はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

トラガー西新公☆2

2010-06-09 23:50:39 | Weblog
この新人公演の面白いところは、
主役カップルの伴侶役が、それぞれ、新人公演レベルを越えていたところだと思います。
出来る相手の威圧感から、逃げ出して、
互いに手と手を取り合っちゃったみたい(笑)。

観ながら、そこまで思った訳じゃないんだけど、
振り返ると、そんな感じだったなぁ。


いっちゃん。
危なげない。
何もかもが、ちゃんと出来ている。
役の方向性は、みっちゃんと、ほぼ変わらないんじゃないかと思うんだけど、
みっちゃんよりも更に、大人っぽく感じた。

みっちゃんのハミルトン卿は、大人じゃいられないからこそ、
ああいう行動に出たように見えたのですが、
いっちゃんは、恨みを、ぎゅっと踏み潰して、じわりじわりと黒いもので迫ってく、みたいなものを感じました。


えりちゃん。
ありすちゃんのファニーとは、全く感じが違いました。
どうしちゃったんだろう?というくらいの、華やかさ。
あの小さいえりちゃんが、物凄く大きく見える。

えりちゃんの節回しの癖が、
気位の高さに、非常によく合っている。

問題は、麗ちゃんが、吹っ飛ばされそうな感じがすることで、
ファニーじゃ、何がいけないのか、よくわかんない(笑)。
(その強さ、かしら?)

それにしても、よく作り込んであって、
観ていて、物凄くわくわくしました。
新人公演メンバーの中だと、大人っぽく見えすぎるのが、可哀想ですが…
でも、今回は、これでいいんだと思う。


あっきーくん。
出だしは、ちょっとはらはらしたりもしたのですが、
途中から、どんどんかっこよくなって行きました。
集団を従えてる時にも、際立ってかっこいいんですね。
あれが、冒頭から出せるといいですね、東京では。

歌もだんだん落ち着いて行った感じもあり、
自分に自信を持って、もっと輝いて欲しいなぁ。


風羽くんは、本公演でも、いい役がつくようになってきましたが、
その出来るところを、新人公演でも、いかんなく発揮。
組長さんの役を、非常にいいスケールで演じられておりました。

でも、お髭が無かったよね?
無いなぁ…って思ったような記憶が…。
つけて欲しいなぁ…(笑)。


ずんちゃん。
宙95期のイチオシです。
巧いよねぇ。この人も、観ていてわくわくさせてくれる。

のびやかで、活き活きしているところが、
トムにぴったりでした。
ずんちゃんは、歌も芝居もダンスも出来て、それをきらきらとやってくれるんだよね。

本役さんの雰囲気を汲みつつ、
更に、自分の中にあるバネを使ってるようなイメージ。

銀ちゃんでは、何をやるんだろう。
もし、ずんちゃんが、もやしを食らうようならば、やっぱり頑張って観に行かなきゃいけないよなぁ。


ざっくり、申し上げて、こんな感じでしょうか。
みんな、何役もやってて、観ても観ても、キョロキョロになってしまって、大変でした。

娘役ちゃんが、男役を演ずる率の高いこと高いこと!
そこで、一生懸命帽子を被せられてる感じが、何とも健気というか…。
…そんなこと考えてるから、キョロキョロになっちゃうのか(苦笑)。

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