透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

立春前の北海道開拓の村の豆占いなど

2020-02-02 22:04:21 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温-7.0℃、最高気温0.1℃。

二月の開拓の村へ。青山家では豆占いの行事の真っ最中でした。炒った大豆を一升〼に入れ、神棚に上げてお参りした後、豆十数個を囲炉裏に並べ、その焼け具合で吉凶を占うのだそうです。豆が白くなれば豊漁、黒くなれば不漁となるのですが、親方の采配次第で占いの方向性が決まったようです。この度は事情があり、囲炉裏ではなく火鉢で行われていました。

鰊漁場関係者の間で白は吉とされていたとか。理由は鰊の大群が押し寄せて海が白くなる群来をイメージできるからだそうです。豆占いの結果はともあれ、その場に集まった近親者で宴会が持たれたとのことで、ワンチーム?の意思固めにつながるものだったことが伺えました。

さて、青空の下、市街地をのんびり歩き、旧開拓使札幌本庁舎で開催中の「平成の『生まれ出づる悩み』2018巡回展」と「北海道の開拓と移民」の展示を見てきました。こちらふたつの展示もたいそう興味深かったです。

立春を前にした開拓の村は風もなく暖かで、穏やかな時間が流れていました。

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