農村ライフ 日々是好日

山形・庄内平野でお米を作る太ももの会広報部長の農村日記

「想い出づくり」と「昨日、悲別で」

2011-11-01 22:32:58 | 日記
11月になったというのに暖かい日和です。
この先もしばらくは気温が高め(20度近く)の予報が続いています。
外仕事をには寒くないのでありがたいのはなによりです。

昨日の「北の国から」の続きです。
当時学生だった私は、実は「北の国から」をリアルタイムで観てはいませんでした。

ウラ番組に面白いドラマがあったのです。

それは山田太一脚本の「想い出づくり」。
結婚適齢期を迎えた24歳の3人の女性(古手川祐子、田中裕子、森昌子)、
人生に、男性に、そして結婚に揺れ動く彼女たちの若い心の物語でした。

そしてその後・・・
北の国からの放送から2年後、
1984年に倉本聰脚本によるドラマ「昨日、悲別で」が放送されました。
北海道の炭鉱の町悲別(かなしべつ)と東京を舞台にした、
青春群像を描いた傑作です。

ファンの間では周知の事実なのですが、
ドラマ「昨日、悲別で」の劇中、「想い出づくり」が出てくるのです。

ミュージカルダンサーを夢見る主人公竜一(リュウ)(天宮良)が、
東京のとあるオーディション会場で再会したのは、
同じ故郷悲別で高校生活を送ったゆかり(おっぱい)(石田えり)でした。
やがて二人は同じ目標を持ちながら寄り添っていきます。

手元にシナリオ本もビデオもないので、うる覚えなのですが、
おっぱいがリュウに言います。
「昔、テレビで山田太一のドラマ想い出づくりを観て」感銘を受けたというようなセリフを言います。
(資料がないので具体的に書けないのが悔しい)

創作ドラマのセリフの中に、実際にあったドラマが引用されるのは
かなり珍しいケースなのではないでしょうか。

そしておっぱいはリュウに聞きます。
「リュウちゃんは、想い出づくり観ていた?」
リュウが答えます。
「いや・・・ウラを観ていた」

「想い出づくり」はDVDが出ています。
しかし「昨日、悲別で」は市販されているのはビデオもDVDもないそうです。
当時、買ったばかりのビデオデッキでVHSテープ2巻に
「昨日、悲別で」を録画しましたが、かなり劣化してしまっています。

カナシベツ新人群、赤坂タップチップス、大人物、悲別ロマン座・・・
エンディングに流れる風の「22才の別れ」がとても印象的でした。
ぜひもう一度観てみたいものです。


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