奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

映画「フィールド・オブ・ドリームズ」

2009-05-21 12:26:26 | 映画・テレビ
皆さま、お久しぶりです。
その節は、私を気遣い励まして頂いて大変お世話になりました。
突然、ブログを終了して、ご迷惑をお掛けしました事、深くお詫び申し上げます。

ブログを終了して、幾日か過ぎましたが、今だに多くのアクセスを頂いていて、先日は268件のアクセスがあり驚いています。


今回、私が久しぶりに書く気になったのは、そのアクセスに応えたくなり、再登場した次第です。

「フィールド・オブ・ドリームズ」とは映画のタイトルです。


この作品を見終わった感想は、五月の風薫る新緑の木立の中を歩いているかのような、とても爽やかな印象を受けました。
主人公のキンセラは、ある声の導かれるままに、とうもろこし畑をグラウンドに作り変えます。
そんな彼を周りの人々は変人扱いするのですが、彼は一向に気にする様子はありません。
彼の父親は夢を叶える事なく、若くしてこの世を去りました。
父親の夢を受け継ぐではないけれど、人生には金では得られない何かがある。
そう信じて、多額の負債をものともせず、自分の夢に向かって突き進むのです。
やがて、完成したグラウンドには今は亡くなったはずの往年の名プレイヤー達が続々集まってきます。
そして、最後にその声の持ち主の秘密が解き明かされていきます。

フィールド・オブ・ドリームズ
言い換えれば、アメリカン・ドリーム。

アメリカにはいつだって心の故郷野球がある。
俗世間の雑事に追われて自分を見失いそうになったら、あなたもこのお話の主人公みたいにグラウンドに立って、思いっきりボールをほうり投げてごらん。
そのボールは「夢を諦めるな」と言って、微笑みながら、受け止めてくれる人が、あなたのそばにもきっといるはず。

ベルサイユのばらPart7

2009-05-04 06:47:50 | 読書
やがて、オスカルの部隊は、民衆に向かって、大砲を向ける国王軍と戦闘するべくフランス革命の主戦場だったバスティーユに戦闘の舞台を移します。
しかし、自らを鼓舞し果敢に指揮するオスカルに、国王軍の銃が照準を合わせます。
そして、その銃がオスカルを捉え、放った銃弾がオスカルの身体を貫いたのです・・・
天にも響き渡る、みなの悲鳴、怒号、泣き叫ぶ声。
部下のアラン、ロザリーの励ましに、弱々しく微笑むオスカル。
息も絶え絶え、オスカルが見たものは、バスティーユに高々と掲げられた国王軍の降伏を意味する白旗でした。

自由・博愛・平等
この崇高な理想の
永遠に人類の固き礎ならん事を・・・

そうして、フランスの新しい夜明けを夢見、オスカルはアンドレの後を追うようにして亡くなったのです。

やがて、革命は勝利し、国王ルイ16世、マリー・アントワネットは断頭台の露に・・・
断頭台に引き連れられた二人は毅然として死刑に臨み、革命は終結を迎えるのです。


「ベルサイユのばら」が描かれて30有余年、今なお燦然たる輝きを放ち人々を魅了し続けています。
最近、作者の池田理代子さんが、フランスからその功績を認められ、レジオンドヌール勲章を授与されました。
これからも、「ベルサイユのばら」は、少女達の夢や憧れを紡ぎながら、永遠に愛され続けていくに違いありません。
オスカル、アンドレ、そして、自分達の夢を信じて、フランス革命に身を投じ、若い命を散らした人々。

私は、決して彼らを忘れる事はないでしょう・・・


ベルサイユのばらPart6

2009-05-02 05:53:56 | 読書
さて、いよいよオスカルの恋人アンドレの登場です。
アンドレは、オスカルの忠実なる部下として常にオスカルの近くにいるのですが、二人は幼い頃からの付き合いで、アンドレは心ひそかにオスカルに恋心を寄せるのです。
だけど、アンドレとオスカルは身分が違い、決して結ばれる事はないであろうと、アンドレは一人悩みます。
酒場で、オスカルが王室を憎む客達と小競り合いになり、傷ついたオスカルに、アンドレがそっとキスし、うつむいて涙するオスカルの姿はとても感動的です。
しかしアンドレは、オスカルを助けようと、黒騎士と戦っている最中に、左目に鞭が当たり重傷を負ってしまいます。
以後、オスカルに心配をかけまいと、目の不安を隠しとおすアンドレ。
やがて、幾多の困難を乗り越えて二人は結ばれるのです。

しかし、二人の幸福は長くは続きませんでした。

運命の歯車はフランス革命へと徐々に動き出していたからです。

オスカルはかねてからフランス王室の在り方に疑問を抱き、民衆の側に翻り、ついに革命が勃発。
至る所で、民衆が蜂起するのです。
オスカルの率いる部隊も参加するのですが、この戦闘中、アンドレは敵の撃った銃に被弾し、一命を落としてしまうのです。

アンドレの死に、オスカルの脳裏にはめくるめく走馬灯のように、二人の思い出が駆け巡り、悲嘆の涙に暮れるのでした。


つづく