
第32回みなと酒田トライアスロンおしんレース、
ニュージーランドからの招待選手カイル・スミス選手が
2位以下に大差をつけて優勝しました。
以下は地元紙に掲載された記事です。

カイル・スミス酒田市長を表敬訪問。
2020年オリ・パラリンピックに向けて
ホストタウンに名乗りを上げた酒田市。
その第一歩として市が招待したニュージーランドの若武者が
期待通り活躍してくれました。
来年以降の酒田おしんはもとより、
ぜひ2020年の東京には母国NZの代表選手として
出場、活躍して欲しいものです。
今回レース以外にも市が企画した行事に参加したりと
忙しいスケジュールをこなしながらも、カイル・スミス選手には
(相馬楼だけなんとか観光に行けたらしい)
「ジャパンの北のほうにはサカタという小さいけれどいい町があって、
オシンといういい大会があったよ」
と思っていただけたなら幸いです。
カイル・スミス選手の招待を皮切りに、
これから酒田市とニュージーランドの交流が
ますます盛んになっていけばいいですよね。
そしてもうひとつの記事は気になりました。

「鉄人」
「体力の限界に挑戦」
もう32年目なんだから、こんな紋切り型の
イメージ先行の古臭い表現はいいかげん止めにしませんか。
32年前の第1回大会から、毎年の報道の表現がまったく
変わっていないのですから呆れてしまいます。
たしかにトライアスロンには
「鉄人」「体力に限界」「挑戦」などの要素もあります。
しかしこれらは黎明期のチャレンジングイベント的時代に
マスコミが好んで使った表現です。
しかしいまやトライアスロンは競技としてルールも確立されて、
もはや17年前の2000年シドニー大会から、
オリンピックでは正式種目になっています。
そしてフィットネススポーツとして
競技を楽しんでおられる方々も年々拡大しています。
決してすべての人が悲壮感を持って
限界に挑戦しているわけではありません。
せめて競技という本質を尊重していただいて、
成績上位の選手の名前と順位は掲載して欲しかったなあ。