先日、わが家のエアコンが壊れちゃったとお知らせしましたが、その後、どうなったかといいますと、一昨日、地元の家電量販店に行き、店員さんイチオシのお値段のわりに高機能という一流メーカーの超売れ筋エアコンを注文してきました!
熱中症にならないかと、心配して下さった方、心からお礼申し上げます。
これもひとえに、あなたのおかげです。
これで、ようやく快適な夏を乗り切ることが出来ます♪
と言いたいところですが、喜ぶのは、まだ早い~!
実は、超売れ筋エアコンゆえ、そのお店に在庫がまったくないのです。
いいえ、在庫がないどころか、メーカー自体、生産に追いついてない状態で、わが家にエアコンが取り付けられるまで、まだ2週間待たなくてはならないのです!
つまり、それまで、暑さを我慢しなければいけないってこと!!
それまで、体力持つだろうか?
・・・
いいえ、持たせなくてはいけません!
そういう訳で、今回もホラー系のネタをいきたいと思います♪
今回、取り上げるのは、「本当は怖い日本のしきたり」という本です。
この本は、年中行事や歌や言い伝え、日常生活の中のしきたりや冠婚葬祭・神事のしきたりなどのルーツを、膨大な民俗学の学術書を参考に書かれています。
だから、ただのホラー系のネタ本じゃないのです。
この中から、とくに私が興味を覚えたものを取り上げたいと思います。
まず、最初に、お正月から書いてあるのですが、冒頭から早速、びっくり仰天しちゃいました。
正月の儀式はすべて死霊のためにある。
華々しいお祝いの行事に見えて、その主役は「霊」であることを、現代の人々は忘れている。
ね?
びっくりでしょう?
この霊は、新年の始まりに、家々に訪れるといわれる「歳神様」のことで、地方によって言い伝えは様々ですが、先祖の霊であるとされるところが多いそうです。
そして、お正月前に家を掃除して清め、飾り立てて、家族や親戚が揃い、正装し、歳棚という正月用の神棚に祈る様子は葬式と一緒だというのです。
かつてのお正月は、お盆と同じく、祖先の霊を呼び、慰霊する行事で、それが次第に分化して、新年のお祝いと、1年の無病息災を願うものに変化したそうです。
お餅も例外ではなく、鏡餅は歳神様(ご先祖様)が降臨した際に宿るもので、それを鏡開きの時に食べることによって、歳神様の運気と力を自分の中に取り込むという意味があるとか。
お正月といえば、その前の月に忘年会をやって、一年の憂さを吹き飛ばし、新たな気持ちで、スタートするくらいにしか思ってませんでしたが、もともとはそういう意味があったのですね。
ふむふむ、なんだか、怖いというより、とっても勉強になります♪
次に、わらべ唄の謎に迫ります。
まずは、「とおりゃんせ」です。
この唄は江戸時代から唄われているのですが、その頃は乳幼児の死亡率が非常に高く、子供の命を守ろうと、紙でお人形を作り、依代として、災厄を受け止めてくれると信じていたそうです。
だから、七歳までは紙人形に災厄を受け止めさせていたのですが、それを過ぎると丈夫とみなされ、神社に御札(紙人形)を納めて、今後は守ってくれるお人形なしで一人で歩いていかなければならない。
その様子を唄にしたのが、「とおりゃんせ」なのです。
「かごめかごめ」というわらべ唄は、水子の霊を唄にしたという説も、びっくりしました。
♪かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面 だあれ?
かごめというのは、もともと妊婦のことで、出産を楽しみにしていた。
ところが、鶴と亀が滑ったで流産を現し、(後ろの正面だあれ?)とは、水子の霊のことを言ってるのだそうです。
おお、こわっ!
子供の頃、本当の意味も知らないで、よく歌ってたなと、今頃になって、ゾッとしました。(苦笑)
「ずいずいずっころばし」の本当の意味にも、びっくりしました。
これは、遊女の隠語を元に作られてるらしいのです。
昔の遊女はネズミの鳴きマネをして、男を誘ったそうです。
茶壺とは、女性器のことで、行為の最中はお父さんを呼んでも、お母さんを呼んでも戻らない。
欠けた茶碗は儚く散らした処女のことを意味してるのだとか。
わらべ唄は、そのくらいにしまして、次、いきます。
子供の頃、約束する時、よく指切りげんまんてやりませんでした?
この起源は江戸時代にあり、当時は本当に、指を切ってたらしいです。
それは、愛憎入り乱れる遊郭で、客に惚れてしまった遊女が愛情を示すために、小指を切断して、男にプレゼントしていたのが始まりだそうです。
でも、今の時代、そこまでしたら、「この女、怖い!」と思われ、逆に男に逃げられるのは間違いないと思います。
次は、てるてる坊主についてです。
子供の頃、お天気になるようにと、てるてる坊主を作って、軒先に吊るした人、多いのではないでしょうか?
てるてる坊主は歌もあって、3番の歌詞は、こうなっているそうです。
♪それでも曇って泣いてたら、そなたの首をちょん切るぞ
これは、その昔、雨のやまない年に、時の権力者に頼まれ、祈祷師がお祈りをしたことがあって、効果のないのに怒られた祈祷師が首を切って殺されたことに由来しているとか。
最後にお辞儀の意味を書いて、終わりにしたいと思います。
日本人なら、誰でも挨拶する時、お辞儀をしますよね。
そのもともとの意味はとても悲壮な覚悟が込められてると云います。
紀元三世紀に書かれた中国の歴史書「魏志倭人伝」の中に、お辞儀をする日本人が登場するそうですが、それよりはるか以前の古墳時代の埴輪にもお辞儀をしているものが出土してるらしいです。
お辞儀とは、急所である首を無防備に、相手にさらけ出している状態であります。
だから、相手はこの時とばかりに、首を攻撃して殺すことが出来る。
お辞儀のポーズは、それほどに相手を信用し、命を投げ出して、敵意がないことを示しいる。
この世は信頼関係で成り立っているというお話。
そういう訳で、美しくまとめたところで、この文章を終わりにします。
なかなか、勉強になったでしょう?
これで、少しでも涼しく感じられたら、幸いです。
私は、あと2週間、エアコンを取り付けるまで、時おり、この記事を思い出して頑張る所存です。
おしまい♪
熱中症にならないかと、心配して下さった方、心からお礼申し上げます。
これもひとえに、あなたのおかげです。
これで、ようやく快適な夏を乗り切ることが出来ます♪
と言いたいところですが、喜ぶのは、まだ早い~!
実は、超売れ筋エアコンゆえ、そのお店に在庫がまったくないのです。
いいえ、在庫がないどころか、メーカー自体、生産に追いついてない状態で、わが家にエアコンが取り付けられるまで、まだ2週間待たなくてはならないのです!
つまり、それまで、暑さを我慢しなければいけないってこと!!
それまで、体力持つだろうか?
・・・
いいえ、持たせなくてはいけません!
そういう訳で、今回もホラー系のネタをいきたいと思います♪
今回、取り上げるのは、「本当は怖い日本のしきたり」という本です。
この本は、年中行事や歌や言い伝え、日常生活の中のしきたりや冠婚葬祭・神事のしきたりなどのルーツを、膨大な民俗学の学術書を参考に書かれています。
だから、ただのホラー系のネタ本じゃないのです。
この中から、とくに私が興味を覚えたものを取り上げたいと思います。
まず、最初に、お正月から書いてあるのですが、冒頭から早速、びっくり仰天しちゃいました。
正月の儀式はすべて死霊のためにある。
華々しいお祝いの行事に見えて、その主役は「霊」であることを、現代の人々は忘れている。
ね?
びっくりでしょう?
この霊は、新年の始まりに、家々に訪れるといわれる「歳神様」のことで、地方によって言い伝えは様々ですが、先祖の霊であるとされるところが多いそうです。
そして、お正月前に家を掃除して清め、飾り立てて、家族や親戚が揃い、正装し、歳棚という正月用の神棚に祈る様子は葬式と一緒だというのです。
かつてのお正月は、お盆と同じく、祖先の霊を呼び、慰霊する行事で、それが次第に分化して、新年のお祝いと、1年の無病息災を願うものに変化したそうです。
お餅も例外ではなく、鏡餅は歳神様(ご先祖様)が降臨した際に宿るもので、それを鏡開きの時に食べることによって、歳神様の運気と力を自分の中に取り込むという意味があるとか。
お正月といえば、その前の月に忘年会をやって、一年の憂さを吹き飛ばし、新たな気持ちで、スタートするくらいにしか思ってませんでしたが、もともとはそういう意味があったのですね。
ふむふむ、なんだか、怖いというより、とっても勉強になります♪
次に、わらべ唄の謎に迫ります。
まずは、「とおりゃんせ」です。
この唄は江戸時代から唄われているのですが、その頃は乳幼児の死亡率が非常に高く、子供の命を守ろうと、紙でお人形を作り、依代として、災厄を受け止めてくれると信じていたそうです。
だから、七歳までは紙人形に災厄を受け止めさせていたのですが、それを過ぎると丈夫とみなされ、神社に御札(紙人形)を納めて、今後は守ってくれるお人形なしで一人で歩いていかなければならない。
その様子を唄にしたのが、「とおりゃんせ」なのです。
「かごめかごめ」というわらべ唄は、水子の霊を唄にしたという説も、びっくりしました。
♪かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる
夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面 だあれ?
かごめというのは、もともと妊婦のことで、出産を楽しみにしていた。
ところが、鶴と亀が滑ったで流産を現し、(後ろの正面だあれ?)とは、水子の霊のことを言ってるのだそうです。
おお、こわっ!
子供の頃、本当の意味も知らないで、よく歌ってたなと、今頃になって、ゾッとしました。(苦笑)
「ずいずいずっころばし」の本当の意味にも、びっくりしました。
これは、遊女の隠語を元に作られてるらしいのです。
昔の遊女はネズミの鳴きマネをして、男を誘ったそうです。
茶壺とは、女性器のことで、行為の最中はお父さんを呼んでも、お母さんを呼んでも戻らない。
欠けた茶碗は儚く散らした処女のことを意味してるのだとか。
わらべ唄は、そのくらいにしまして、次、いきます。
子供の頃、約束する時、よく指切りげんまんてやりませんでした?
この起源は江戸時代にあり、当時は本当に、指を切ってたらしいです。
それは、愛憎入り乱れる遊郭で、客に惚れてしまった遊女が愛情を示すために、小指を切断して、男にプレゼントしていたのが始まりだそうです。
でも、今の時代、そこまでしたら、「この女、怖い!」と思われ、逆に男に逃げられるのは間違いないと思います。
次は、てるてる坊主についてです。
子供の頃、お天気になるようにと、てるてる坊主を作って、軒先に吊るした人、多いのではないでしょうか?
てるてる坊主は歌もあって、3番の歌詞は、こうなっているそうです。
♪それでも曇って泣いてたら、そなたの首をちょん切るぞ
これは、その昔、雨のやまない年に、時の権力者に頼まれ、祈祷師がお祈りをしたことがあって、効果のないのに怒られた祈祷師が首を切って殺されたことに由来しているとか。
最後にお辞儀の意味を書いて、終わりにしたいと思います。
日本人なら、誰でも挨拶する時、お辞儀をしますよね。
そのもともとの意味はとても悲壮な覚悟が込められてると云います。
紀元三世紀に書かれた中国の歴史書「魏志倭人伝」の中に、お辞儀をする日本人が登場するそうですが、それよりはるか以前の古墳時代の埴輪にもお辞儀をしているものが出土してるらしいです。
お辞儀とは、急所である首を無防備に、相手にさらけ出している状態であります。
だから、相手はこの時とばかりに、首を攻撃して殺すことが出来る。
お辞儀のポーズは、それほどに相手を信用し、命を投げ出して、敵意がないことを示しいる。
この世は信頼関係で成り立っているというお話。
そういう訳で、美しくまとめたところで、この文章を終わりにします。
なかなか、勉強になったでしょう?
これで、少しでも涼しく感じられたら、幸いです。
私は、あと2週間、エアコンを取り付けるまで、時おり、この記事を思い出して頑張る所存です。
おしまい♪