新米の等級が苦戦しています。
やはり夏場の猛暑が影響して、1等米が大変少ない。
「はえぬき」でJAの情報ですが、みどりもたがわも1等は10%台しか出ていません。
実際、1等も2等も食べるには大差ないのですが、
生産者の手取り額が1俵60kg当り600円も減ってしまいます。
3等だとさらに1000円減。
そこで重宝するのが色彩選別機。
お米の等級を下げる原因となる白や黒、茶などの着色粒を取り除いてくれるのです。
以前は玄米の選別と言うと網目を通して選別する方式しかありませんでしたが、
これは粒の大小を分けるだけで、着色粒は弾けない。
そこで10数年前でしょうか。
登場したのが個人農家向けの小型色彩選別機です。
米粒が細い縦溝を通過(落下)する際に光線を当て、
着色したお米を瞬時に感知、エアーで弾いて除去してくれる優れものです。
ただしこのように高性能な精密機だから価格が高い。
弊社のような50チャンネル(縦溝が50本ある)タイプだと、
実勢300万はするかも。
この機械を導入して7年になりますが、カメムシなどの斑点米を弾いてくれるなど毎年大活躍。
今では色彩選別なしの玄米調整は考えられません。
しかし高価ゆえ一般米農家では導入を躊躇っているのが実情です。
今年は米の品質が悪かったので、にわか需要で機械の在庫が品薄になったという話もあります。
そこで利用したいのが作業委託。
太ももでも毎年知り合い農家から一部の色選作業を請け負っていますよ。
玄米30kg当り税別300円で引き受けます。
委託希望の方はどうぞご連絡ください。
今回はめずらしく最後は宣伝になりました。