農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

自転車と女の子

2006-03-09 22:27:33 | 暮らし
山形にもやっと春が来た!と実感できる陽気になってきました。
杉花粉が飛び始めたとニュースで言っていました。

夕方近く、太もも会館で作業中、隣の農道で女の子たちが自転車遊びをしていました。
風はちょっと冷たいけれど、上天気。う~ん、春だなあー。

「アレー」歓声があがったのでひょいと見ると、長男(小4)の同級生のヨシコとカナコ。
自転車をこぐ足をとめて後ろをみています。
見ると10mほど後ろの路肩で、自転車ごと転んでいるカヨウの姿が。
「痛!手の皮むけたー」
と明るく叫んでいました。
どれどれ、クルマのダッシュボードから救急ばんそうこうを探して、カヨウのところへ。

「あっ!シブヤ(私のこと)のおじさん!」
「んだ。困ったとき現れるのが、シブヤのおじさんだ」
と捨助みたいな台詞をはきながら、カヨウの様子を見ると、別段たいしたことはない。
ちょっとバランスを崩したのだろう、ってかんじ。
すこし擦りむいた右手の人差し指にばんそうこうを緩めに貼ってあげた。

「カヨウ、爪伸びっだなー、爪切らねど、男の子からもでねーぞー」
きゃー!あっはっはー
ヨシコとカナコもはにかみの笑顔です。

「ありがどのー」
カヨウは安心したのか元気に起き上がり、ズボンの汚れをはらって、また自転車にまたがりました。
バイバーイ!
3人は時折後ろを振り向きながら、夕陽の方へ走っていきました。
私は彼女たちが振り向くたびに手を振りました。

雪が消え、春が来て、自転車が楽しい季節になりました。


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