AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

狼つながり(笑)

2016-12-10 01:35:00 | ノンジャンル
以前に書いた投稿で、追いかけている小説の話をしていたが、この年末になってもう一つ追いかけている小説が出てきた。

「GOSICK GREEN」である。
RED、BLUE、PINKとカラーシリーズでタイトルが続いているので、今回も例に漏れず。
暫くは続くだろうね、この感じだと。

で、
もう一つ見つけてしまったものが、「オオカミと森の教科書」。



こちらはこちらで、“教科書”つながりである意味追いかけているものかな(笑)。
たまたま見ていたら教科書とつくもの、やはり雷鳥社(笑)。

カラスとオオカミは、神話で一緒にして語られる獣の象徴の一つで、野生での生態系でも共存しているケースがやはりある。
ある意味、教科書シリーズでこの2つの生き物が出ているのは的を射ている気がする。

でもって、
実は先のGOSICKとも、「オオカミ」でのつながりがあったりする。

GOSICKのヒロインの血族は「灰色狼」と呼ばれているし、現在彼女が運営している探偵事務所の名は、グレイウルフとまんまであったりする。

多分、この辺りって、現在の狼の分布を俄かに物語ってもいる。
その点でこの2冊って、共通している点があったりする。

何にしても、年末は読むものが一気に増えた感じなので、退屈しのぎには充分なるな。

どの印象か

2016-12-03 01:06:00 | ノンジャンル
まァ、一区切りついたから一先ずかいとくか。

11月30日でもって、正式に退職と相成った。
結局、総合楽器店として構えていたあの店は、3年保たなかったな。

営業としては、先ずその店のありようは3年経ってから見え始めるもので、5年経って漸く真価を発揮するのが道理となっている。
が、本社がそもそもにして傾き始めたら元も子もないからな。
仕方のない閉店となったワケだ。

一つだけ気楽になったのは、目障り耳障りな人間と仕事することがなくなった点かな。
ま、それぞれバンド活動している身だが、シーンが若干異なるし、逆に仕事上での振る舞いを見ていただけに、絡もうとも思わせないやつらになってしまったな。
これは女性陣は除くよ(笑)。

これからまた、ボチボチと探しにかかるか。
こんなオレでも、頼ってくれる人が居るからね。
なるべく、時間がかからないようにしたいケドね。


この話はもう終わり。


この数ヶ月、ずっと追っている小説が一つある。
ギャビン・スミスという著者による、「帰還兵の戦場」というシリーズ。

原作(所謂翻訳されていない、英語版)はケッコー前に出版されていて、その当時は一ヵ月ごとに刊行していくという早さでも話題になったミリタリーSF小説だ。
日本語訳版が出る事になった現在も、一ヵ月ごとに続刊が出ているという当時の事象をなぞらえている。

現在、このシリーズは「天空の標的」という続編が3巻出ており、あと一巻で完結となる筈。
イギリス系のこの手の小説は、中々想像しながら読むのが難しい表現が出てくるので、読んでいるとケッコー重く感じるのだが、描写は主人公の主観で描かれている内容で、時折出てくる主人公の感情が、人間臭さを巧く引っ張り込んでいる。
なんだろうか、人が持っている「後ろ暗さ」というのを、主人公が場面ごとに露わにしているのが、妙に関心をそそる(時に笑えたりするのはオレだけかな?)。

人間感情が渦巻きながら展開していくこの手の小説は、オレにとって特に面白く感じる。
再来年にとうとう完結する「天冥の標」も、ある巻によっては登場人物の主観による場面があったりと、そーいう面が出てくる事によって、その小説の中の人物の奥深さというものをより持たせるので、より感情移入しやすくなる。
今読んで続刊となっているものは、その要素が強く出ているなと思う。

史実や現実を唱えるものはあって然るべきだし、娯楽という面に於いてはオレがそっち方面に賛を推す側なので(人間の「考える自由」の下であれば、音楽を聴いたりコピバンやったりするのと同義)、否定はしない。
が、雑学なんてのは特に要らん(要は本として「雑学」と区分されている類のもの。テレビでクイズ番組でやっているのなんかが顕著だね)。

それよりも、
その本に存在している世界観に没頭したいし、そーいうものが描かれているのが小説である。
漫画などではどうしても描写の利かない(逆もまた然り)質感も、また魅力だろうし、そこに「人間性」というのをどう加味させるか。
人の手によって生み出されるものは、そこに触れ得るかどうかで惹きつけられていくんだと思う。
ソレが善いか悪いかは関係なく。

チラ見した内容や粗筋、または見た目(音楽だとよく言う「ジャケ買い」とか)でも、どの点でも印象っていうのは大事。

気付けなかったりするだけで、色々なものに印象ってのは宿っているんじゃないかな。
飽くまでもオレ個人の意見だケドさ。