奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

特撮番組「宇宙猿人ゴリ」「快傑ライオン丸」

2016-02-21 22:22:21 | 映画・テレビ


今年の干支に因んだお話、今回はテレビの特撮番組「宇宙猿人ゴリ」です。

 「え?その番組、猿は登場しないんじゃないの?」

 もしかしたら、そういう方もいらっしゃるかも知れません。
 前回、ターザンを書いた時、「チンパンジーは猿ではなく、類人猿だ」と教育的指導を受

けたばかりですから。(苦笑)
 しかも、この作品に登場するゴリとラーは、猿でもなければ、類人猿でもなく、いいえ、

そればかりか、地球の生物とはまったく関係のない宇宙人なんですから!

 でも、そんなに厳密に言われたら、私、何書いていいか、困っちゃう・・・

 なので、寛大なお心で、どうぞお付き合い下さいませね♪

 そういう訳で、この作品のお話を始めるわけですが、実は、私、「♪スペ~クトルマ~ン

 スペ~クトルマ~ン・ゴーゴーゴーゴー・ゴゴー」という主題歌は好きで、よく聴いてい

た記憶はあるのですが、肝心要の本編を観た覚えはあまりないんです。

 おそらく、何か観たくない理由があったのだろうと思います。

 私は、幼い頃、不思議大好き少女で、特撮にも一応、興味を持っていたのです。
 とくに、「ウルトラマン」シリーズは、巨大なウルトラマンや怪獣と、小さな人間が、一

緒に写ってる場面が、とっても不思議で、ワクワクしながら観てました。
 この「宇宙猿人ゴリ」も、巨大なヒーローのスペクトルマンや怪獣が登場するので、その

点はクリアしてたはずなのです。


 歌の部分しか観てなかったと言えば、去年、お話したテレビ・アニメの「タイガーマスク

」もそうですが、あれは流血場面がいくつもあったのが、主な理由でした。
 

 
 そこで、なぜ私がこの番組を観なかったという謎に迫ることにしました!

 ところが、そうは決めたものの、これ、レンタル屋さんに置いてなくて、DVD探偵団という

名の8センチDVDで、第一話分だけ、しかも、それを更に9分弱に縮めたものを、ネットで見

つけ、それを鑑賞してみることにしました。
 その時、ついでに、「快傑ライオン丸」も見つけたので、合わせて観てみました。
 

 宇宙猿人ゴリは、ガイシテス太陽系・惑星Eの天才科学者だったが、その優秀な頭脳ゆえに

、惑星の独裁者になる野心を起こしたが、あえなく発覚し、精神改造刑を受けそうになる。
 それを救ったのが、腹心の部下であるラーであった。
 ゴリとラーは空飛ぶ円盤に乗って、逃亡の旅を続けるうち、地球を発見し、これを征服せ

んと企て、怪獣を使って、人類の味方スペクトルマンと死闘を繰り広げるのであった。

 これが概略ですが、タイトルが「宇宙猿人ゴリ」とあるように、最初はゴリとラーが主役

で、出番が非常に多かったみたいです。

 ところが、放送局側から、悪役が主役なのは、おかしいとクレームがつき、「宇宙猿人ゴ

リ対スペクトルマン」を経て、「スペクトルマン」に変化し、内容も公害問題がテーマだっ

たのが、正統派の怪獣バトル路線への変更を余儀なくされたとか。

 最初は、悪役が主役だった?

 それで、ハッと気づいた事がありました。
 
 私は、息子たちが小さかった頃、CDで、特撮ヒーローの歌を、よく聴かせていたのです。
 それは、特撮ヒーローみたいに強くてたくましくなってほしいという願いを込めてでした



 そのなかに、「宇宙猿人ゴリ」もあったのですが、別バージョンの歌にゴリとラーの「ラ

ーよ 攻撃の時は来た」、「ウォーッ」というセリフが入っていて、その部分に差し掛かる

と、息子たちは決まって「恐いよ~」と言っていたのです。


 もしかしたら、最初はゴリとラーが主役で、出番が多かったので、私はそれが恐くて観な

かったのかもしれません。

 でも、どうして、ゴリとラーが恐かったのでしょうか?

 それを解くヒントは、次に観た「快傑ライオン丸」にありました!

 この番組は、「宇宙猿人ゴリ」の後番組で、同じピープロの制作だそうです。
 これには、主人公ライオン丸が乗る天馬が登場し、私はこの天馬が空を飛ぶシーンが好き

で、そこだけよく観ていた記憶があるのです。


 実は、ゴリとラーと、天馬には、ある共通点があるのです。

 ゴリとラーは猿によく似ています。

 一方、天馬も翼がなければ、普通の馬ですよね?

 つまり、どちらも実在のモデルがいるんです。

 だから、ゴリとラーも、天馬も、本当にいるかもしれないと、幼い私は思っていた?

 本当にいるかもしれないと思ったからこそ、ゴリとラーが恐くなり、番組を観なくなった

のでは?

 きっと、そうに違いありません!

 
 ところで、「宇宙猿人ゴリ」を調べて分かったのですが、この作品の裏番組は「巨人の星

」で、当初は視聴率で、大苦戦をしいられていたのが、やがて人気がうなぎ登りになり、第

15話で、ついに追い抜いたという記録があるそうです。

 すごい!

 そんな名作とは露知らず、私としたことが・・・(苦笑)

 ついでに、「快傑ライオン丸」について書きますと、この番組はアメリカでも放送され、

大人気を博したとか。

 時代劇は、海外で、とくに人気が高いようですが、天翔ける天馬もそれに一役買ったのか

も知れません。


 最後に、幼い頃、「宇宙猿人ゴリ」の歌のゴリとラーのセリフが恐いと言っていた私の息

子たちについて書かせていただきますね。

 私たち夫婦は息子たちを特撮ヒーローみたいに、強くてたくましく育ってほしいとの願い

を込めて、特撮ヒーローものの主題歌を聴かせたり、番組を見せていたのですが、忘れもし

ません。それは、特撮ヒーローのキャラクタショーに連れてった時のこと。
 なんとステージから、怪獣が観客席に降りてきて、私の長男を捕まえちゃったのです!
 その時、「恐い~」と、二人の息子の泣きわめく事と言ったらありませんでした。
 
 「宇宙猿人ゴリ」の歌や、怪獣を恐がった私の息子たち。

 お願いだから、強くたくましくなって!


 そう願った私たち夫婦は息子たちが小学生の時、野球部に入れ、それ以来、心身ともに強

くなっていったような気がします。

 しかも、小学生の時に、二人して競うように「学校の怪談」とか、「トイレの花子さん」

とか、やたらとホラー系の本を読んでいました。

 私には、分かっていました。

 ホラーを読んで、度胸をつけようとしてるのだなと。(笑)

 
 息子たちよ、スペクトルマンやライオン丸みたいになって、地球の平和のために悪と戦っ

てくれとは言いません。
 
 強くたくましくなってほしい。

 私が望むのはそれだけ。

 それは、ある程度、叶ったようで、私はそれが嬉しくてならないのです・・・(涙)
  
 
  
     
 
   


 

 
 


映画「ターザン」ジョニー・ワイズミュラー

2016-02-10 22:31:03 | 映画・テレビ
 今年の干支に因んだお話、今回、ご紹介するのは、映画の「ターザン」です。
 理由は、ターザンの相棒に、チータという名前のチンパンジーがいるんです♪


 なぜ、「ターザン」にしたかと言いますと、私のブロ友さんで、時々、古いマンガの記事を書いてる方がいらっしゃるのですが、その人によると、昭和30年代までは、ジャングルを舞台にしたヒーローの作品がいくつもあったそうなのです。
 今でも有名なのは、山川惣治先生の「少年ケニヤ」ですが、ほかにも色々あったそうです。
 そこで、私が気がついたのは、私の子供の頃は、ジャングルを舞台にしたマンガはなかったという事です。
 一体、昭和30年代と、それ以降で、子供の世界にどんな変化があったのでしょう?
 それを、考えてみたくなっちゃったのです。
 まず、考えられるのは、昭和30年代までの日本は、高度経済成期の前ということで、あまり豊かではなかったので、子供のヒーローはたくましく強ければ、それでよかったのかも知れません。
 昭和30年代にも、テレビや車や冷蔵庫はあったものの、まだ一般には普及していなかったので、何もないジャングルを舞台にしたヒーローでも、ヒーロー足り得たのではないでしょうか?
 ところが、昭和40年代になると、殆どの家庭にテレビや、車や、冷蔵庫や、掃除機など、電気製品があって当たり前になってしまった。
 しかも、子供の欲しがるおもちゃや、お菓子も豊富になり、ただジャングルで、猛獣より強いヒーローというだけでは受けなくなってしまったのではないでしょうか?

 
 それと、私は1969年に人類が月面着陸したのも、大いに関係してる気がしてならないのです。

 というのは、怪獣映画「ゴジラ」の生みの親の一人で、幻想小説の大家・香山滋が、晩年、筆を折った理由を尋ねられて、「人工衛星で、地球上の隅々まで観測出来るようになり、未知の土地がなくなってしまったから」と答えたというのです。


 そんな理由で、書く意欲がなくなったなんて、いかにも幻想小説家らしいと思いませんか?

 それ以前は、ジャングルのあるアフリカや、南の島は現実味はあるけれど、行けそうでいけないところに夢とロマンがあり、怪獣映画の「キングコング」や「モスラ」を南の島から来たという設定にしたり、小説の「ロビンソン・クルーソー」や「十五少年漂流記」や戦前のマンガ「冒険ダン吉」が受けてたそうです。

 ところが、人類が宇宙に飛び出した途端、宇宙はそれまでの夢物語から、にわかに現実味を帯び、少年達の関心が、アフリカや南の島から、宇宙へと変わってしまった。
 
 それに、「2001年宇宙の旅」を皮切りに「スター・ウォーズ」や「ET」など、宇宙を舞台にしたSF映画の名作がいくつも作られたのも、宇宙へのロマンをかき立てるのに一役買ったように思うのです。

  そこで、かつて少年達の胸を踊らせた過ぎ去りし日のヒーロー、ターザンに興味が湧いてきた訳なんです。
 その中でも、私がとくに観たいと思ったのは、ジョニー・ワイズミュラーがターザンをした映画でした。
 ジョニー・ワイズミュラーは、ターザンをした俳優として、とっても有名ですが、私は今までただの一本も観たことがなかったのです。
 そんな私のジョニー・ワイズミュラーの思い出は、亡くなる前、精神病院に入れられて、現実と空想の区別がつかなくなり、時おり、ターザンの「ア~アア~!」という雄叫びをしていたというエピソードです。


 たぶん、ジョニー・ワイズミュラーにとって、ターザンは一生の誇りだったのでしょうね?
 私は、このエピソードで、ヒーローの哀れな末路というより、人間にとって、生きる糧とは何だろうと、何度も考えさせられたものでした。

 では、ジョニー・ワイズミュラー主演の「ターザン」は、私の目にどう映るのでしょう?
 それを鑑賞するにあたり、初のターザン役エルモ・リンカーンのサイレント映画と、ディズニーのアニメも、一応、比較のために観てみました。
 すると、段違いに、ジョニー・ワイズミュラーのターザンが、かっこよかったのです。
 エルモ・リンカーンは、砲丸投げの選手のようながっちりした体格をしていて、ジャングルの王者としてのリアル感はあったのですが、動きが機敏とは言えず、なんかオッサンぽくて、イマイチかっこいいとは思えなかったの。(苦笑)

 それでは、気になるジョニー・ワイズミュラーのターザンは?

 いや、本当にもう、笑顔が素敵な甘いマスクで、木から木へ飛び移る動作の身のこなしも軽く、かっこいいのって何のって♪
 正直、こんなにかっこいいとは思わなかったです。
 なんでも、ジョニー・ワイズミュラーは、元オリンピックの水泳選手で、金メダルを5個も取っていて、スポーツ万能で、甘いマスクにスタイル抜群なんです♪

 
 つまり、ジョニー・ワイズミュラーのターザンの魅力は、ジャングルで、猿に育てられたはずなのに、なぜか都会的な顔立ちで、雰囲気もとってもスマートで、全然、リアルではないのですけど、いい男なら、どうでもいいって言う感じかしら♪ 
   
 ジョニー・ワイズミュラーは、17年間で、11本のターザン映画に出て、その間、ほかの俳優によるターザン映画も作られたそうですが、ジョニー・ワイズミュラーのターザンの魅力には遠く及ばなかったそうです。

 
 ターザンが、再び、子供達のヒーローとして、復活する時が来るかは分かりませんが、ジョニー・ワイズミュラーのターザンはヒーローのもっとも原初的な魅力があり、今一度見直してもいいのではと強く思った私でした♪



  
 
  
 
 

「サスケ」白土三平

2016-02-03 18:46:32 | 映画・テレビ
 今年の干支に因んだお話、今回は、テレビ・アニメの「サスケ」のお話をしますね。


 このアニメ、まず冒頭のナレーションが素晴らしいですよね。


 光あるところに、影がある

 まこと栄光の影に、数知れぬ忍者の姿があった

 命をかけて、歴史をつくった影の男たち

 だが、人よ、名を問うなかれ

 闇に生まれ 闇に消える

 それが、忍者の定めなのだ

 サスケ!

 お前を斬る!! 



 うう~ん、かっこいい♪

 このアニメ、どこがお猿さんと関係あるかと言いますと、サスケの苗字が猿飛なんです♪
 そもそも、私がこのアニメのお話をしようと思ったのは、横山光輝ファンのSさんが、マンガの「サスケ」を記事にしていたからです。
 このSさんも、今年の干支に因んだ記事をいろいろ書かれているのです。
 というか、私が今年の干支に因んだ記事を書いてるのは、Sさんの影響が大きいのです。
 Sさんは毎年、新年が明けると、その年の干支に因んだ記事を書いていらっしゃるのです。
 ただ、去年のひつじ年は思いつかなかったのか、一つも書かれませんでした。
 それで、私も何となく、干支に因んだ記事を書きませんでした。
 よく考えたら、テレビ・アニメの「アルプスの乙女ハイジ」とか、映画の「羊たちの沈黙」とかあったのですけど。


 ところで、この「サスケ」に、私は悲しい思い出があるのです。
 サスケは、少年忍者なのですが、第一話めで早くも美しくて優しいお母さんが、敵の罠にかかって殺されてしまうのです。
 
 サスケ、何て可哀想なんでしょう・・・

 私、サスケを見守ってあげる。

 サスケ、強くたくましく生きるのよ。

 当時、私はサスケよりも、幼かったのですが、こうしてサスケは、私の心をがっちり掴んだのでした。

 時代は徳川幕府が始まった頃で、サスケは、小学生くらいの男の子で、忍術で、敵と戦うのです。

 その繰り出す忍術の鮮やかなこと。

 一例をあげると、こういうのがあります。

 猿飛の術

 微塵がくれ

 分身の術

 八方つぶての術

 こだま返しの術

 風移し

 移し身

 炎がくれの術

 火遁ほうせん花の術

 竜神の術

 蛍火の術

 霧がくれの術

 空蝉の術

 
 術を使ってるサスケが、これまたかっこいいんです♪

    
 これらの忍術を駆使して、サスケは敵と戦う訳ですが、敵のどこが卑怯って、サスケがまだ年端の行かない男の子なのに対し、敵は百戦錬磨の大人である事です。

 大の大人が、小学生相手に手加減なく戦うなんて、よくそんなことが出来るわね!

 大人として恥ずかしいとは思わないの?

  
 だけど、サスケは文句ひとつ言わず戦うのです。 

 ところが、サスケを応援している私に大事件が起こりました。

 しばらく観ていたら、サスケと同い年くらいのキクという女の子(鬼姫)が、敵として現れたのです!

 私は、どうなるだろうと思い、固唾を飲んで見守っていたのですが、キクはサスケの命を狙ってるにも関わらず、サスケはキクをやっつけようとしないのです。
 いいえ、そればかりか、二人の関係はどんどん接近していくのです。


 サスケ、あなたどうなっちゃったの?

 まさか、キク(鬼姫)を好きになったんじゃ?

 そんな・・・

 私がここにいるじゃない。

 どうして、私のこの気持ちに気づかないの?

 私はとうとうこらえきれなくなって、番組を観るのをやめちゃったのです・・・


 それから、数年後、その記憶も覚めやらぬうちに、ある年の夏休みに再放送が始まりました。
 
 あれ以来、番組を観なくなったとはいえ、その後のサスケとキクの関係が、ずっと気になっていました。

 また、少し成長した私は、冷静に考える余裕も出来、あの二人が恋人になるはずがないと、確信のようなものが芽生えていました。

 そこで、再放送で、その後、サスケがどうなったのか、チェックすることにしました。

 そう言いながら、キク(鬼姫)が登場する場面では、緊張せずにはいられませんでした。

 すると、案の定、二人は恋人になることなく別れたのでした。

 キクはサスケより、絵に夢中になったのです。

 つまり、芸術に目覚めたのでした。



 私は、安堵の表情を浮かべずにはいられませんでした。

 やっぱり、サスケは、私のもの♪ 
 
 これで、最終回まで安心して観られる。


 ところが!
   
 最終回間際になって、今度はイトちゃんという女の子が現れたのです!

 このイトちゃんは、キクと違って、敵ではなく、白鹿を大切にし、性格も優しくて、とても可愛らしい女の子だったのです。

 文句をつけるところなど、どこにもありません。

 しかも、サスケは、イトちゃんにデレデレして、どう考えても好きとしか考えられないのです。(涙)


 それで、私はこらえきれなくなり、再び、「サスケ」を観るのをやめちゃったのです。


 そんな記憶が、最近、蘇ってきたのです。
 
 
 あの二人、あの後どうなっちゃったんだろう?
 
 私は、このまま最終回を知らずしていいのだろうか?
 
 そして、いろいろ考えた挙句、最終回まで観る必要を感じたのです。

 あの時は、私も子供だったからヤキモチ焼いたかも知れないけど、今ではサスケより大きな息子が二人もいるんです。

 あのままのストーリーの流れだと、サスケは、やがて一国一城の主となり、イトちゃんと結ばれ、みんなに祝福されて、結婚式を挙げ、末永く二人は幸せに暮らしましたとさ♪と感動的なラストを迎えるに違いありません。

 そのサスケとイトちゃんの幸せを心から祝福出来た時、私は初めて一人前の母親になれるのではないか? 


 きっと、そうです!


 そこで、大きな胸を決意に、じゃなかった!大きな決意を胸に、テレビ・アニメ「サスケ」を観てみることにしました。


 ついでに、原作のマンガも読んでみました。
 実は、マンガ版は、うちの息子が小学生の頃、サスケのようなかっこいい男の子になるようにと買い与えていたのです。
 その時、息子は読んだのですが、私はまだページを開いたことさえなかったのです。
 

 
 それではテレビ・アニメ「サスケ」の最終回はどうなっていたでしょう?

 あ、その前に、今度、私がこのアニメを記事にすると書いたら、「あの作品って、女性キャラが結構、エロチックに描かれてましたよね」とコメントされた方がいらしたのですが、こういうシーンを言ってたのでしょうか?


 では、最終回はどうなっていたかと言いますと・・・

 
 あら?
 イトちゃんとは結ばれず、ほかの女性とも?

 ていうか、サスケのお父さんの大猿が、ワカナという娘のいる未亡人と結婚して、それがラストになっているではありませんか!

 それじゃ、サスケの結婚を祝福して、一人前の母親になりたいと思った私の気持ちはどうなるの?

 
 うう~ん、しかし、まあいいか・・・


 サスケ一家が幸せになったのだから、それでよしとするしかないですね・・・


 だけど、先程、書きましたように、私はマンガ版もついでに読んだのですが、そちらは更に続きが描かれていて、とんでもないラストが待ち受けていました。

 それを知った私は、息子に小学生当時読ませて、とても悪いことをした気がしてなりませんでした。

 小学生の男の子に、希望を失くすような、こんなラストはないのでは?
 
 でも、もしかしたら、作者はこんな悲劇的なラストにすることで、安易に人生や社会を考えないで、物事の真理を見極める目を養ってほしいという狙いがあったのかも知れませんね?