ボディビルダー ゴリ高梨のゴリ日記

バナナでパンプアップ 

ご自宅でトレーニングをされているOさんの背中のパーソナルトレーニング

2023-06-08 08:44:58 | Weblog
こんにちは。

パーソナルトレーナーのゴリ髙梨です。

今日は、先日の背中のパーソナルトレーニングの模様を

書きたいと思います。

クライアントさんは、Oさん。

普段ご自宅でバーベル、ダンベルでトレーニングをされています。

今回は、背中のトレーニングが上手く出来ない、とのことで、

フリーウエイトで行う背中のトレーニングを行うことになりました。

最初に、肩回り、背中、ふくらはぎなどをほぐしていきます。

これらの部分をほぐすことで、この後に行うトレーニングが

スムーズに出来るようになります。

次は、バーを正しく握る準備運動を行って頂きました。

スマホやパソコンの操作を多く行っていると、指先は器用に

なりますが、これがウエイトトレーニングを行う際には

マイナスになってきます。

次に、体幹の基本運動である腹筋(シットアップ)を

行って頂きました。

Oさんに伺うと、ほとんど腹筋は行っていない、とのことでした。

腹筋の奥にある腹横筋を使う感覚を得ると、色々な種目を行う際の

支える力を養うことが出来ます。

1セット行って頂きましたが、かなりきつそうな表情をされていました。

準備運動が完了し、ここから背中のトレーニングです。

最初は、一番基本になるラットプルダウンです。

バーにファットグリップを装着します。

ファットグリップは、硬いゴムで出来ている握りを太くするための

もので、私は普段前腕のトレーニングに活用しています。

握りの太さは5段階ありますが、私は一番太いオレンジのものを

使っています。

これをラットプルダウンを行うバーに装着するメリットは、

以下が挙げられます。

① 握りが太くなっているため、手をかぶせるようにすることで

手と前腕をしっかりと固めることが出来る。

② 太いグリップをしっかり握ることで、腕の付け根の部分(三頭筋の長頭)

がしっかり使えるようになる。

ファットグリップをバーに装着した状態で軽めの重量で、

2セット程行います。

前腕を固めることで、背中の筋肉を使う感覚が得やすくなります。

また、腕の付け根の部分が使いやすくなるので、これもまた

背中(広背筋)を使えるようになります。

3セット目からはファットグリップをバーから外し、

普通に行います。

こうすると、ファットグリップを握った感覚が残った状態で

ラットプルダウンを行うことが出来るので、より効果的です。

Oさんにやって頂いた感想を伺うと、

「背中を使っている感覚がある」

とのことでした。

普段Oさんは、ご自宅でチンニングをやられている、とのこと

でしたので、チンニングもやって頂きました。

今回は自重ではなく、体重をアシストしてくれるマシンを

使いました。

チンニングで広背筋に効かせるコツは、バーを握った時に

前腕と上腕を立てたまま少し前に出して、肘から動かすこと

です。

これも普段とは違う感覚があり、背中を使っている、と

おっしゃっていました。

次はバーベルを使ったローイングです。

ローイングと言ってもいきなりベントオーバーバーベルローイングを

行うのではありません。

バーベルを通常とは違う向きで握ります。

ちょうど、自分の前と後ろにプレートが来る位置で、バーを

両手で挟むように握ります。

(*バーベルをまたぐ格好になります)

バーベルの真ん中をバランスを取りながら握り、

前後のプレートが床に付かないように気を付けながら

上手く体幹を使いバーをへその辺り目掛けて引いてきます。

この種目を行うと、その後に行うベントオーバーバーベルローイングが

非常に行いやすくなります。

ベントオーバーバーベルローイングを行う際には、体幹の使い方が

一番のポイントになります。

上記の変形ローイングを行うと、この体幹の使い方が出来るように

なります。

Oさんに行って頂いたところ、最初は前のプレートが傾いていましたが、

徐々にコツを掴んで出来るようになっていきました。

3セット程行って頂いた後、今度はベントオーバーバーベルローイングです。

上半身が床と平行になるところまで倒した状態でバーを

へそ目掛けて引いてきます。

最初の変形ローイングを行っているせいか、動きが

スムーズに出来ています。

やり終えた感想を伺うと、

「背中を使っている」

と笑顔で答えてくれました。

この流れで、デッドリフトも行って頂きました。

ベントオーバーバーベルローイングが出来ていれば

デッドリフトは難しくありません。

バーを肩幅ぐらいで握り、床から引いていきます。

シンプルな種目ですが、背中、ハムストリングスと、

背面全体に効果があります。

Oさんは今までデッドリフトは行っていなかった、との

ことですが、これを機会に取り入れてみる、と

言われていました。

最後にダンベルのワンハンドローイングのやり方を

ご案内し、ここでパーソナルトレーニングは終了と

なりました。

後日Oさんからメールでご連絡がありました。

「おかげさまで背中の効きが改善されました!」

という嬉しいお知らせでした。

パーソナルトレーナーとして一番嬉しい瞬間です。


以上、背中のパーソナルトレーニングの模様でした。


ウホッ

ゴリ








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