奈々の これが私の生きる道!

映画や読書のお話、日々のあれこれを気ままに綴っています

マンガ「夏目友人帳」を読んで

2008-12-04 07:10:47 | 読書
この文章は、少女マンガ花と夢コミックス「夏目友人帳」について書いたものです。

ニャンコ先生!
長い眠りから目覚められておめでとうございます!
久しぶりのシャバはどんなお気持ちですか?
結界を解いたのが、あのレイコさんのお孫さんだっただなんて、何と言う奇遇なんでしょう。

私、感激しました!
夏目君の優しさに。
だって妖しに友人帳に記された名前を返上しようというんですもの。
あっ、分かってますって、ニャンコ先生。
ニャンコ先生も夏目君の意気に感じ、力添えをしているんですよね!

ところでニャンコ先生。
お酒飲み過ぎちゃ駄目ですよ。
私、知ってるだから。もう!
だけど、どうしても飲み過ぎちゃうようだったら、私がお酌しましょうか?
ほど好いところでとめて、眠くなったら私のひざ枕で寝かせてあげますから。
先生の丸い背中を優しく撫でながら、子守唄など唄ってね。

それにしても妖し達のなんて美しい事。
妖しは誰かが信じてあげなくては、はかなく消え去る運命なんですね。
つばめちゃんが谷尾崎さんに恋心を抱き、浴衣を着て、谷尾崎さんと一緒に写った写真、思わず泣いちゃいました。

これからニャンコ先生と夏目君がどんなエピソードを築いていくのか楽しみにしています。
ぜひ皆さんも、ご一緒に楽しんで下さいね。




「余命一ヶ月の花嫁」を観て

2008-12-02 05:41:37 | 映画・テレビ
これは以前観たテレビ番組の感想です。

千恵ちゃんは乳癌の末期で病室での取材です。
インタビューに答える千恵ちゃんはとても穏やかで、まるで自分の死を予感しているかのようです。
彼氏は仕事が終わるとすぐに千恵ちゃんのもとに飛んで行き、ずっと寄り添っていて、彼氏に甘える千恵ちゃんの姿が写っています。
画面の向こうから二人の愛情がひしひしと伝わってきます。

千恵ちゃんはインタビューにいろいろ答えます。
病気の事。過去の事。そして将来の夢。
二十四歳の千恵ちゃんの夢。
それはウェディングドレスを着る事でした。
彼氏を始め、お友達みな、千恵ちゃんの夢を叶えようと奔走します。
そしてウェディングドレスだけで無く、千恵ちゃんの一番の夢だった結婚式まで挙げたのでした。
ウェディングドレスを着た千恵ちゃんは、この世の人とは思えないほど綺麗でした。
お互いの瞳を見つめ合いながら、指輪の交換をする時の二人の笑顔。
ああ、時よ。ここで止まって。
どうか二人の時を永遠に止めて。
どれほど、そう思った事でしょう。
でも時は無情に過ぎ、挙式が終わった後、千恵ちゃんはすぐに病院に戻らなければなりませんでした。
刻一刻と死の時が迫っていたからです。
それから間もなくして、千恵ちゃんは皆に見守られながら、二十四歳の短い一生を終えたのでした。

生前、千恵ちゃんが、彼氏の「今日は何をしていたの?」の問いかけに「生きていた」と答えるシーンがあります。
当たり前過ぎて気付かないけれど、生きているってそれだけで素晴らしい事です。

明日が来るのは奇跡なのです。

生きたくても生きられなかった人がいた事を、私は決して忘れないようにしたいと思います。