昨日トラックで通りかかった、赤川の土手の下に見えたもの。
高くひょろ長く伸びた柿の木の枝の先に付いた、無数のオレンジの柿の実でした。
耕作が放棄された柿の木です。
下から見上げると、徒長枝が長く細く天に向かって伸びていて、その先端に柿の実が付いています。
高すぎて、サルかに合戦のさるならいざ知らず、人間は登って柿を取ることは出来ません。
これはとなりの園地の柿の木。
最近まで手をかけられてきた見事な樹ですが、今年は放棄されています。
近年このように、手をかけられずに放棄された柿の木畑が増えています。
農家の高齢化、後継者不在。
果樹価格の低迷。
などがその理由に挙げられるのかも知れません。
毎年種を播いて育てる野菜であれば、種を播くのを止めれば作物は育ちません。
しかし果樹は違います。
いったん植えられた以上、毎年毎年成長を続け、季節には花を咲かせ実を付け続けるのです。
手塩にかけられなくなった果樹は、飼い主に捨てられた家畜のようです。
その光景は悲しすぎます。
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