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[JAL]今度は飛行中CAが機長席で記念撮影

2007-03-12 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 JAL(日本航空)がまた不祥事。もうさほど驚かないように、私たちもマヒしてしまっていますが、どこまで続くのでしょうか?

 17日前には、[JAL機長]女性宅に盗聴器しかけ逮捕!についてモラルについて記させて頂きましたが、今度は乗客を乗せて飛行中の機内で、完全な規律違反を犯してしまっています。
 事件は昨年12月に起こったものですが、ロンドン発関空行きの便で、事もあろうか同乗していたCAが機長席(左席)に座り、自ら操縦桿を握ってカメラで撮影。機長とCAが交際していたかどうかは不明ですが、あまりにも軽率で身勝手な行動と思います。
 「パチリ」と撮ったのは当然自動操縦中の事ですが、パイロット一人が例えばトイレに行く際には、酸素マスクを着用するよう義務化されているほど、席を離れる事は重大な事です。機長はCAに「良い思い出になるでしょう」などと写真を撮るよう軽い気持ちですすめたのでしょうが、万一急な気流変化などにより、持っていた操縦桿に負荷がかかって自動操縦が解除され、重大な事故になる可能性もあります。旅行気分で操縦するのはやめて頂きたい。
 恐らく今回表に出たのは『内部告発』だと思いますが、JALの中にも本気で再建を望んでいる方が多くいるはず。その人のためにもベクトルのあわない方は自らの進退を決断して欲しいものです。


[飛行中の機長席に客室乗務員、日航が機長らを厳重注意]
(読売新聞)3月12日13時16分配信

 日本航空の機長(45)がロンドン発関西空港行き422便(ボーイング777―200型機、乗員乗客190人)で昨年12月、女性客室乗務員(28)を機長席に座らせて記念撮影をしていたことがわかった。
 日航では「自動操縦中で航行の安全性への影響はなかったが、極めて軽率で不適切な行為だった」として、機長と客室乗務員を乗務から外し、同乗の副操縦士(34)とともに厳重注意とした。
 日航によると、この機長は離陸から約6時間後のロシア・シベリア上空を巡航中、操縦室に飲み物を運んできた客室乗務員に機長席に座るよう勧め、自分が持っていたデジタルカメラで写真を撮影していた。客室乗務員はこの際、自ら操縦かんに手を添えるポーズをとっていたという。