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[JAL]ジャンボ機シドニーで主脚破損

2006-06-02 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 ボーイング社製の「B747」型機の主脚に製造ミスが原因のトラブルが発生し、主脚は破断した。搭乗していた乗客、乗員にケガはなかった。
 牽引中に主脚が破断し、幸運だったのかもしれない。もしそのまま離陸し、着陸の衝撃で主脚の片側が破断したらと思うと、ゾッとする。最悪の場合、接地と同時に左主脚が壊れ、時速約300キロで左翼が地面に接触。摩擦で火災となっていたかも知れない。
 同型機は今日も世界の空を飛び続けている。大きな事故になる前に至急の対応を願いたい。

(共同通信) - 6月1日20時42分更新
 昨年5月、シドニー空港から出発しようとした日航ジャンボ機の左主脚部品が破断したトラブルで、オーストラリア航空当局は1日、部品に定められた厚みがないなど、米ボーイング社側の製造ミスが原因とする報告書を公表した。
 強度不足のため金属疲労による亀裂が広がり、けん引車による移動の際に大きな力が加わって破断したとみられる。
 報告書は、日航による2001年10月の分解整備時に、既に長さ約4ミリ、深さ約1・6ミリの亀裂が生じていたと推定。その際の検査では亀裂は見つかっておらず、日航は「当時としては検査は適切だったが、改善できる点があれば取り組みたい」と話している。

(毎日新聞) - 6月1日23時2分更新
 豪州のシドニー空港で昨年5月、関西空港行きの日本航空778便が離陸するためのけん引中に主脚の部品が破損して出発できなかったトラブルで、豪州航空当局は1日、調査結果を公表した。主脚の付け根にある部品の製造方法に問題があり、肉厚が最小許容値より1ミリ以上薄かったため亀裂が進行したことが原因とした。

(2006年6月1日 株式会社日本航空)
 2005年5月30日、JAL778便(シドニー発関西空港行 B747型機、乗客・乗員計181名)が出発時、牽引車にて移動中、左主脚の付け根付近の部品が破断し、運航できない事例が発生いたしました。同便ご利用のお客さまには翌日便をご利用いただくなど、大変ご迷惑をおかけいたしました。この事例はオーストラリア当局より「重大インシデント」と認定され、JALは当局の原因究明に協力をしてまいりました。本日、このケースについての調査報告書(Aviation Safety Investigation Report)が当局より公表されました。
 同報告書によれば、同部品はメーカー製造時の不適切な機械加工などが原因で、金属疲労による亀裂が進展し、破断に至ったものと推定されております。
 既にJALでは検査対象となるB747型機およびB747-400型機全機(計79機)に対し、目視および機器を使用した検査を実施し完了しております。また今後も定期的な検査を継続してまいります。
 この事例に関してご不便・ご迷惑をおかけしましたお客さまに改めて深くお詫び申し上げます。JALは検査体制の充実を行い、再発を防止し、安心してご利用いただけるフライトをお客さまに提供してまいります。

☆JAL発表の公式コメントページ 「JAL - MD87型機主脚部に対する不適切な整備作業について」とタイトルが出ている(^_^;) 早くページ直せよJALさん


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