もう、一ヶ月くらい前になりますが、私の北海道の友達が、ブログに家の外の雪景色の写真を載せていました。
私はそれを見て、思わず歓声をあげてしまいました。
そこには見渡す限り一面の銀世界が広がっていたからです。
雪がめったに降らないところに住んでいる私に、彼女は雪景色の写真をプレゼントしてくれたに違いないと思いました。
だけど、その下に書いてある文章を読んで、ア然とせずにはいられませんでした。
そこには、こう書かれていたからです。
あなたは、この写真を見て、どう思いますか?
私は心が折れそうになります。
彼女は、読者に雪景色の写真をプレゼントしてくれた訳ではなかったんです。
彼女は北海道に住んでいながら、雪が降る冬が大嫌いで、毎年この季節になると、気分が落ち込み、家に引きこもって、憂鬱な毎日を過ごしているのだそうです。
たしかに、私もニュースになるほど、深刻な雪の害があるのは知ってますけど、でもだからと言って、暗い気持ちのままで冬の間中、過ごさなくてもいいんじゃない?
そんな彼女に、こんなお話を聞かせてあげたくなりました。
今、うちの次男は修学旅行に行っていて、長野県でスキーをする行程も組まれています。
長男と次男は違う高校に通っているのですが、去年は長男も長野で、スキーを滑って来ました。
宮崎のほとんどの高校の修学旅行はスキーをしに行く行程が組まれています。
なぜなんでしょう?
それは宮崎にはめったに雪が降ったり、積もったりしないので、修学旅行で、子供達に雪と接する機会を与えようという学校側の配慮なのです。
もちろん、子供達も大喜びで参加します。
これに現されるように、私たち宮崎県民は雪がとても好きです。
たぶん、それは雪がめったに降らない事と無関係ではないと思います。
だから、雪が降ったら、とても得した気分になります。
朝、目覚めて、窓のカーテンを開け、雪が積もっていたら、寝ている家族までたたき起こして、家族みんなで、大喜びするのです。
それから外に出て、空を見上げ、雪を全身で受け止めようとしたり、写真なんかもバチバチ撮っちゃいます。(笑)
そして、もっと積もればいいのにと、祈ったりします。
だけど、こちらでは積もったとしても、わずか数センチくらいで、日陰は別として、お昼前にはほとんど溶けちゃうのです。
もっともっと積もればいいのに…
そういう訳で、こちらではめったに雪が降らないので、子供達に少しでも雪と遊ばせようと、数年前、ある小学校は毎年、遠く長野県から、わざわざ大量の雪を運んで、子供達が雪だるまを作ったり、ソリで滑って、大喜びしたとニュース番組で取り上げられた事もありました。
また、雪が好きなのは子供達ばかりではありません。
雪みたいに、綺麗な女の子に育ってほしいと、雪子とか美雪とか名前に雪を入れる人もいます。
そう、こちらでは雪は美しくて尊いものの象徴なのです。
私は子供の頃、雪国の子供達がうらやましくてたまりませんでした。
私もソリやスキーをしたり、雪だるまを作ったり、雪合戦をしてみたい。
あるいは、カマクラの中で、お餅を焼いたり、お料理をふうふうしながら食べたい。
雪ん子の格好をしてみたい。
雪国の子供達が、大雪が降ると、お家が埋まり、二階から外に出るのさえ愉快に思えたり、除雪した雪の壁の間を車が通る写真を見ても、雪国の子供達がうらやましくてたまりませんでした。
それは、無い物ねだりと言われれば、それまでかも知れません。
でも、本来、雪は美しくて尊いものだと、あなたも思いませんか?
だから、雪を厄介者扱いしないで下さい。
雪は、あなたを苦しめようだとか、いじめようと思って、降る訳ではないのですから。
だから、元気を出して、どうやったら冬を楽しめるのか、あなたなりに工夫してみて下さいね。
修学旅行で、長野でスキーをしたり、関東に行った次男は明日、帰ってきます。
どんなお話をしてくれるのか楽しみにしている私たち夫婦なのです。