AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

打ち止め・・・?

2017-06-17 15:07:00 | ドラム
先日、思い立ってスネアを購入した。


YAMAHAのRLS1470。

ドラム界隈では神格化されている、スティーヴ・ガッドが新たにレコーディング・カスタムをプロデュース(YAMAHAのレコーディング・カスタムというのも、旧シリーズは最早伝説の名器)するに際して、スネアもソレに即したモデルが出ている。

上記のスネアは、そのモデルの一つ。
材質はステンレス・スティール。サイズは14×7。

現在、主に稼働させているスネアは4台。
うち2台は深胴に相当する。
残り2台は仕様上5.5"のみしかないので仕方ないが、使う分には特に問題は無い。

ただ、
自分の中で、あと一つくらい、深胴で尚且つ今後ずっと使っていくと決め込めるスネアが欲しいとは常々考えていた。

まだ金銭に余裕のある今のうちに、そこは手を打っておきたいと思い、購入に踏み切った。

実際、もう一つYAMAHAから出ているHybrid Maple Absoluteのどちらかにしようか、と迷ってはいた。

こちらのシリーズは、サイズとして14×6という一択で、オレの基準としては6"以上は深胴なので、条件としてはぴったり。
あと、カラーリングとして、グリーンのスパークル系が手元にあったら良いな、っていうのも昔から思っていた。
YAMAHAで、現在その条件に嵌るのがそのシリーズ。

但し、このシリーズ、基本受注発注品となっているので、注文してから手元に届くのは最短でも1か月以上となる。今回は決意が鈍る前に手元に在って欲しかった。
それに、グリーンスパークルの木胴スネアに関しては、「あったら良いかな」と思っている程度で、「今後使っていくべきもの」というほどでもない。

使うべきなら、やはり自分の中では金属スネア。
上述した稼働しているスネアのうち3台は木胴であるが、本当に相棒として使っていきたいスネアは、サイズといい鳴りといい結局のところ金属胴に求めるものが多い。

これらは事実バンドで使い分けている意味合いもあり、その結論として金属スネアを使用するのは、オリジナルのバンドで、である。

RLS1470は、その中に加わってもらいたいスネアとして購入に踏み切った。
レコーディング・カスタムのスネアは、コレ以外にも材質及びサイズも色々と出ているのだが、思い切ったサイズで行くのなら7"くらいは、というのと、材質ならスティールが良かった(結局のところ、これもまた一択絞りでしかなかったのだが;苦笑)。

厳密に言えば、今回購入したスネアは、ステンレス・スティールであるので、今のところ手にしていない材質でもある。
通常のスティールと比べて、ステンレス・スティールは明るい。
アルミの淡泊さを感じる明るさや、ブラスの散らばる様な華やかさを伴った明るさではなく、飽くまでもスティール材としてのキレを保った上で明るい、という事である。

そんな材の特性の上で、7″という深さである。
低域の出方は正にこのサイズでしか味わえないし、金属スネアである故に損なわれない反応の良さ。
実はレコーディング・カスタムのステンレス・スティールは、5.5"より深いのは7"となるのだが、材の性質を考えると、サイズ差をつけるのであればこれくらいで良いと感じる。
この辺りは、流石スティーヴ・ガッド、と言うべきか。

2日前に、購入時の仕様でスタジオで試してみた感想が上述。
チューニングしながら全体が馴染むまで、1時間くらいは中々それらしい手応えを掴む事が出来なかったが、そこからはいかにも深胴らしいパワー感が出始め、シンプルなビートを叩いている時の一音のボリュームが実に心地良かった。

とは言っても、そのままの状態でこれからオリジナルのバンドで使用する事は先ず無い。
ヘッドのバターサイドは最低でも変更する。
何にしようかと考えた結果、コレに。


EVANSのEC snareである。

ある意味、自分の中では定番ヘッドに位置していたもので、使うならいずれまた手持ちのSD6465につけようかと思っていたのだが、恐らくもうそうならないだろうという完成度に、あのスネアは落ち着いたと思える。
RLS1470はまだまだこれから試行錯誤していく事になりそうだが、ならばせめて最初に装着するべきは、という事で。

スネアサイドは全然余裕があるし、スナッピーも25本が標準装備されているので、いま暫くは変更する必要は無い。
ま、ゆくゆくはPURESOUNDスナッピーの30本タイプに、とは考えているケド、それよりも先に買う事考えさせられそうなのは、ケースかな。
今回は限定台数でソフトケース付属というのもあって購入したのだが、やはり心もとない。

サイズは許容範囲だろうが、重量を考えるとそう長くは持たないだろうな。
床へ置く時も気を遣う必要が出てくるし(苦笑)。
まァ、オレは乱暴な扱いはしないように心がけているつもりなので、今後運搬を考えて使っていこう。

恐らく、このスネアがオレの中では最終になるかもしれない。
自分の中では、スネアはそんなに何台も手にするものじゃないと思っている。
余程の大金持ちでデカイ家に住んでいるのでもなければ、所有出来る数なんて限られるし(笑)。
ドラムは兎に角場所とるから。

あと、自分で買うスネアって、やっぱりなるべく良いものを選んで買う筈(諸条件ありきでね)。
そーいったスネアは、やはり自分の演奏力と一緒に育っていくものだとオレは考えている。
限界はあると思う。でも、瞬発的に「こりゃダメだ」にもいかないと思う。

長く付き合ってやりたい、というのがオレにはある。
そうなると、スネアに関してはこれ以上に買うなんて事は出来そうにない。
欲しいなァ、と一目見て思わせるのは沢山あるけれどもね(笑)。