 | 映画・テレビ
 以前もお話したように、私は三島由紀夫の有名な小説にエロスが書いてあることから、

エロスについて、あれこれ考えてみたくなりました。
 色々、模索する中で、エロスを避ける傾向がある人がいることに気づきました。
 それは、主に異性に対して、自信を失くした人達でした。
 男性においては、恋愛に無関心を装ったり、大人の女性への恐れからロリコンに走る人

がいて、女性においては、ぬいぐるみや、子供の頃に流行った少女漫画を読み耽るように

なったり、エロスを想起させない可愛らしいものに関心を示し、あたかも少女のような振

る舞いをする人達がいることに気づいたのです。
 翻って言うなれば、エロスに対して前向きな人は、大人として健全である証しではない

でしょうか?
 そこで、エロスに対して、どう向きあえばいいのか考えていく中で、二人の女優さんの

名前が浮上してきました。

 お二人とも、私の大好きな女優さんです。

 一人は、高橋恵子さんで、元は関根恵子という芸名を使っておられました。


 この人は今でこそ、落ち着いた雰囲気の綺麗な女優さんですが、関根恵子時代は、ヌー

ドで話題を呼び、スキャンダルに満ちたちょっと危ない人という印象が強かったです。
 とくに印象に残っているのは、1979年に恋人と、タイのバンコクに逃避行した時で

す。
 その事件は7月の下旬に起こり、テレビのワイドショーが何度も取り上げて、ちょうど

夏休み中だった私は勉強そっちのけで、テレビに釘付けになったものでした。

 しかし、この時、彼女は死ぬつもりだったようです。
 だけど、死んだ後のことを考えたら、自分の荷物は誰が片付けるんだろうと思い、親の

悲しむ顔が浮かび、そんな思いをさせてはいけないと踏みとどまったとか。
 そして、外国に失踪中、貴重な発見もあったそうです。
 屋台で店員が食べ物を丁寧に焼いている姿を見た時に、「私にないものは、これだ!」

と思い、「見られている時には一生懸命やる。人からこうしなさいと言われたら一生懸命

やる。でも、人が見ていようと見ていまいと本当に真心を込めて何かをすることが私には

ないんじゃないか」と痛感し、改めるようになったということです。
 
 実は、彼女は1977年にも自殺未遂を起こし、女優業を休んで、岐阜県の山村で晴耕

雨読の日々を送ったこともあったそうです。
 
 そんな彼女に転機が訪れたのは、1982年制作の高橋伴明監督の映画「TATTOO<刺青

>あり」に出演した時で、彼女は高橋伴明監督に運命的なもの、縁を感じたと言います。
 高橋伴明監督はそれまでロマンポルノ一筋に撮り続けていて、その映画が一般映画第一

作だったのです。
 
 「一緒にいて自分らしくいられて、どんな逆境に追い込まれても、この人とだったらゼ

ロから一緒にやっていける」そう感じたことが結婚につながったとか。

 私は、彼女にそう思わせた別の理由に、高橋伴明監督がロマンポルノを撮り続けて、大

人の女性の表面的な美しさばかりでなく、その裏に隠された女の深層まで知り尽くしてい

たのが、彼女の心を捉えたような気がしてならないです。

 そして、彼女は結婚後、もう二度とヌードにならないと固く心に誓ったそうです。

 その理由は、ひとえに愛情を得たからに違いないように思われます。


 でも、私は前々から、高橋恵子さんて、綺麗だなあと思ってはいましたが、そんなによ

く知っていた訳ではなかったのです。

 ところが、いつだったか、テレビ番組の「爆報フライデー」にご出演されていた時のこ

と、「3年目の浮気」が大ヒットした「ひろし&キーボー」のキーボーさんが、病床にあ

るお母さんと二人暮らしで、とてもご苦労されてて、昔、自分は生意気だったと涙ぐんで

詫びておられたんです。
 すると、その姿を見た高橋恵子さんが、キーボーさんに駆け寄り「いいのよ、いいのよ

」という感じで慰めてらしたのです。
 その時、私は、やっぱり、高橋恵子さんはご苦労されただけあって、見た目に違わず優

しい人なんだなと感じ入った次第でした。

 そこで、私はこの記事を書くにあたり、関根恵子時代の映画を何本か観てみました。
 「高校生ブルース」三部作、「おさな妻」「樹氷悲歌」「遊び」「成熟」「ラブレター

」などです。  
 驚いたことに、彼女はデビュー作の「高校生ブルース」の時に、15歳という若さで、

早くもヌードを披露しているのです。
 彼女はその後も、十代の時に何本もヌードになり、不良のレッテルを張られて辛い思い

を、何度もしたそうです。
 でも、実際に映画での彼女を見ると、優等生タイプの清純可憐なイメージで、真面目に

映画に取り組んでいたのが目に見えるような気がしました。
 
 それでは、この中からベストスリーを決定したいと思います。
 まず、3位は「新高校生ブルース」です。
 この映画は、童貞の三人組が、団結して童貞とおさらばするまでをコミカルに描いてい

て、関根恵子さんはそれを優しく見守る同級生の役を演じています。
 この映画の見どころは、関根恵子さんのヌードを綺麗に撮っていることと、若かりし頃

の水谷豊さんが共演しているところです。

 第2位は「ラブレター」です。
 この映画は1981年制作の日活ロマンポルノで、詩人の金子光晴の実話を元に作られ

、ロマンポルノ史上最高の興行収入を記録したそうです。
 この当時、関根恵子さんは26歳で、完成された素晴らしいプロポーションを披露し、

ロマンポルノだけあって、エッチなシーンが幾つもあります♪ 

 
 そして栄えある第1位は「おさな妻」です。
 これは、幼くして結婚した女性の不安に揺れ動く心理を巧みに演出し、愛情の素晴らし

さを問いかけた名作と言えるでしょう。
 どちらかと言えば、若い女性向きの映画です。
 ちなみに関根恵子さんは、この映画の熱演が認められ、ブルーリボン賞を受賞していま

す。
 

 話は尽きませんが、それではもう一人の私の好きなエロスな女優さん夏目雅子さんのご

紹介に移らせていただきます。


 彼女はヌードになったという印象はあまりないと思いますが、NHKのテレビドラマ「

ザ・商社」と映画「鬼龍院花子の生涯」でヌードになっています。
 夏目雅子さんは27歳の若さで亡くなられましたが、私は割合早いうちから、彼女のフ

ァンになりました。
 その中から、気になるエピソードを二つ、ご紹介したいと思います。
 一つはテレビのバラエティ番組「ぴったしカンカン」にご出演された時のこと、女子高

生時代に撮った写真を番組で紹介していたのですが、それがセーラー服姿で、スカートの

裾を持ち上げ、いかにも男性を挑発しているようなすました顔で撮った写真だったのです


 その時は、なんてエッチな女子高生だったんだろうとしか思わなかったのですが、今に

して思えば、彼女は女の武器は何であるかを、すでに知っていたのかも知れないですね。
 
 もう一つのエピソードは、夏目雅子さんが亡くなった時に、新聞で紹介されていた実話

です。
彼女は「瀬戸内少年野球団」という映画に出ていますが、撮影中、映画に出演中の男の

子ばかり入っている男風呂に、バスタオル一枚だけを体に巻いた姿で、いきなり入ってき

たらしいのです。
 当然、大騒ぎになったそうです。
 しかし、彼女はその騒ぎを尻目にニコニコしていたとか。

 どうして、彼女はそんなことをしたのでしょうか?

 たんに、男の子達に、大人の女性のヌードを見せてあげて喜ばせたかったからではない

ような気がします。

 私はその理由を考え続け、喉まで出かかっていたのですが、あと一つというところで、

どうしても答えを出せずにいました。

 ところが、それから、何十年も経って、ある男性が私のブログにこうコメントしてくれ

た事があったのです。


 「美女の役目は、魅惑の肉体で戦士たちに快楽を与え、彼らを勇者に仕立てることです

。」


 私は、その男性のコメントで、夏目雅子さんのあの行為は、男の子達に、少しでも早く

一人前の男になってほしいとの願いが込められていたのだと、ようやく解けた気がしたの

でした。

 そのヒントを与えてくれたのは、あの三島由紀夫ファンの人だったのです。

 その人には、それ以外にも幾つも示唆に富むコメントをいただき、今も感謝の念にたえ

ないです。

 その節は大変、お世話になりました。

 この場を借りて、御礼の言葉とさせていただきたく存じます。



 エロスは、大人にとって、男女ともに大切なものに違いないです。

 だからこそ、もっと深くその重要性を認識すべきではと、三島由紀夫の著書を読んで、

思索を重ね、こうした結論を導くに至った次第です。 








「マグマ大使」から「プレイガール」、そして、「サザエさん」から「がんばれロボコン」

2016-07-06 22:19:07 | 映画・テレビ
三島由紀夫や谷崎潤一郎の小説にエロスや変態がいくつも含まれていることに興味を覚え、

それらについて記事を書いていたら、ある人から、「メカ好きな人とエロスは対極にある」

とコメントを頂いた事がありました。
 そういえば、私にもメカ好きで、自称怪獣博士のブロ友さんがいて、確かにその彼もエロ

スにまつわるお話を努めて避けようとする傾向があることに気づいたのです。
 そこで、私は早速、その理由を知りたくて、その彼に聞いてみました。
 すると、落差が激しいからじゃないかと言って、子供の頃に観たテレビ番組「マグマ大使

」に登場するモル役の應蘭芳(オウ ランファン)さんに大人の女の色気を感じていたと教

えてくれたのです。
 その「マグマ大使」を私は5年前にビデオで観てるのですが、江木俊夫さん扮する村上マ

モル少年のママ役の八代万智子さんは綺麗な人だなと気づきはしましたけれど、應蘭芳さん

はあまり記憶になかったのです。
 そこで、全64話ある「マグマ大使」をレンタルして、じっくり観てみることにしました


 
 この作品は、漫画の神様・手塚治虫先生の原作漫画を実写にしたものですので、漫画版も

合わせて読んでみました。
  
 すると、驚くべき事実を発見してしまいました。
 人類が、宇宙の帝王ゴアに一致協力して戦わねばならない時、三島由紀夫の「憂国」をパ

ロディ化した場面が出てきたのです。

 一説によると、手塚先生は三島由紀夫をライバル視していたと言われてますが、私はそう

することで創作活動のパワーの源にしていたような気がしてならないのです。
 実際、手塚先生の「悪右衛門」は、三島由紀夫が出演した映画「人斬り」の人斬り以蔵そ

っくりのキャラクターが登場しますから、単に嫌っていたのではないように思います。
 つまり、三島由紀夫は漫画の神様がライバル視したくなるほど素晴らしい才能の持ち主だ

ったということですね♪

 それに、手塚先生も三島由紀夫同様、エロスに多大な関心を寄せていて、若かりし頃の里

中満智子さんに、「私はエロスを描きたいのだ」と仰っていたというエピソードもあるよう

ですから。

 お話をテレビ版のモルに戻しますと、見てお分かりのように頭に角が生えています。
    
 ということは、怪獣博士は、もしかしたら、性格的にキツい女性が好きなんでしょうか?

 そう思わないでもなかったのですが、夫であるマグマ大使に従順で、息子のガムに優しい

みたいですから、そういうタイプの女性が好きなのかも知れませんね。
 
 でも、このテレビ番組を観て、私が最も気になったのは、やはり、マモル少年のママ役の

八代万智子さんです。

 この人は、当時、まだ独身で、13歳の江木俊夫さんに対して、まだ26歳という若さで

、江木俊夫さんとは13歳しか離れていなかったのです。
 しかも、身長は江木俊夫さんと殆ど変わらないのです。

 なのに、ママの役を演じていた訳ですから、心中複雑なものがあったのではないでしょう

か?
 「私って、そんなに老けて見えるのかしら?」と思ったとしても、何ら不思議ではありま

せんよね?
 実際、番組を観ていると、どこか不満そうな表情を浮かべる場面がいくつも出てくるんで

す。
  老けて見られるのは、女性は結構、気にするものなんです。

 そういう私も、人生で初めて「オバサン」と言われた時の衝撃は、今もありありと脳裏に

焼き付いていますから。(苦笑)

 そこで、もう少し應蘭芳さんと八代万智子さんについて知りたいなと思ったら、お二人が

共にご出演されたテレビ番組「プレイガール」を見つけちゃいました。

 この番組は「マグマ大使」が終了した1年半後に始まっていて、あの従順で、心優しい役

の應蘭芳さんがこんな色っぽいお姿で映っていました。

 子供の頃から、こんな色っぽい女性が好きだったなんて、怪獣博士って案外、おませちゃ

んだったのですね♪
  

 しかし、驚くのはまだ早い!

 清楚で優しいママの役だったあの八代万智子さんまでが、水着あり、パンチラありのお色

気全開で、保険調査員という役を演じていたのです!!


 やっぱり、八代万智子さんは、「マグマ大使」で、26歳の時、13歳の息子のママの役

を与えられたのがショックだったのだと思います。

 「私は、まだまだ若いのよ!ほら、この通り、世の男性達を悩殺することだって出来ちゃ

うんだから!!」

 女性は、プライドを傷つけられたり、ないがしろにされたら、エロスという形で思わぬ方

向に噴出しちゃう生き物なのではないでしょうか?   

 
 それは、「サザエさん」の声優、加藤みどりさんにも同じことが言えると思うのです。
  
 私は、いつだったか、ブログで、「サザエさんに欲情出来る人いますか?」と尋ねたこと

があるんです。
 すると、案の定、誰一人いませんでした。
 「おれのあそこはぴくりともしないよ」という人までいたのです。
 男性を欲情させられないとは、女性として、これほどの恥じはないと思います。
 それに、女性がせっかく、その気になってるのに、いつまでもフニャフニャでは全然、い

い気持ちはしませんからね。(真っ赤)

 だけど、加藤みどりさんは番組が始まった時、担当者から、「お色気なしでお願いします

」と言われ、さらに「サザエさんのイメージがこわれないように、出来ればほかの番組にも

出ないで下さい」と頼まれたそうです。
 その時、加藤みどりさんは、「サザエさん」は半年か一年で終わるだろうと思い、何のた

めらいもなく引き受けたそうで、まさかこんなに長く色気のない役を続けるとは思いもしな

かったそうです。
 だけど、女性のお色気を封印されて、ただですむはずがありません!
 
 実は、加藤みどりさんにはお色気なしの不満が爆発したテレビ番組があるんです。
 
 「がんばれロボコン」という番組がそれを如実に語ってるのです。

 着てるものからして、胸を強調し、この姿で走り回るシーンがあり、プルンプルンお胸が

揺れて、この私でさえ、加藤みどりさんのお胸に釘付けで、どうしても、エッチなことを想

像せずにはいられないのです。(真っ赤)

 しかも、こんなポーズまでして、まさにお色気全開なんです。


 これは、男性についても言えることですが、女性は大人に成長すると、エロスという本能

を獲得します。
 それを否定したり、ないがしろにしたら、思わぬ方向に噴出しちゃう生き物のようです。

 だからこそ、大人の女性はエロスを正しく活用するのが求められるのではないでしょうか



 次回は、私が尊敬するエロスを有効に活用した女優さんのお話をして、さらに追求してい

きます。