透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

バスで巡る先史時代の遺跡(第2回江別探訪)へ

2023-09-16 21:09:49 | 日記

晴れ。最低気温16.5℃、最高気温27.6℃。

江別市郷土資料館

令和5年度「バスで巡る先史時代の遺跡(第2回江別探訪)」へ。定員40名。

バスに揺られて、市内の遺跡を巡るツアーです。縄文時代から続縄文時代、そして擦文時代へと時を経て繋がる人々の暮らしの跡を辿ってきました。

北海道には道外とは異なる歴史の歩みがありました。そもそも長くお米が育たなかった北海道では続縄文時代から擦文時代へと弥生時代があった道外とは異なる独自の歩み方となったようです。

さて、その昔、江別市内の地形と地質がどのような状態だったのでしょうか。今は田園地帯や住宅地となっているところがかつて海だったことや4万年前の支笏火山の噴火で火山灰が積もり、それが細かく分解されて粘土質になったとか。

角山にある文化財整理室(旧角山小学校)では数人の方々が手元にある土器の欠片を手掛かりに本来の土器を導き出す作業をしているところを見学させて頂きました。手探りで謎解きに挑んでいる皆さんはミステリー作品に挑んでいるようにも思えます。

こうしてみると、考古学もまた、向かった先に何かががあると信じ、地味な作業を気が遠くなるほど繰り返し続ける息の長い、しかし、ロマンに満ちた学問なのだと思います。

 

「バスで巡る先史時代の遺跡めぐり」は、身近な風景から過去の風景へと想像力で時を翔けるミニツアーとなり、ワタクシにとってなかなか楽しい学びのひとときとなったのでした。

「手にあまる秋あぢの首切り落とし」とショッキングな表現の本日の新北のうた暦の掲歌です。

何か自虐的な雰囲気も感じさせられた作品です。

嘆息が聞こえてくる気がしたのは深読みしすぎたからではないと思うのですが・・・・・。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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