<コメント>
昨日、高知空港へ胴体着陸したボンバルディア機関連情報です。
まずは、国内航空各社の便に欠航が相次いでおりますので、今後ボンバルディア機をご利用予定の方は各航空会社発信の情報で確認ください。
☆ANA(全日空)
☆JAL(日本航空)
☆JAC(日本エアコミューター)
航空各社は、事故当該機の前輪を重点的にチェックし、不具合の見つからなかった機材を本日も就航させています。しかし胴体着陸した機も不具合はなく、今回のトラブルが起こっています。原因を特定しないまま、継続就航させる航空会社の『安全』に対する考えは、いったいどうなっているのでしょう?
車輪格納のトラブルは過去に数回発生していて、たまたま機内に車輪が格納されないため、出発空港へ引き返しています。もし、偶然車輪が格納されてしまい、予想外の障害(今回と同じ原因)が起こっていたら、今回以上の被害が出ていた事でしょう。
整備中、車輪格納扉が突然閉まり、整備士がケガをしている事故も起こっています。
[ボンバルディア機]車輪格納庫突然閉まり整備士重傷!
[JAC]またボンバル機トラブル相次ぐ
[国交省]カナダ政府にボンバル機の改善要請
採算性は下がりますが、事故原因が特定されるまで、ボンバルディア機の就航を中止し、代替機(B737など)での対応をお願いしたいと思います。本気で『命』『安全』に取り組んで頂きたい。
[乗務員から聞き取り=原因解明へ本格調査-全日空機胴体着陸で事故調]
(時事通信)3月14日11時1分配信
大阪(伊丹)発高知行き全日空1603便ボンバルディアDHC8-400型機(乗客乗員60人)の前輪が下りず、高知空港に胴体着陸した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は14日、同機の乗務員への聞き取りを行うなど、事故原因の解明に向けた本格的な調査を開始した。
事故調は13日午後、調査官2人を現地に派遣。約3時間半にわたり、機体の損傷状況などを調べる実況見分を行った。14日午前には、今里仁機長(36)や副操縦士ら乗務員への聞き取りを実施。午後には油圧や配線系統のほか、緊急時用の手動車輪昇降レバーから前輪格納部の扉まで延びている金属製ケーブルの状況なども調べる。
[<全日空機胴体着陸>高知空港、運用再開 利用者に不安の声]
(毎日新聞)3月14日11時56分配信
全日空1603便の胴体着陸事故で閉鎖されていた高知空港は、14日午前、運用を再開した。到着一番機となったのは大阪(伊丹)発の全日空機で、事故機と同型。定時より9分遅れの午前8時4分、23人の客を乗せ、無事に滑走路に降り立ったが、事故原因の解明はこれからのため、利用者からは安堵と不安の声が交錯した。
[全日空機・胴体着陸:松本空港にも同型機 札幌線にも就航予定 /長野]
(毎日新聞)3月14日12時2分配信
◇JALが運航
高知空港(高知県南国市)で13日、前輪が出ず胴体着陸する事故を起こしたボンバルディアDHC8―Q400型。同型機は松本空港にも就航しており、昨年1月19日には日本航空(JAL)が運航する大阪発松本行きが、離陸直後に前輪が収納出来ず、大阪空港に引き返すトラブルが発生。存続が決まった札幌線にも就航が予定されていた。【藤原章博】
国土交通省航空局によると、同型機のイレギュラー運航は77件で、重大な事故につながるインシデントは1件起きている。松本空港で札幌線、福岡線、大阪線を運航するJALは同型機を9機保有。大阪、福岡、鹿児島の3空港を中心に14路線を運航する。JALは事故を受けて同日午後から、同型機の緊急点検を実施。緊急時に手動で車輪を動かすことが出来るかなどを確認した。
同型機は松本空港の大阪線と福岡線でも運航され、札幌線も来年10月から同型機に切り替わる。札幌線はジェット機MD87型機の老朽化などでJALは休止を発表したが、週7便ある福岡線のうち、週4便を札幌線に充てることで存続が決まっている。
JALが保有する機材のうち、滑走路が短い松本空港に発着出来る機材が同型機だったことなどから、福岡線の枠を充てることになった。また、県は札幌線存続のために同型機の経費などを一部負担する。同社広報部は「同型機を運航させることに変更はない」とする。また、県交通政策課は「国交省の対応を見守りたい」としている。
ボンバルディアDHC8―Q400は、カナダのボンバルディア社製のプロペラ機。ジェットエンジンを使ってプロペラを回す。従来のプロペラ機に比べ、低騒音で高速巡航でき、燃費効率が良いのが特徴。【藤原章博】
[<全日空機胴体着陸>事故調の調査本格化 格納ドアに着目]
(毎日新聞)3月14日12時17分配信
全日空1603便(ボンバルディアDHC8―Q400型)が高知空港に胴体着陸した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調査官は14日午前、機長(36)と副操縦士(34)、管制官の事情聴取を始めた。午後には事故機の検証作業を本格化する。一方、高知空港は同日朝、滑走路の運用を再開した。
事故機は13日夜、滑走路から撤去された。現地入りした事故調の調査官は同日の調査で、飛行中の音声などを記録するコックピット・ボイス・レコーダー(CVR)とデジタル・フライト・データ・レコーダー(DFDR)を回収。また事故機の破損状況や操縦室などを目視で調べた。
松尾真調査官は同日の会見で「非常用のハンドルを操作しても、前脚の格納ドアが開かなかったケースは、海外での別機種で例があるようだが、国内では聞いたことがない」と述べ、格納ドアの異常を重視。直前の整備状況も含め調査する方針。14日午前は機長らから事故時の状況などを聞き取り、午後には機材で機体を持ち上げて、前脚が下りるかなど詳細な検証を行う。
一方、事故で破損した滑走路の補修作業を進めていた高知空港は、同日午前7時半に運用を再開。午前7時48分に羽田行きの日航機が出発し、午前8時1分には、事故機と同型の大阪(伊丹)空港発全日空1601便が到着した。
【中本泰代、内田幸一、田辺一城】
◇
胴体着陸したボンバルディア機と同型機の緊急点検に伴い、全日空は14日、通常は同型機を使用している高知発大阪(伊丹)行きなど4便の運航を取りやめた。また、中部国際や福岡の発着便8便をエアバス機やボーイング機に変更して運航。
◇異常見つからず…緊急点検
全日空によると、14日朝までの緊急点検で、対象機体の前脚部分に異常は見つかっていない。しかし事故機の他型機であるQ300機1機で、左右の主脚の降下スピードが少しずれるという問題が見つかった。「安全面への影響はない」としながらも、問題解決までは羽田―大島路線1往復を欠航とする。【長谷川豊、種市房子】
昨日、高知空港へ胴体着陸したボンバルディア機関連情報です。
まずは、国内航空各社の便に欠航が相次いでおりますので、今後ボンバルディア機をご利用予定の方は各航空会社発信の情報で確認ください。
☆ANA(全日空)
☆JAL(日本航空)
☆JAC(日本エアコミューター)
航空各社は、事故当該機の前輪を重点的にチェックし、不具合の見つからなかった機材を本日も就航させています。しかし胴体着陸した機も不具合はなく、今回のトラブルが起こっています。原因を特定しないまま、継続就航させる航空会社の『安全』に対する考えは、いったいどうなっているのでしょう?
車輪格納のトラブルは過去に数回発生していて、たまたま機内に車輪が格納されないため、出発空港へ引き返しています。もし、偶然車輪が格納されてしまい、予想外の障害(今回と同じ原因)が起こっていたら、今回以上の被害が出ていた事でしょう。
整備中、車輪格納扉が突然閉まり、整備士がケガをしている事故も起こっています。
[ボンバルディア機]車輪格納庫突然閉まり整備士重傷!
[JAC]またボンバル機トラブル相次ぐ
[国交省]カナダ政府にボンバル機の改善要請
採算性は下がりますが、事故原因が特定されるまで、ボンバルディア機の就航を中止し、代替機(B737など)での対応をお願いしたいと思います。本気で『命』『安全』に取り組んで頂きたい。
[乗務員から聞き取り=原因解明へ本格調査-全日空機胴体着陸で事故調]
(時事通信)3月14日11時1分配信
大阪(伊丹)発高知行き全日空1603便ボンバルディアDHC8-400型機(乗客乗員60人)の前輪が下りず、高知空港に胴体着陸した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は14日、同機の乗務員への聞き取りを行うなど、事故原因の解明に向けた本格的な調査を開始した。
事故調は13日午後、調査官2人を現地に派遣。約3時間半にわたり、機体の損傷状況などを調べる実況見分を行った。14日午前には、今里仁機長(36)や副操縦士ら乗務員への聞き取りを実施。午後には油圧や配線系統のほか、緊急時用の手動車輪昇降レバーから前輪格納部の扉まで延びている金属製ケーブルの状況なども調べる。
[<全日空機胴体着陸>高知空港、運用再開 利用者に不安の声]
(毎日新聞)3月14日11時56分配信
全日空1603便の胴体着陸事故で閉鎖されていた高知空港は、14日午前、運用を再開した。到着一番機となったのは大阪(伊丹)発の全日空機で、事故機と同型。定時より9分遅れの午前8時4分、23人の客を乗せ、無事に滑走路に降り立ったが、事故原因の解明はこれからのため、利用者からは安堵と不安の声が交錯した。
[全日空機・胴体着陸:松本空港にも同型機 札幌線にも就航予定 /長野]
(毎日新聞)3月14日12時2分配信
◇JALが運航
高知空港(高知県南国市)で13日、前輪が出ず胴体着陸する事故を起こしたボンバルディアDHC8―Q400型。同型機は松本空港にも就航しており、昨年1月19日には日本航空(JAL)が運航する大阪発松本行きが、離陸直後に前輪が収納出来ず、大阪空港に引き返すトラブルが発生。存続が決まった札幌線にも就航が予定されていた。【藤原章博】
国土交通省航空局によると、同型機のイレギュラー運航は77件で、重大な事故につながるインシデントは1件起きている。松本空港で札幌線、福岡線、大阪線を運航するJALは同型機を9機保有。大阪、福岡、鹿児島の3空港を中心に14路線を運航する。JALは事故を受けて同日午後から、同型機の緊急点検を実施。緊急時に手動で車輪を動かすことが出来るかなどを確認した。
同型機は松本空港の大阪線と福岡線でも運航され、札幌線も来年10月から同型機に切り替わる。札幌線はジェット機MD87型機の老朽化などでJALは休止を発表したが、週7便ある福岡線のうち、週4便を札幌線に充てることで存続が決まっている。
JALが保有する機材のうち、滑走路が短い松本空港に発着出来る機材が同型機だったことなどから、福岡線の枠を充てることになった。また、県は札幌線存続のために同型機の経費などを一部負担する。同社広報部は「同型機を運航させることに変更はない」とする。また、県交通政策課は「国交省の対応を見守りたい」としている。
ボンバルディアDHC8―Q400は、カナダのボンバルディア社製のプロペラ機。ジェットエンジンを使ってプロペラを回す。従来のプロペラ機に比べ、低騒音で高速巡航でき、燃費効率が良いのが特徴。【藤原章博】
[<全日空機胴体着陸>事故調の調査本格化 格納ドアに着目]
(毎日新聞)3月14日12時17分配信
全日空1603便(ボンバルディアDHC8―Q400型)が高知空港に胴体着陸した事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調査官は14日午前、機長(36)と副操縦士(34)、管制官の事情聴取を始めた。午後には事故機の検証作業を本格化する。一方、高知空港は同日朝、滑走路の運用を再開した。
事故機は13日夜、滑走路から撤去された。現地入りした事故調の調査官は同日の調査で、飛行中の音声などを記録するコックピット・ボイス・レコーダー(CVR)とデジタル・フライト・データ・レコーダー(DFDR)を回収。また事故機の破損状況や操縦室などを目視で調べた。
松尾真調査官は同日の会見で「非常用のハンドルを操作しても、前脚の格納ドアが開かなかったケースは、海外での別機種で例があるようだが、国内では聞いたことがない」と述べ、格納ドアの異常を重視。直前の整備状況も含め調査する方針。14日午前は機長らから事故時の状況などを聞き取り、午後には機材で機体を持ち上げて、前脚が下りるかなど詳細な検証を行う。
一方、事故で破損した滑走路の補修作業を進めていた高知空港は、同日午前7時半に運用を再開。午前7時48分に羽田行きの日航機が出発し、午前8時1分には、事故機と同型の大阪(伊丹)空港発全日空1601便が到着した。
【中本泰代、内田幸一、田辺一城】
◇
胴体着陸したボンバルディア機と同型機の緊急点検に伴い、全日空は14日、通常は同型機を使用している高知発大阪(伊丹)行きなど4便の運航を取りやめた。また、中部国際や福岡の発着便8便をエアバス機やボーイング機に変更して運航。
◇異常見つからず…緊急点検
全日空によると、14日朝までの緊急点検で、対象機体の前脚部分に異常は見つかっていない。しかし事故機の他型機であるQ300機1機で、左右の主脚の降下スピードが少しずれるという問題が見つかった。「安全面への影響はない」としながらも、問題解決までは羽田―大島路線1往復を欠航とする。【長谷川豊、種市房子】