風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

県庁のイチョウ並木

2005-11-15 00:06:35 | インポート
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熊本県庁は風設計室から徒歩で3分くらいの処にあります。昨年12才で死んだ我家の愛犬、レディ(黒のラブラドール)が元気な頃には散歩に来る事もあったのですが、最近は公共工事の入札の時に通り過ぎる程度です。
新緑、紅葉の頃だけでなく、このイチョウ並木はいつ歩いても楽しく、美しいと感じます。
緩やかな坂道になっていて、一見無駄とも思えるほど巾があり長い並木道ですが、この巾と距離が程良く歩く楽しさを高めてくれています。県庁がこの場所に移転して数年後私も今の場所に越してきたので、もう40年弱前の歳月が過ぎていますが、県庁舎とこの並木道の設計者に並々ならぬ力量を感じます。
「冬のソナタ」で並木道でのシーンがありましたが、印象的な場面でした。並木道は視覚的な遠近感と時間的な遠近も演出しているようです。
県庁のイチョウ並木は11月いっぱい夜間のライトアップをしていて、落葉するまで楽しめます。


参勤交代の石畳

2005-11-12 20:17:32 | インポート
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土曜日は南小国の現場行きが続いています。来週末頃から棟上の建て込みに入る為、基礎部分の工事を行っています。
地盤、基礎は建物のベースとして大切な部分なので、確認は欠かせません。(11月8日も行きました)

11月の週末は阿蘇地方でも観光客の多い時期で車の数がいつもの3倍くらいは走っています。それなのに二重の峠で舗装の道路工事をしていたのは驚きました。工事の始まりのところに「参勤交代の石畳」の史蹟(写真)があります。
参勤交代(加藤清正、細川藩)は熊本城から大津を経、この石畳を阿蘇谷へ下り、坂下、内牧、滝室坂を登り、波野、久住(豊後街道)を経て、大分鶴崎から瀬戸内海を船で大阪まで行ったそうです。一度ここまで登ってから下り、また滝室坂を登る道のりはさぞ大変だっただろうと思います。今は外輪山沿いの道を行けば高低差がなく便利ですが、当時は何も無い草原を行く方が危険だったのでしょう。
大津から登って来て、この二重の峠の石畳を下る時見える阿蘇五岳の大パノラマは壮観です。400年前も同じ風景を眺めていたのでしょうが、長い道のりを思うとただのんびり素晴らしいと思う現代人とは違う思いがあったのかも知れません。。
少し下ってみると結構急なのに驚きます。殿様は籠に乗ったまま下りたのでしょうか。それとも天気が良く歩きたくなった事もあったのでしょうか。途中採石場入口(11月9日ブログ)に出てYMCA阿蘇キャンプまで下ると田園風景が広がる平地になります。



ビッグホーンと千枚岩

2005-11-09 12:14:30 | インポート
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愛車?ビッグホーン(写真)は長男(大学1年)が生まれた時に風設計室に来ました。18年と10ヶ月経た現在も何のトラブルもなく活躍していますが、ヂイーゼルエンジンの排ガス問題もあるのでオフロードへ行く時や車が出払っている時乗っています。最近は南小国の現場が山道を登ったところなので出番が増えています。
先日新聞にいすゞ車のリコール記事が載っていました。事務所での会話「ビックホーンがエンジントラブルのリコールの対象になっているよ。」、「でも対象は1998~2002年生産となっているので関係無いね」、「メーカーもうちのビックホーンはリコールより廃車してくれと言うんじゃない」と、もっともな意見に皆納得しました。
20年間は乗り続けたいと思っています。「あと少しだ、頑張れビックホーン」
この採石場はYMCA阿蘇キャンプのすぐそばにあり、ここで採れる千枚岩を階段の踏み石などに使っていますが、今度浴室の床に使いたいと思い見に来ました。山を削る風景は近くで見ると凄い迫力です。採石場の人は「千枚岩はいつもあるとは限らないいけど、ここしばらくは掘ってるからトラックで来て自分達で使えそうなのを積んでくといいよ」と、2tトラック一台一万5千円だそうです。
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南小国現場近くのお茶屋の紅葉(10月31日ブログ)が一段と色づいていました。



猫は何処

2005-11-04 22:26:36 | インポート
本渡市では10/1~12/31の間「本渡ん丼丼フェアー」(ほんどんどんどんフェアー)と言う丼物と器のどんぶりを掛けた食の祭りがあっていて、11/23~11/27には天草ほんど大陶磁器展のイベントがあります。
お昼は「入福」と言うお店で「おまぜ丼」を食べたのですが、この店は地元の人にも人気があり10年程前何度か来たことがあります。しかし店内の雰囲気が以前と違っていたので恐る恐る「以前は座敷ではなくテーブル掛ではなかったですか」と聞くと「それはもう14年ほど前のことです」と言われ、少しショックを受けました。(そんなに前だったの)
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天草の現場も10日ほどで完成します。毎週の天草行きは終わりを迎えますので再度「まねき猫の家」へ立ち寄りました。
巨大な招き猫の製作者はここのオーナーシェフとの事、集めていた招き猫や地蔵さんのコレクションが多くなり、この様なお店を自分で設計し作られたとか、他にも陶芸や店舗アドバイザーもされていて多才な方のようです。
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10月6日のブログの写真はデジカメの性能の関係もあり少しピンボケだったので、再度写真をアップしました。至るところに猫、ねこ、ネコと飾られていてその数は計り知れないのですが、何故か生きた猫は見当たりません。
ネコ好き?それとも収集好き?どちらなのでしょうか。(古物商許可証も持っておられるとか、そうすると)