月曜日

毎週月曜日
アタシはドキドキしながら朝を迎える

サマータイムが終わって
多少明るくはなったものの
グレーな空の月曜日の朝は
王子が無事に学校に行くか…いまだに不安でたまらない

日曜の夜から
『あ～明日からまた学校だ～』と
呪文のように繰り返す王子をみると
まだよいこらしょとがんばらないと
特に月曜日はしんどいみたい

そりゃそうよね…
オトナだってそう
週明けが嬉しいのは
家族の中では主婦のアタシくらいのもんでしょ

それに
毎日学校で頑張ってるのをお母さんもわかってる
加えてどっぷり日本語漬けの補習校の土曜日と家族との日曜日の後やけんね
気持ちも重くなる、というもんだ

今のところ
バスに乗り遅れることはあっても（あるんかいっ）
『行きたくない』の域には入っていない様子でほっ

最近では
現地校でのコツがつかめてきたのか
昨年度あれだけ遅れが見えた宿題や提出する課題も
ほぼほぼぎりぎりセーフで追いついているようだ
センセからの連絡も…4分の1ほどに減った

その調子、その調子


今朝のこと、
誰よりも先に家を出る王子がバスに乗ったのを見届け
アタシもホッとして気が緩んだところに
起きてきた姫が目に涙をためて一言…
「今日…学校休みたい…」



どどど、どーした、姫
これまで一度も休んだこともなく
持ち前の何とかなる精神で乗り越えてきた姫が
初めて弱音を吐いた

驚いたけど
ちょっとほっとしたのはアタシ

いつもなら
アタシに心配かけまいと絶対弱音を吐かない
がんばれるだけがんばって、
自分の中で無理に消化して乗り越える、という
思い切り長女気質な長女さんだから

そんな彼女が弱音を吐くなんて
よっぽど心がしんどいに違いない

ちょっとだけ抱きしめ、穏やかに理由を聞くと…

昨日の夜やろうと思っていた宿題や勉強が
体調が悪くやれなかった、と。
加えて朝早く起きてやろうと思ったのに起きられなかった、と。

そっか、そっか、
誰かとケンカしたとか
体調がすこぶる悪いとか
学校が嫌でたまらないとか

そういう理由ではなく
take a break/一呼吸置きたい…って感じなのね


王子のトキの経験上
ここで無理を強いると
後々大変なことが起きると学んだので
今日はお休みすることに

夏から秋にかけて
部活動と新学年の宿題に追われ続けてた姫
彼女ががんばってることはアタシも充分わかってるし、
「まいっか」と提出物を忘れていくということもできない
ある意味まじめちゃんな部分があることも、知ってる
なので一呼吸置くことを選択して様子を見てみよう、と素直に思えました

でも、いいですか
お母さんちゃんと知ってるよ、休んだ理由
学校でがんばってることも知ってるけど

部活動が終わって解放されてからというもの、
毎週末補習校のお友達と遊んでるキミの病名は…

『遊び過ぎ』ですっ
でも、それも楽しまなきゃね～～～

休憩して、昨晩できなかった勉強やら宿題が進んで安心したのか
いつもの元気が戻った様子の姫
何はともあれよかった、よかった

そして先ほど
月曜日を乗り越えて「終わったぁ～～～～」と
晴れ晴れした顔で無事帰ってきた王子


二人とも、よく聞いて
あと一週間でバケーションです
ほんとの休憩までもう少しだけこらえようね、
なんとか乗り越えようね
そしてそして、バケーション
楽しむぞ～～～～～～～～っ
…と元気に叫ぶ母
お母ちゃんもホッとしたよ

はぁ、月曜朝は気持ちが落ち着かないぜ～～～