風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

島原たいへん肥後めいわく

2005-11-20 18:54:00 | インポート
P1000536
P1000539
NEO WELLNESS SPORTS CLUB AMAKUSAの竣工引渡しの日となり、何度か利用した航路(熊本新港-天草本渡)で行くことにしました。オーストラリア製の高速船(舟底が2つに分かれ中央が空いています)で65分で着きます。
P1000542
天気も良く途中普賢岳が近くに見え、平成2年に始まった平成新山や火砕流の跡がはっきり見えます。当時は山頂から火砕流が起きる様子が熊本からも見え、ある日辺り一帯が暗くなり真っ黒な雨が降り出したのは驚きました。
普賢岳の噴火は200年前もあり、その時起きた地震で眉山(写真右側)の山が崩壊、有明海へ大量の土砂がなだれ込み大津波が発生、対岸の熊本、天草に襲いかかり、返しの津波が島原に来て合せて1万5千人の犠牲者が出たそうです。この時のことを「島原たいへん肥後めいわく」と言います。
穏やかな海から見えるきれいな島原ですが、火砕流や眉山の崩壊跡を見ると自然のエネルギーのもの凄さを感じます。
P1000466
この写真は11月11日撮影です。完成写真は一眼レフカメラで撮影しましたので、後日HPで紹介致します。
完成引渡しでもあったのでクミコも同行しました。「本渡んどんどんフェア」で昼食を食べ、クライアントの濱さんや丸尾焼の金澤さんご夫婦と会って話が出来、そこまでは良かったのですが、もともと車酔いに弱い為熊本新港に着いた時はダウン寸前、「遠出は苦手、我家で庭(バラ)いじりしているのが一番好き」と改めて確認したようです。