風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

APEC ARCHITECT

2006-02-06 20:57:06 | インポート

00 _id01 昨日、APEC ARCHITECT(エイペック・アーキテクト)の登録証とIDカードが届きました。日本では昨年から始まった制度で、昨年8月に審査申請、11月末の結果発表後登録申請していたものです。APEC(アジア太平洋経済協力)域内でのアーキテクトの流動化を促進し、国際的な活躍を支援する事を目的で、現在12エコノミー(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、米国、メキシコ、中国、香港、マレーシア、フィリピン、タイ、台湾、日本)が参加しています。(この資格だけでどの国でも設計が出来る訳ではないのですが)

今回329名申請し全員合格していますので、資格要件を満たせば取得可能なものです。一級建築士取得後プロジェクト全体(企画・基本設計・実施設計・工事監理)の7年間の実務経験と3年以上の責任者としての経験が必要条件になっており、実務経験プロジェクトにはそれぞれに施主のサインが必要で、2年毎の更新とその間のCPD(継続的専門能力開発)研修を行う必要があります。

この資格の他に日本建築家協会(数年前退会)は「登録建築家制度」、日本建築士会では「専攻建築士制度」を立ち上げ新しい資格制度を始めています。そんな時昨年末耐震偽造が発覚したため、今まで腰の重かった国土交通省も建築士制度を変える士法改正の準備にはいりました。ここ数年で登録制に変わるはずです。

実はAPEC ARCHITECTに登録しましたが、建築士会の専攻建築士の登録もしています。(建築士会では連合会の教育・事業委員で、来月は東京で会議があります)次に国土交通省の登録制度も始まるとすれば....いくつもの資格と登録がある状態......コマッタナ(ここは絵文字だが...ワカラナイ)。