再び、スーツケースを宿に預けて、私たちは地方遠征にでかけました。
ほとんどセルフサービスで、中2階みたいな、狭い階段の途中にある、物置に置かせてもらいました。
ま、こないだと同じだから、慣れたもんだ。
この遠征プランを組むのも、なかなか大変でした。
ほら、行きたい場所は適当に点在してるのを、
無理矢理線で結んでいくから。
21日もあったら、何処へだって行かれる気にもなるけど、
案外そうはいかないものなのですね。
私は我が儘なので、かなり希望を通していただいた（笑）。
ホントは、カンペールに焼き物を見に行って…とか、
まだまだ思うことはあったのに、Pちゃんには我慢させてしまったよね。
私の我が儘の極みは、この2回目の遠征はじめの訪問地。
誰だよ？三銃士を辿るって言ったのは？
その初心は何処へやら。（苦笑）
しかも、かなり行きにくい場所…エトルタ。
ガイドブックにだって、あんまり載ってません。（苦笑）
アルセーヌ・ルパンの名作、ルパンといえば「奇岩城」…というくらい、真っ先に挙がる作品。
まだ、小学4年のぴちぴちの児童だった、少女ワタクシは、
ポプラ社のアルセーヌ・ルパン全集を読み始めた頃。
「奇岩城」を読み終わると、最後に解説がついてました。
フランスには、この「奇岩城」のモデルになった場所がある、と、
写真入りで紹介されていたのです。
少女ワタクシは、穴があくほどその岩の写真をみつめました。
中が空洞で、ルパンの隠れ家があったなら！！
少女ワタクシは、写真をみつめることで、
岩の中身を空洞にできるパワーが送れるんじゃないかという勢いだった。
そして…
行ってみたい！！！
と、思ったのでした。
だけど、当時は、海外旅行なんて、夢のまた夢。
フランスなんて、宇宙の先に似た場所だった…って言ったら大袈裟かしらん。
しかも、どこともわからんその場所に……
でも、まだまだ夢が現実に変わりうる可能性が沢山ある少女だった私は、
心に、その奇岩城の存在だけは、深く深く刻み付けたのでありました。
だって、いつどんなションス(＝チャンス)が訪れるかわかんないもんね。
そして、まさにこの旅行を決めた時に、
奇岩城に行こう！
とすぐに言い出した。
確か、これまたPちゃんがついて来られてなかったような気がする。
奇岩城って何？だった…よねぇ？？
あれから、「奇岩城」はお読みになられたかしら？(汗)
しかし、私は力説した。
海から、こんな尖んがった岩が突き出してて、
ルパンが隠れ家にしてたことになってる場所なんだよ？？
風景だけでも大変素晴らしいじゃん！
Pちゃんは、お優しいので、
訳のわからんままに、これまた興奮でいっぱいの、AUちゃんと私におつきあい下さったのでした（笑）。
ホント、いい人だよねぇ……。
エトルタは、海辺の町です。
…って当たり前か。岩が海から、突き出してるんだから。
TGVの駅、ル・アーブルから……更にバスで1時間くらい乗って行ったんだと思う。
このバスだって、1時間に1本くらいしかなくて、
駅で1時間近く時間を潰したの。
バスターミナルは新しくて、綺麗なベンチがあったけど、
他に何にも無かったから、私たちは、ひたすらベンチに座り…
うとうとしたり、手紙を書いたり、お喋りしたりして待ちました。
バスの終点がエトルタ。
もちろん、バスの中では爆睡…。
田舎の風景をバスから見る機会なのに、起きていられないんだなぁ。
勿体ないけど、眠いことにはどうにも勝てず、
田舎の開放感から、ずっと眠り続けた私たちでした。
終点。
バスを降りて、帰りのバスをチェック。
すると…なんと、1時間しか滞在可能時間がないことがわかりました。
ほら、帰りのTGVは指定をとってあるから…逆算するとそんなことになるわけですよ。
皆様。
もし、エトルタを訪れてみたいなぁって思われたら…
絶対に1泊して下さい。
エトルタは、素晴らしい場所です！
ガイドブックのバカバカバカ！！
ちゃんと紹介してくれてたら、絶対に泊まったのに（泣）。
バス停から、てくてく歩いて、海辺まで20分くらいあったと思う。
道々、民家が早速可愛らしい。
壁を這う薔薇の花。
ゆっくり眺めていたいけど、私たちには時間が無かった。
途中で、お昼ご飯にとパン屋さんだか、お菓子屋さんに寄って、
美味しそうな物を選んで買う。
そして、せっせと歩いていたらば！！
とんでもないものを発見しました(写真)。
ルパンのシルエットの看板。「モーリス・ルブランの家。あと25ｍ」
……え？ルパンの家？？
ほとんどセルフサービスで、中2階みたいな、狭い階段の途中にある、物置に置かせてもらいました。
ま、こないだと同じだから、慣れたもんだ。
この遠征プランを組むのも、なかなか大変でした。
ほら、行きたい場所は適当に点在してるのを、
無理矢理線で結んでいくから。
21日もあったら、何処へだって行かれる気にもなるけど、
案外そうはいかないものなのですね。
私は我が儘なので、かなり希望を通していただいた（笑）。
ホントは、カンペールに焼き物を見に行って…とか、
まだまだ思うことはあったのに、Pちゃんには我慢させてしまったよね。
私の我が儘の極みは、この2回目の遠征はじめの訪問地。
誰だよ？三銃士を辿るって言ったのは？
その初心は何処へやら。（苦笑）
しかも、かなり行きにくい場所…エトルタ。
ガイドブックにだって、あんまり載ってません。（苦笑）
アルセーヌ・ルパンの名作、ルパンといえば「奇岩城」…というくらい、真っ先に挙がる作品。
まだ、小学4年のぴちぴちの児童だった、少女ワタクシは、
ポプラ社のアルセーヌ・ルパン全集を読み始めた頃。
「奇岩城」を読み終わると、最後に解説がついてました。
フランスには、この「奇岩城」のモデルになった場所がある、と、
写真入りで紹介されていたのです。
少女ワタクシは、穴があくほどその岩の写真をみつめました。
中が空洞で、ルパンの隠れ家があったなら！！
少女ワタクシは、写真をみつめることで、
岩の中身を空洞にできるパワーが送れるんじゃないかという勢いだった。
そして…
行ってみたい！！！
と、思ったのでした。
だけど、当時は、海外旅行なんて、夢のまた夢。
フランスなんて、宇宙の先に似た場所だった…って言ったら大袈裟かしらん。
しかも、どこともわからんその場所に……
でも、まだまだ夢が現実に変わりうる可能性が沢山ある少女だった私は、
心に、その奇岩城の存在だけは、深く深く刻み付けたのでありました。
だって、いつどんなションス(＝チャンス)が訪れるかわかんないもんね。
そして、まさにこの旅行を決めた時に、
奇岩城に行こう！
とすぐに言い出した。
確か、これまたPちゃんがついて来られてなかったような気がする。
奇岩城って何？だった…よねぇ？？
あれから、「奇岩城」はお読みになられたかしら？(汗)
しかし、私は力説した。
海から、こんな尖んがった岩が突き出してて、
ルパンが隠れ家にしてたことになってる場所なんだよ？？
風景だけでも大変素晴らしいじゃん！
Pちゃんは、お優しいので、
訳のわからんままに、これまた興奮でいっぱいの、AUちゃんと私におつきあい下さったのでした（笑）。
ホント、いい人だよねぇ……。
エトルタは、海辺の町です。
…って当たり前か。岩が海から、突き出してるんだから。
TGVの駅、ル・アーブルから……更にバスで1時間くらい乗って行ったんだと思う。
このバスだって、1時間に1本くらいしかなくて、
駅で1時間近く時間を潰したの。
バスターミナルは新しくて、綺麗なベンチがあったけど、
他に何にも無かったから、私たちは、ひたすらベンチに座り…
うとうとしたり、手紙を書いたり、お喋りしたりして待ちました。
バスの終点がエトルタ。
もちろん、バスの中では爆睡…。
田舎の風景をバスから見る機会なのに、起きていられないんだなぁ。
勿体ないけど、眠いことにはどうにも勝てず、
田舎の開放感から、ずっと眠り続けた私たちでした。
終点。
バスを降りて、帰りのバスをチェック。
すると…なんと、1時間しか滞在可能時間がないことがわかりました。
ほら、帰りのTGVは指定をとってあるから…逆算するとそんなことになるわけですよ。
皆様。
もし、エトルタを訪れてみたいなぁって思われたら…
絶対に1泊して下さい。
エトルタは、素晴らしい場所です！
ガイドブックのバカバカバカ！！
ちゃんと紹介してくれてたら、絶対に泊まったのに（泣）。
バス停から、てくてく歩いて、海辺まで20分くらいあったと思う。
道々、民家が早速可愛らしい。
壁を這う薔薇の花。
ゆっくり眺めていたいけど、私たちには時間が無かった。
途中で、お昼ご飯にとパン屋さんだか、お菓子屋さんに寄って、
美味しそうな物を選んで買う。
そして、せっせと歩いていたらば！！
とんでもないものを発見しました(写真)。
ルパンのシルエットの看板。「モーリス・ルブランの家。あと25ｍ」
……え？ルパンの家？？
